2012/4/8 春休み最終日

設計課題で作った模型たちを壊す

お別れ

頭の中と

データの中には生きているけれど

自室でそれらの模型に囲まれている時

わけのわからない感慨にふけってしまい

むなしいような

さみしいような

ぼんやりとした靄に思考が覆われ

そのまま

無の境地の中で

模型を壊して捨てる

それは

成長のようであり

退化のようであり

廃退のようであり

進歩のようであり

結局のところ

なんだかよくわからないまま

部屋だけがいたずらにひろくなっていく

そして一歩前へ

忘れたくて忘れられないことと

忘れたくないのに忘れてしまいそうなこと

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