今週のライター募集 2018/02/18

本記事は投げ銭制です。役に立ったと思われた方はぜひ。おまけで「今週の応募してはいけない」案件もご覧になれます。

●NHK『ステラ』などの編集プロダクション、ファイバーネット

編集プロダクション、ファイバーネットで編集スタッフを募集中。主な業務が「週刊テレビ番組情報誌の編集・取材・執筆・番組表作成」などとされているので本欄で取り扱った。ファイバーネットは創業20年の編集プロダクションということだが、自社サイトを持っていない(検索すると同名の美容院がヒットする)。

ここで言われている「当社が長年編集業務に参画している週刊テレビ番組情報誌」とは、NHKの番組情報週刊誌『ステラ』のこと。これ、なんで具体的に雑誌名を書かないんだろう?(写真は掲載されている) 採用担当の「古瀬」とは、『ステラ』元副編集長の古瀬俊和さんのことだろう。

業務内容は、先に書いたとおり、週刊テレビ番組情報誌の編集・取材・執筆・番組表作成など。「クライアントである大手放送局」(NHKのこと)の中にある「番組情報誌の編集部」(『ステラ』編集部のこと)に常駐し、番組関係者や出演者にインタビューなどを行う。なお、編集スタッフ11名のうち、女性が8名とのこと。

報酬は「月給25万円以上」。月25時間分の固定残業代も含まれるが、超過分は「別途全額支給」! また、「経験・能力に応じて優遇」される。今回、募集しているのは正社員だが、「業務委託も同時募集中」と書かれている。

詳しい応募方法などはウェブサイトを参照のこと。
https://tenshoku.mynavi.jp/jobinfo-191165-5-4-1/?_adp_c=wa&_adp_e=c&_adp_u=p&_adp_p_md=3226&_adp_p_cp=31665&_adp_p_agr=8106172&_adp_p_ad=4219643

●『ザテレビジョン』などの角川アップリンク

創刊36年を迎える老舗テレビ情報誌『ザテレビジョン』などの編集を行う角川アップリンクで編集記者を募集中。『ザテレビジョン』の出版社はKADOKAWAだが、現在の編集・制作はグループ会社の角川アップリンクが行っている。角川アップリンクの本社は沖縄にあり、『ザテレビジョン』のテレビ番組表の制作などは沖縄本社で行われている。一方、今回募集されている記者は東京オフィスへの勤務となる。

業務内容は、「テレビ局で取材をして、様々な情報を収集。足で稼いだ情報をもとに、週刊ザテレビジョンやwebの記事を執筆」。また、グラビアページの掲載交渉なども行う。

応募資格は特になし。「テレビ等エンタメ関係が好き! タレントに興味がある」人なら未経験者でもOK。ドラマ、アニメが好きな人も歓迎される模様。

募集区分は契約社員。報酬は「月給21万円~」。契約期間は1年以内で、最長5年。正社員登用制度もある。なお、記者の平均年齢は28歳で、男女比は1:3らしい。

詳しい応募方法などはウェブサイトを参照のこと。
https://tenshoku.mynavi.jp/jobinfo-127270-4-17-1/

●海外セレブのゴシップサイト「ハリウッドニュース」

ネットワークインフォメーションセンターが運営する海外セレブのゴシップサイト「ハリウッドニュース」でライターを募集中。タイトル通り、ハリウッドスターのゴシップや映画、テレビドラマ、音楽などの情がメインで、邦画や国内ドラマ、芸能人の情報は一切載っていない。ちなみに運営している会社は非常に固い感じのIT系企業。

業務内容は、同サイトの記事執筆。応募資格は「海外セレブ、エンターテインメントが好きなこと」は当然のことだが、ゴシップ記事は海外の報道がソースになるため、「英文ニュースの内容を理解できる英語力があること。海外生活経験者優遇」という項目のウェイトが大きいはず。

報酬は「記事本数に応じてのお支払い※応相談」。よく「応相談」と書かれているけど、こういうのってどこまで相談に乗ってもらえるんだろう? 生活が苦しくって……と相談すればギャラアップしてもらえるのだろうか? 

詳しい応募方法などはウェブサイトを参照のこと。同時に編集者(契約社員)、アシスタントも募集している。
http://www.hollywood-news.jp/recruit/

●エンタメサイト「クランクイン!」

ハリウッドチャンネルが運営するエンタメサイト「クランクイン!」でライターを募集中。映画、テレビドラマ、アニメ、舞台、グラビアなどのニュース記事が中心。時折、インタビュー記事なども掲載される。

業務内容は、同サイトの記事執筆。記事はどれも短めで、たとえば北原里英のインタビュー記事も900文字足らず。同サイトと併設されている動画配信サイト「クランクイン!ビデオ」への導入という意味合いも強そう。

応募資格は「これまでにWEB媒体でエンタメ関連の記事を制作した経験のある方」。さりげなく「取材・インタビューライターをご希望の場合は、一眼レフカメラをお持ちで商用としてカメラ撮影をした経験のある方に限ります」と書かれているが、これはかなりハードルが高い。インタビューで一般人ならいざ知らず、芸能人を撮影するのは難しく、筆者も記者会見でなら撮影したことがあるが、インタビューでの撮影を依頼されたら辞退するだろう。

報酬は「応相談」。ニュース記事は1本1500円ぐらいだろうか。

詳しい応募方法などはウェブサイトを参照のこと。
http://www.hollywood-ch.com/career.html#staff04

●映画サイト「シネマトゥデイ」

シネマトゥデイが運営する映画サイト「シネマトゥデイ」でライターを募集中。洋画、邦画問わず、毎日多くの映画情報が更新されている。綾瀬はるか、ジョン・ウー、松田龍平など、インタビュー記事も少なくない。

業務内容は「エンタメ系記者会見や映画撮影現場などでの取材」。映画の制作発表やキャンペーンの記者会見などに出向き、会見レポートを執筆する仕事だ。速報性が重視される場合は、会見場で原稿を書いて送ることになる。

応募資格は「エンタメ系の取材経験者」「デジタル一眼レフ(一眼レフ以外は応相談)、モバイルPCお持ちの方」。つまり、撮影も自分で行うということ。たぶん、ミラーレス一眼でもズームレンズを持っていればOK。

報酬は「当社規定によります」。会見自体は短くても、現場に行く時間などを含めると半日がかりになるので、最低でも1万円強は欲しいところ。

詳しい応募方法などはウェブサイトを参照のこと。常に募集しているので、よっぽど人手不足と思われる。興味があるならチャンスかも。
https://info.cinematoday.jp/recruit.html

●「ダ・ヴィンチニュース」などの編集プロダクション、リーズ

WEBメディアに特化した編集プロダクション、リーズでライターを募集中。同社は大手メディアの記事制作を請け負っており、「ダ・ヴィンチニュース」「レタスクラブニュース」「るるぶ.com」などに記事を提供している。同社サイトには記事タイトルは掲載されていたが、各メディア名が書かれていないどころか、各メディアへのリンクが貼られていないという謎仕様だった(いちいち検索して調べた)。

業務内容は、各サイトの記事執筆(たぶん)。「アニメや映画、漫画に芸能、お出かけ情報や美容、面白ネタなど幅広いジャンルをライティングできるのも当社の魅力」とあるので、そのあたりの記事が多いのだろう。

応募資格も特になく、やる気さえあれば「未経験大歓迎で、学歴も不問」らしい。

募集区分は正社員。報酬は「20万円~」。たぶん月給のことだろうが、年俸だったらどうしよう。社内の雰囲気などが知りたければ、「とある社員の一日」「社員インタビュー」などを読んでみよう。社内制度の一押しが「ジュース飲み放題!」。飲んでいる社員の目が死んでいるのが気になる。

詳しい応募方法などはウェブサイトを参照のこと。
http://www.reese.co.jp/recruit/

●出版業界紙『新文化』

新文化通信社が発行する出版業界紙『新文化』で編集記者を募集中。前身の「出版通信」が創刊されたのは昭和5年(!)という老舗中の老舗。現在の『新文化』を発行する新文化通信社は昭和25年創業。募集サイトのキャッチコピー「“出版”の世界にどっぷり浸る!」は伊達じゃない。出版業界人なら知らない人はいない業界紙だ。

業務内容は、同紙の編集制作。「書店・著者・出版社・取次会社など出版に関わる方々への取材と、それをもとにした記事のライティングがメイン業務です」と説明されている。

応募資格は、「出版業界の経験者(職種不問)」。記者・ライター経験者は歓迎されるが、特にマストというわけでもない模様。また、「第二新卒歓迎・学歴不問」とあるように、出版業界に関する知識さえあれば、経験は浅くても若い人を採用したいのだろう。

募集区分は正社員。報酬は「月給20万円以上」。交通費全額支給、残業手当あり、賞与は年2回。

詳しい応募方法などはウェブサイトを参照のこと。
https://tenshoku.mynavi.jp/jobinfo-212590-4-3-1/

●今週の「応募してはいけない」

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