私の刑事弁護費用

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私は刑事弁護を結構やる方だと思う。腕はいいのかどうか知らないけど,雇ってくれる人はいる。

私の弁護「費用」は32万4000円。

要するに,30万だ。

取りっきり。

基本的に追加報酬はない。

基本的に,というのは,特殊な場合はもらうけども,という意味で,再逮捕くらいではもらわない。

無罪報酬は欲しいなあと思うけど,結果に対する報酬もない。

今まで「この執行猶予はパンチきいてるだろ!?」って思った事件は2件あるけど,報酬はない。

保釈も結構通す方だと思うけど,保釈なんてものは通るときは通るし,通らないときは何をやっても通らないので,報酬はもらわない。

ただ,件数が増えすぎているので,来年からは,特にご紹介のない方は,40万円に上げようかなと思っている。

でも,結局30万円で行くと思うなあ。

お金儲けしようと思ってないので,この仕事で。

月に1回,私選の仕事を頂戴して,それで事務所経費賄えたらいいなあ。

今,そんな感じだけど,結局。

国選も続けますよ。

国選は国選のやりがいがある。

昔,府警本部に接見行ったんすよ。この話,あちこちで腐るほどしてるんで,聞き飽きた方もいると思うんですけど。

そこに,とあるブル弁の先生がいた。

なんというのかなあ,仕事は街の弁護士さんだと思うけど,ブル弁。

だって,生活環境が,我が親父殿と同じだもんね。

我が親父殿は,富裕層だからね。私,富裕層出身だということを隠してないけど。

その富裕層の親父殿と生活環境が同じ。

ブル弁。ガチの。

その先生が府警本部の留置場の入り口にいらした。

「先生,刑事されるんですか!?私選ですか!?」

と思わず聞いた。

「するよ。これは私選だけど,国選もするよ。」

マジかって思った。

私,弁護士なり立てだったから,ブル弁は国選しないって思ってた。

「大山さん,国選弁護は我々弁護士の根幹だよ。あなたもずっと続けなさいよ。」

響いたっす,マジで。

ブル弁,かっこいいっす。

ということで,私はずっと国選をやるんです。

ピンハネにキレながら。

最後に必ず国選ピンハネの話をしないと気が済まない。

(この記事は以上です)

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