若手弁護士の売上げモデル私案

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若手弁護士の売上げモデルってのを考えてみたい。

「どれくらい稼いだら食えて,そのためにはどういうプランがあるか」ってことですね。

まず,若手というのが何歳かって問題が生じるんだけど,私のような「見た目は50期前半!態度は40期前半!の60期前半!!」みたいなのは置いておいて,まあ,30歳をベースにしましょうか。

民間給与実態統計によれば,平成24年の30代前半の平均年収は382万円だそうだ。

統計を見ると色々書いてあるが,私立文系に指定校推薦でスベリ込んだ当職には難しいことはよく分からんので,380万円を15か月で割って,25万円を30代前半の平均月収とする!しかも,これを全部生活費に充てられるとする!

おー,いきなり適当な算出!モデル私案の行く末が危ぶまれる!

弁護士が偉いわけじゃないし,弁護士だからって儲かるわけでもないし,弁護士だからって高給取りなわけじゃないけど,やはり倍の50万円は毎月の生活費としたい。

若手のうちはランニングコストが少ないから,まあ,60万円売り上げたら,手元に50万円は残るんじゃないですか。

おい!この私案,大丈夫か!ドンブリすぎんか!

60万円を毎月稼ぐにはどうするか。

国選。これはありますね。

ただ,普通に当番を待つだけではあんまり売上げにならない。

私の去年の国選報酬は合計で120万円。裁判員裁判を1回やってこれだから。月10万円。今年は裁判員裁判をやってないけど,120万円くらいにはなりそう。

まあ,モデル私案(ただし,ドンブリに限る)だから,もう国選は月10万円もらえることにしちゃおう!

あと50万。

顧問料。そんなん若手にあるわけねえ。

もしツテがあって,顧問先がある人は楽でしょうね。合計で月10万円もあれば非常に楽。

前も書きましたが,顧問料50万あったら,それで生活できる。だから,顧問先様というのは,パトロンですよね。

顧問料はナシにしよう。あと50万(かわらず)。

残り50万を法テラス案件でカバーするとなると,3~5件受けないといけない。

もし,法テラス案件でないなら,2件の民事事件で行けそうですね。

私選の刑事弁護とか,訴額のでかい民事事件だと,一発で50万ってのもあり得るけど,若手のうちはそんなのをアテにしない方がいい。

すると,結局は,事件をどれだけ受けられるかってことにかかってくるように思う。

年月が経っていくと報酬が発生するタイミングも出て来るけど,最初は着手金しかないですしね。

じゃあ,どうやって事件を受けるかってことになるけど,これは「私の仕事獲得法」で書いてます。モロ見えのステマ。

表現するのは難しいですけどね。

プロデビューしたとき,「月の売上げ50万円!」を最初の目標にしましたね,そういえば。

(この記事は以上です)

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