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山に登るって楽しいなぁ

先日、秋晴れのとても気持ちのいい日に、
福岡県太宰府の宝満山に登りました。
「地元では小学生も遠足で
登る山だから大丈夫だよ」
と言われ、機会があれば
登ってみたいと思っていた山でした。

でも、機会があれば・・・というのは
なかなか実施できないものです。
たまたま予定していたことがなくなり、
チャンスは今しかない!と決行しました。

太宰府天満宮の奥?にある竈神社の
近くから登り始めます。
遠足でいく山だからねと林の中の
山道をイメージしていたのですが、
とんでもない!!! 
ゴロゴロおおきな岩の階段状の道が
延々と続くではないですか。

「大丈夫だろうか・・・」不安がよぎる中、
かんかんと何かが落ちてきた
小さな音がしました。「なに?」
しばらくすると、また、小さなかんかん。
「どんぐりよ!どんぐりが落ちてるんだわあ」
土の道に落ちるだけなら気がつかないだろうけれど、
岩の階段の道だから気がついたのです。
「いいこともあるじゃん」と思ったら、
周りも見えてきました。
ミズヒキの赤い小さな花が可憐に咲いています。
直径3メートルくらいはある大木の杉。 
修験道の山でもあったらしく、
鳥居や痕跡の場もありました。
白いそばの花に似た小さな花の上で
アサギマダラが優雅に舞っています。
顔をあげて見上げると、
木々の間の木漏れ日も美しい。

6合目を過ぎたころ、ぽっかりと窓のように
下界が見えるところがありました。
素晴らしい景色です。
ふんわりと浮かんだ雲もかわいらしい。
水分と飴玉でエネルギーを補給し
元気を取り戻しました。

『百段がんぎ』というげっそりとなりそうな
階段もなんとか乗り越え、岩場もよじ登り、
最後の急な階段を登ったら、ついに山頂です。
829.6mを登り切りました!! 

ばんざあい!頑張ったぞー!

巨大な岩がいくつもある山頂でした。
景色は本当に雄大でした。
遠く玄界灘が見え、福岡ドームや
タワーの向こうに能古島も見え、
海の中道から志賀島まで見え、感激しました。

ああ、こんな高いところまで
登ってきたんだなあとしみじみと思いました。
苦しくて、足を上げるのもつらくて。
でも、一歩一歩ゆっくり自分のペースで歩くと
時間がかかっても必ずたどり着くもの。
頭ではわかっているけれど
実際に味わうと苦しいゆえに
すがすがしさは例えようもないほどでした。

山を下りたら、何もしないのに
足が震えるという現象が起き、
もちろん次の日は全身筋肉痛でした。
それでも、山に登るのって楽しいなあと、
近くの山にも挑戦してみたい気持ちが
ムクムクと湧いてきています。

自然は脅威も見せつけるけれど、
新しい力も与えてくれますね。

あっこさん

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