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木はあたたかい

ほとんど日課のようにしている
朝のラジオ体操ですが、
さすがに冬になるとわざわざ
北海道神宮まででかけるのが
寒くてとっても億劫です。

そのうえ、札幌の日の出が遅くて
今日は調べたら6時51分。
6時半のラジオ体操に間に合うには
6時ちょっと前には家を
でなければなりません。
まだ、真っ暗なのです。

今朝も、あったかくて気持ちの良い
布団の中で起きるか起きないかと
一人問答を始め、今日は「起きる!」
が勝ちました。

いつも歩くコースは墓地の中ですが、
今日は、さすがに真っ暗な中を歩くのが
ちょっと不安で、円山公園の中を
通ってラジオ体操会場に着きました。

体操をしていたら、だんだん空が
明るくなってきました。
野鳥の声が聞こえ、エゾリスが木を
上り下りする様子が見えて
やっと「やっぱりきてよかった!」

その後お決まりの原生林の中を歩きます。
今日は、歩いているときにふと
冊子で読んだ文章を思い出しました。

「新型コロナウィルスの問題で、
非接触行動、頻繁な消毒行動が
長期化すると、人々の
腸内の細菌叢(微生物)が
脆弱化して抵抗力を失うのではないか
という仮説に行き当たる。
ただ、この細菌叢は人体だけでなく
他の動物やさらには自然の中にも
膨大な量で生息している」

それなら、この原生林にも
生息していることになります。
木々が出している酸素を胸いっぱい
吸っているだけでも大きな
恩恵があると思いますが、
今日はもっと積極的に木と
近づく方法をとることにしました。
仲良くなるために木を
ハグすることにしたのです。

早朝は寒いし暗いしで、すれ違う人も
ほとんどいません。
だから、誰かに見られたら
恥ずかしいと思うことも全くなく
大きな木をハグしたり、撫でたりと
触りまくってきました。

そして大発見は「木は温かい!」
っていうこと。
それに、触ってもハグしても
嫌がって離れていくこともありません。
もちろん、マスクなして話しかけても
大丈夫です。

朝の散歩にもう一つ
大きな楽しみをみつけました。

わこ

※この文章は2020年12月に書かれたものです。

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