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最短距離で

先週からの風邪とまだサヨナラできずにいます。
ずーっと微熱。風邪を治すための近道は栄養、睡眠、禁酒だという、、、

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昨日は夕方から夜遅くまで街へ出ていた。

行きの車から見える月がとても綺麗だったのだが、運転手が中秋の名月であることを教えてくれるまで、その事をすっかりと忘れていた。

何だかんだと忙しい日々で、季節に対しての敏感さを失っていた事がショックだった。きっと季節だけでなく、色々な部分で気を配れていないことがあるのだろう。それは自分では気づけない。

夜も深くなった頃、大好きな場所でお酒を飲んだ。

マスターにリクエストを訊ねられたので、お言葉に甘えて『翳りゆく部屋』を流してもらった。
この曲の話をきっかけに、マスターが色々とお話してくださった。端から見たら、進路相談に近いようなものだっただろう(笑)
マスターが話してくださったことを僕なりに要約すると『最短距離を目指すな』と言うことだと感じた。

確かに何事においても、やみくもに最短距離を求めてしまう事は多い。勿論、最短距離ってのが悪いわけでは無いこと位は分かっている。しかし、忙しい時なんかは、自分が楽をしたいから、効率だけを求めて、色々と理由をつけて最短距離を探してしまっているかもしれない。そして、最短距離で進めない自分に腹をたてたり、、、

寄り道したっていいじゃない。口では言えても、なかなか本気では思えないものだ。
最短距離に捕らわれず、歩む道で得られるものを大切にしたい。

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そんなことを考えながらの帰り道。バスも電車も逃し大好きなMKさんを呼んだ。ドライバーさんは近道について熱く語ってくれた。僕も知らない細道、アルファードの革のシートから綺麗な月を眺めながら、やっぱりタクシーは最短距離がいいなと思った。

そして今夜も、風邪完治への寄り道をしに、街へ繰り出そうと思う。

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