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はやさ

最近は、毎日のように京阪電車に揺られる日々です。
端の駅から端の駅まで乗ることが多いので、やはり何の迷いもなく特急の扉へと吸い込まれます。

しかしこの前ね、親しい友人と大阪から京都へ帰るときに、「普通」に乗ったんですよ。普通ってのは当たり前ですが、全部の駅に止まるわけで、遠くへ行くとなると時間がかかるんですよね。

でも、どこにも普通は「おそい」なんて書いていなくて、実際に乗ると「はやい」んです。友達と二人で『普通はぇ~な❗』って。
ただ全部の駅に止まるってだけで、勝手に速度が遅いって思い込んでたんです。もちろん終点までの所要時間は特急より長い
んですが、決して遅くはありませんでした。

今の自分に必要なものを見極めるのって大切だと思いますし、難しいことだと思います。予見や推測だけでは実際のところ何もわからないもんです。オーバースペックであったり身の丈に合わないものって、一見すると成長した気や大人になった気がするけれど、あくまでもそれは気分なんだと思います。

はやい特急に乗って生まれた時間を、普通で過ごす時間より有意義に使えるのかなぁ。

その日は人身事故でダイヤが乱れていて、みんな難しい顔して目的地まで先に到着する電車に乗るために、駅員さんの声に耳を傾けていました。

そんななか、のんびり普通電車に揺られながら友人と言葉を交わす時間はあっという間で、時間の流れは「はやいなぁ」って。

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