小さな先生
あけましておめでとうございます。
今日は、昔書いていたものが出てきたのでそのまま載せようと思います。一昨年の冬のことです。
ちなみに今はゼミの研究発表会の最中です。
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無知であれ
車を運転していたときのこと。大通りから左側のマックに入ろうとした。僕は免許持っているので、ルールはわかっている。それに則って一時停止をした。左右を確認したら男の子がいたので待った。男の子は車に気づいて立ち止まった。どうぞって手をだすと、男の子は深く頭を下げて小走りに横切っていった。
彼は歩行者優先というルールは知らないはず。だからこそ、自分の気持ちに正直に、僕に道を譲ってくれた。僕が男の子に譲った行為には、少なからずルールに則ったという意識がある。かないませんわ。
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このときのこと、今でも覚えています。
みなさんには、『自分が歩行者なら』って考えてほしいのですが、きっと僕なら車に気がついても足を止めないのだと思います。
当時、この文章に『無知であれ』とタイトルをつけたことを後悔しています。
この彼は無知であったから立ち止まったのではなく、優しい心を持っていたから立ち止まったのだと今では思います。
彼は、二度も僕に大切なことを教えてくれました。
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