ゲーム_オブ_スローンズ-第一章_七王国戦記

海外ドラマは「相性」だ

私は、プリズンブレイクはシーズン1、ウォーキングデッドはシーズン3、24はシーズン1でドロップアウトした経験を持っています。しかし、そんな私が、ようやく完走できたのだ。

もとから、海外ドラマを熱心に追いかけているわけではないが、たまーに見たくなる波がやってくる。5月あたりからそのビックウェーブが来たのだ。

その波に乗ったのは「ゲーム・オブ・スローンズ」というHBOのドラマ作品だ。

出会いは、オールナイトニッポンでパーソナリティーもやっているテレビ東京局員の佐久間宣行さんが面白いと呟いていたからなんですけど。笑

本作は、最近、最終章のシーズン8が終わり、完結となった作品である。計74話という超大作だ。1話が60分のため、完走には74時間もかかってしまった。。今思い返すと「長かった」という気持ちでしかない。

内容はというと、王道ファンタジーです。詳しくは、wikipediaでお調べください。笑

なぜ、ゲームオブスローンズを見続けられたのか。
・圧倒的なスケール感
・分かりやすい対立関係
・物語のスピード感
・キャストの現実での成長

・圧倒的なスケール感

海外ドラマの邦画とは違う点として、費用の注ぎ込み具合が桁違いということだ。特に、ファンタジーものでは顕著に現れてくる。セットの作りや、CGの出来が素晴らしいのだ。ドラゴンやアンデッドなど、ド派手な演出は一見の価値があると思う。

・分かりやすい対立関係
本作は、家柄の対立や王座の取り合いが主軸となっている。対立関係を把握するときに、参考とすべきは名字(family name)だ。家同士の対立は名字を追っていけば分かりやすい。家の数もさほど多くないため、見続けていれば自然と覚えてしまうだろう。

・物語のスピード感
海外ドラマをドロップアウトしてしまう理由として一番大きいのは、スピード感の欠如だ。一話ごとに大きなピークが設定されているため、単調ということは全くない。大きい出来事の前の部分である「嵐の前の静けさ」が間延びしすぎていない。「嵐の前の静けさ」が間延びするのは本当にもったいないと感じる。

・キャストの現実での成長
ゲームオブスローンズのシーズン1は2009年に放送された。シーズン8は2019年に放送されたため、始めから終わりまでは約10年の時が経っているのだ。

この時の可愛い少年が

シーズン8ではスイも甘いも覚えた青年になっている。このブランドン・スタークは作中では、童貞だが、リアルでは童貞なんかとっくに捨ててしまっているだろう。

やはり子役のキャストの成長は顕著に表れてくるし、ストーリーの構成にも役立つと思う。(流れが視覚的にわかりやすい)

相棒はシーズン17まで続いている超大作だが、主演の水谷豊が顕著に顔立ちが変わるということもないだろう。ただ、相棒は日本が誇るシリーズものだ。

飽きずに見続けたのは、以上の事柄があったからだ。正直シーズン5くらいで飽きてしまっていた、、しかし、これまでかけてきた時間と天秤にかけたときに最後のオチを見るまではやめられないという義務感が生じたのだ。(最後のオチについてはP.Sまで)富士山を8合目まで登って雲海を見ずに下山できるほど冷めてはいない。


これは、ゲームオブスローンズの宣伝でもなんでもない。ただの感想文だ。これから海外ドラマを見たいという人にはお勧めしない。なぜなら長すぎるからだ。SFやファンタジー系ならば、Netflixのストレンジャーシングスやアンブレラアカデミーはまだシーズン3とかなので追いつけるだろう。

何が言いたいかというと、海外ドラマは見たいという初期衝動はものすごいが、シーズン制や一話の長さが、飽きを助長する要因となっているのだ。見切れないと思ったら撤退して、映画の一本や二本を見た方が有意義だと思ってしまう。


P.S

ゲームオブスローンズのシーズン8は絶対に脚本から練り直した方がいい。決して綺麗なオチとは言えないし、これだけ時間をかけて見てきたのに台無しているようなものだった。3話目くらいまでは良かったが、そこから最終話まではガッカリだった。大作の最後ぐらいパーッと気持ちよく終わらせてほしいものだ。











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