見出し画像

FL StudioでReason Rack Pluginを440Hz以外で使用する方法

画像2

 Reason Rack Pluginにはスタンドアローン版にある『グローバルチューニング』が存在しません。よって440Hz以外に調律する場合は、以下のようにピッチベンド情報を送って無理やり設定することが一般的?だと思います。(今回は442Hzにしてみます)

画像1

 しかし、Reasonの場合は一度シーケンスを停止するとなせか音源のピッチベンドがリセットされ440Hzに戻ってしまいます。今回はこの問題の対応策をご紹介します。(ちなみにNuendoでは大丈夫だったのでFL Studioだけの問題かもしれません…)

画像3

 Reasonのラック背面にはCV情報を各パラメーターに送信できる端子が用意されています。ピッチホイールにも送信できるので、今回はMatrixのCurveCVを接続して、CV情報を送信することにします。

画像4

 Matrixに移り、CurveCVで送る値を設定しますが、細かい設定はできないのでパラメーターはMAXにします。また、常に信号を送り続けたいのでStepは最小単位の1とします。

画像5

 この状態で再生すると、音源のピッチベンドレンジで設定した上限までピッチが上がります。デフォルトでは7半音上(完全5度)まで上がっていると思います。では、Reasonの背面画面に戻ってモジュレーションのかかり具合を微調整しながらピッチを正確に合わせていきましょう。

画像6

 微調整の結果、音源のピッチベンドレンジは11、背面のモジュレーションは1とすることで、ぴったり442Hzにチューニングすることができました。

画像8

画像7

 これでシーケンスを停止しても440Hzにリセットされずに正しいピッチでReasonを使用することができます! ちなみにこの状態でシーケンスにピッチベンド情報を打ち込むとピッチがおかしなことになるので、実質ベンドは使えないと思った方がよいかもしれません…。

 今回の記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?