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「幸せとは何か」を考えすぎると、どんどん幸せに鈍感になってゆく

誰かがご飯を作ってくれて、隣に大好きな人がいるというだけで泣けて来たことがある。

日常でそんなことが起きたことに、自分自身が一番驚いた。


前よりも、ずっとずっと目の前の幸せに
向き合えるようになりました


仕事や人生、人間関係、未来
そんな漠然としたものにとらわれてしまって


「私の幸せとは何だろう」
「自分の未来ってこれで合っているのか」


なんて、考えだした。


いつしかそれは、自分と他者を比較して
会社という組織に属していることへの
疑問となり
もっと良い場所があるんじゃないかという
焦りになったりする。


私は社会人になってから
1年と数ヶ月の時期に
一度、精神科にかかったことがあります。

実はその時は、仕事自体は順調。
実績がなかった私が評価してもらえるようになった時期だった。


繁忙期ということもあって
1週間が、1ヶ月が、
とても長くそして、

とてもとても短く感じていた。


走った先にあるものが
自分の夢に繋がっているものだと思った。

目紛しく楽しい日々。


しかし、出来ないことが出来るようになったり
成長を目に見えて実感できていても、
少しの休息に感じたことは
「なんだか、幸せでない」という
ぽっかり真っ白な、
とてつもなく寂しい感情。


その時は
・人と会っている時は楽しいし超やる気が出る
・1人になると何もやる気が無くなる
・夜眠れなかったり早く起きてしまう
・金縛りに合う
・体が寝ても休んでもとにかくだるい
・仕事をしてないと不安になり夜にパソコン開く
・突然の頭痛が定期的に起こる
・やる気に満ちていたのに1人で急に悲しくなって泣く
・PMS悪化
・階段だけで、動悸がしたり息切れがしたりする
etc...



「人と一緒にいたら普通に元気だから
常に人と一緒にいよう!(^^)」
というポジティブなんだかネガティブなんだか
分からん思考に走り、本当にずっと会社に入り浸っていた笑。


この仕事をこなせていたことが自信。


けれどもそれでもいつしか、この不安定な時間をどうやって自分で
処理をしたらいいのか耐えられなくなって
精神科を受診しました。


上司に相談しても意味がないと
思っていたけれども
相談したことで見えた道


「相談しても結局話の最後は、
頑張ろう!に行き着く。


答えが見えているのならば相談しない


というのが当時の私の考え方だった。
誰も私の悩みは解決出来ないし
解決できるのは自分しかいないし
出来ない自分を見せたくない
という考え方。


どうせみんな私のことを出来ない人間だとか
思ってるんだ!とか笑。
(今思うとめちゃくちゃ成長を停滞させていた考え方笑)


なによりも、
みんなよりも頑張れていない私が
弱音ないて言えない、もっと頑張っている人が
目の前にいる、と思った。


そうすると、頑張れていない自分に
自己概念が下がって更に
落ち込んで頑張れなくなって…落ち込んで…
というループにハマるので
皆さん気をつけて下さいね、笑。


私の元々真面目な気質から
社内で信頼している
マネージャーだけには思いや今の現状を
打ち明けようと話しをした日。

結論、頑張ろうって

言われるんだろうな。なんて考えていたけれど

その時一緒に寄り添って話してくれたことが

今、私の大切な教訓になっています。


①今の現在位置を理解しよう
②比較対象を正しく設定しよう
③目的を見つけてみよう


①今の現在位置を理解しよう

何かを達成したい時に、
まず自分の現在位置を把握すること。


自分の実力を知らなくては

次へ行くことができない。


例えば全く山登りをしたことがない人が
突然、「富士山に登る!」なんて3日で
できるわけがない。


勿論、目標は「富士山に登る」で上を目指して
良い。


自分は山登りの
初心者なのか?
経験者なのか?
上級者なのか?
を知ることで次のアクションが決定する。


初級者は初級者のやるべき事が、
上級者には上級者のやる事がある。
それを見誤って、
自分が出来ないと決め付けるのはとても
もったいない。

今、自分の持ち札は何だろう? 
これから私ができるようになりたいことは
何だろう?

書き出してみるのも、考えてみるでも良い。

現在位置を正確に知ることで
実は自分は意外に出来ていたり、
出来ていなかったりに気付ける。


書き出して見ても、全然認められない

客観的に見られない人は、まず周りの人3人に
今の自分ってどう思う?を
聞いてみよう。


もしかしたらそれは自分が思っている事実では
なくてイメージかもしれないが、
結果その3人に伝わっていることの方が
自分が自分を見ているよりも


あなたの実力を正確に言っていたりする。

②比較対象を正しく設定しよう

目標は高く持つべきだが、
比較対象を間違えてはいけない。

勿論、レベルの高い人と比べることで
もっと頑張る!と燃える人もいるので
それはそれで良いと私は考えています。

山登り初心者、何も持ってない人が
エベレスト上級者と比較しても
何も見えない。


まず自分と向き合うこと。
初心者から上級者に上がる方法ではなくて
まずは、初心者から中級者に上がる方法
を。


ただレベルの高い人を見て
「意識を変える!」
「頑張る!」
「次元の違う行動をする!」

って実は何も成長しない。

登山靴を買って地道にトレーニングを
始める。


意識なんて3日で冷めてしまうからこそ
何が出来たら次のレベルの人になれるのか?
を明確に決めてゆくこと。


私の自己概念が下がってしまったのも
ここに原因があって
同期や年の近い人が周りに居なかった。


だから、実力不足に悩んでいた。

でもだからこそ

どうしたらそうなれるかを考えれば良い。

先輩と差があるのは仕方がない。


いつか追い越すために
こんなところでは、絶対に立ち止まりたくない。


③目的を見つけてみよう

漠然と不安になることは無くて、
目的地を決めれば大丈夫。

進む方向が分からなければ、みんな不安になる。

そもそも登る山さえも
選択できない。
だからこそ、分解して分解して
自分が何を目指しているのかをみつけるべし

例えば
不安になるのは将来が不安だから

将来が不安ってなぜ?

やりたいことが見つからないから

やりたいこと見つけるためにはどうしたら良い?

夢中になれることを見つける

好きなことを書き出して、自分の好きを見つける

好きなことから行動してみる


意外に分解してゆけば

小さな目的から、大きな目的まで

現実的に見つけることができる。


最初の話しに戻るが
「幸せってなんだろう」への回答。

結論、あなたの幸せを見つけるしかない。


だからこそ、今幸せでないと嘆くのは
思考は行動の変化になり、

苦しみになることもある。

だから出来ればあなたもはまらないでほしい。

「幸せってなんだろう」
と思い始めたら、
まず自分の現在位置・持ち札を確認し
どんな状態が幸せなのか、目的を
明確に描こう。

あとは、走り出すだけ。


描けなかったら、なぜ描けないのか?
問うてみるのも良いし
仮で小さな目標を決めるでも、良い。


ここからは、映画の話と織り交ぜて


映画、ボヘミアン・ラプソディで印象的なシーンがあった。


※ちょっとだけネタバレ有り!
そしてニュアンスで覚えているのでセリフは
完全ではありません。



富も名誉も自由も手に入れた

でも孤独になってしまったフレディ・マーキュリーが雨の中でメアリーから言われた一言。

マーキュリーは「君に側にいて欲しい、僕には君が必要だ」と嘆く。


それでも同情で、一緒にいることなんて選択しない、メアリー。

あなたはもう愛されている、何が不満なの?


この一言は実に秀逸だった。

メアリーには見えていて
マーキュリーにはあまりに近過ぎて
見えなかった足元。


誰か1人でも側に居てくれること

美味しいご飯が食べられること

夢を自由に描けること。


幸せでない、愛が無いと嘆く前に
それは本当?と投げかけてみたりする。


誰かの正解の幸せに、

みんなが向かえるはずがない。

みんな幸せの定義が違うから、もしかしたらこの世界は回っているのかもしれない。




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