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明日の私のことなんて、分からない

東京で、心が軽くなった出来事があった。

ある人に、今の自分の仕事の相談をした。


社会人になって、時々息苦しかったし
この生ぬるい息苦しさからはもしかして今の仕事を続けていたら

この疲れからは一生抜け出せないのでは、とも思った。


試練なのだと言い聞かせても
確かに先は見えているんだけれども
それがいつまで続くんだろう?
という少しの恐怖。


「今の仕事にやりがいはあるし
人とのコミュニケーションも好きなんです。
でも、今、うまくいっていないんですよね。
周りの人は私より仕事ができるんです」


答えを求めているわけではなくて、何となく話した。


「うんうん、どうして、貴方はその仕事を選んだの」


笑顔の質問に、まるで就職活動の面接の時を思い出したように
何度も何度も話したことのある染み付いている志望動機を私は話した。


「うん、今の仕事が貴方は大好きなんだね」


そう言った後に


「きっと学生の頃の貴方は一生懸命今の職場を選んだよね。
希望や夢とか信じて入ったわけだ。
じゃあ今の貴方だったらどうなんだろう?

社会人になって、世界が広がって、いろんなものを1年間経験して
その今の貴方が感じるものは何だろうね」

今の私から見た社会。


「人生にはいろんな選択肢が、ある」


過去の思いとかに振り回されるのではなくてそれでも
それでも、自分はここに居たいかどうか。


そう思ってみたらとてつもなく
心が軽くなる。


正直に生きることは難しけれど
今の自分を、ちゃんと大切にしてあげること。

過去ではなく、未来でもなく、現在。


明日の自分の考えることなんて

今日の私だって、わかんない。

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