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創業6期目で「MISSION / VISION / VALUE」を初めて作ってみた。

TechBowlの小澤です。2018年にTechBowlを起業して、6期目を迎えました。
これまで必要性をあまり感じていなかった「MISSION / VISION / VALUE」をちゃんと作ろうと思い、社員合宿を開催しました。
普段滋賀や福岡からフルリモートで働いている社員含め、13名全員がオフラインで集まり、1日みっちり議論しました。

1.MVVが必要だと感じた背景

社員が増え、事業も広がり、「事業」と「組織」のシンクロ率を上げる何かが必要だと感じたからです。この2年間で社員が5名から13名に増えました。年内に追加で4,5名の入社も控えており、一気に社員が増えました。副業のメンバーをいれるとまもなく50名を迎えます。

・ユーザー登録数はまもなく8,000名、メンター数は120名を突破。
・スキルアップできる独自教材は20種類200問を突破。
・メガベンチャーの25新卒承諾者第1号がTechTrain経由の紹介で決定。
・昨秋開始したダイレクトスカウトサービスはすでに10社以上で利用開始。
・企業研修(リスキリング)で上場企業数社からリピート発注。
・ほぼ口コミだけだったが、年明けからマーケティングを本格開始。

など、おかげ様で事業もようやく形になり、(まだまだですが)伸びてきました。

また、コミュニティの盛り上げや展示会出展等、やりたかったけど手が足りず諦めていた部分もどんどん着手できるようになってきました。

半年で4つの展示会に出展予定。ブース装飾は全て内製です👏
肉を食べながらTechTrainを楽しむニックトレイン🍖
3拠点で総勢60名以上の学生がオフラインで集まってくれる予定です👏
今後ポテットレインやらナゲットレインやらもやりたいねーという話になっています🚃

一方で、

・新しい人がたくさん入社してきて、誰が何をやっているのかわからない。
知らない間に細かいオペレーションや方針が変わっていた。
・リモートメンバーが多く、勤務頻度もばらばらな為、情報の抜け漏れ、誤解が増えた。
・似たような資料やマニュアルが増え、確認が増え、スピードが落ちた。

など、せっかく事業を大きくするために色々な仕事に取り組みたいのに、わからない、遅くなる、ということがちらほら出てきました。

ノビテキター!!! とワカラナ-イ!!!は共存し続けるものですが、放っておくと色んなところで
亀裂が生まれるよね。定期的に見つめ直す必要あるね。というお話をしました。

2021年頃にMISSIONを「エンジニアリングで日本の国力を上げる」に決めたのですが、当時まだ社員も3人くらいだったので、VISION、VALUEは後回し(というかじっくり考えれる余裕が今以上になかった)にしていました。

事業と組織のシンクロ率を高めるために、何をどうするのか。色々ボードメンバーで考えた結果、今回ちゃんとVISION・VALUEも決めようと思い、MVV合宿を行いました。

3つの事業と50人の組織。各々が自ら決めて、進めて、試していくために
MVVをちゃんと作ろうと決めました。

2.MVV作成に入る前のウォーミングアップ

MVVを作るぞ!といきなり言っても、なかなかすぐに作れるものではありません。普段取り組んでいる具体的な仕事とは最もかけ離れた抽象度の高い内容、かつ経営・事業・組織を繋ぐ力強いワードが必要だからです。そこで午前中は、3チームに分かれ、「ランダムプレゼンマッチ」を実施しました。
事業と組織を具体的にリンクさせながら、立体的なイメージ、手触り感をもってもらうことが目的です。

・ランダムプレゼンマッチ

具体的には、4色のカードから1枚引き、引いた相手に対してチームで質疑応答に即興で答える、という形式のバトルを行いました。

ランダムプレゼンマッチのルール
ポケモン好きが多いので、今回はポケモンUNOを拝借。
ヒバニーはクライアント、ピカチュウはユーザー、カメックスは採用候補者、そしてリザードンは投資家。引いたカードの相手に対して3分質疑応答で戦います。
自社候補者を引いた「走る肉」チーム。
肉とランニングが好きなチーム。エンジニアとデザイナーで構成。
なんで入社したの?同業他社とどこが違うの?どういう人と働きたいの?など、
候補者から普段よく聞かれる質問に即興で答えていきます。
新規ユーザーを引いたベテランチーム。
エンジニア、キャリアアドバイザー、CSで構成。
年収を上げたいのですが、TechTrainを使えばどのくらい上がりますか?RankUpするにはどのくらいの期間がかかりますか。高校生ですが使えますか?などこちらもリアルな質問が飛び交います。
投資家を引いた20代チーム。
セールス、エンジニア、ユーザー育成担当で構成。
今後の事業計画は?事業シナジーを生み出すとしたらどういうVCと組みたいのか。調達した資金を何に使うのか。笑顔と気合いで戦います。
獲得できる点数は減るがボードメンバーを1人借りることができるお助けカード「メタモン」。
結果どのチームも借りることなく自力で戦ってくれました。
優勝は20代チーム🥳
勢いと愛嬌、そして自分たちの経験を元に粘り強く戦ってくれました👏
豪華ランチGET🍱

3.MVV策定


午後はいよいよMVV策定。午前中のチームでそのまま取り組んでもらいました。互いの職種や業務理解もでき、活発な議論が続きました。

TechTrainが電車モチーフだから、ビジュアル的に電車を連想させれるといいよね。という4人。
一般の人でも言えるキャッチコピーになってるR社ってすごいよねーという話をしている3人。
ベン図だよ!!!ベン図!!!と円を何個も描く3人。

こちらも各チーム2回プレゼンを行い、磨き上げ、最後は20分ほど全員でディスカッションしました。最終的にTechBowl社のMISSION /VISION /VALUEは下記の通りとなりました。

4.TechBowl社のMVV

・MISSION(使命)

「エンジニアリングで日本の国力を上げる。」

日本の未来をエンジニアリングで切り拓く。TechBowlは、優れたエンジニアを育て、多様な企業に供給することで、技術の発展を牽引します。これにより、企業の事業やサービスが飛躍的に進化し、その成果が国内外で認められ、結果として日本の国力(GDP)が飛躍的に向上します。未来のイノベーションを担うエンジニアたちが、挑戦し、成長し、日本を世界のテクノロジーリーダーに導く。それが私たちの使命であり、日本のエンジニアリングが国を強くする力であると確信しています。2021年当時に考えていたことはこちらです↓

・VISION(理想像)

「テクノロジーを支えるすべての人のターミナルに。」

ただエンジニアを増やすだけではなく、テクノロジーを支えるすべての人が成長できるきっかけ(始発駅)であり、成長してまた戻ってくるゴール(終着駅)でもある。交通機関が多く集まり、人の乗り降りが多い所。というターミナル本来の意味の如く、さまざまな人が集まり、混ざり、面白いものが生まれるエネルギーが集まった場所、という意味を込めています。

TechTrainは単なるエンジニアのスキル向上だけでなく、非エンジニア層や教育者にとっても価値あるプラットフォームとなってきました。エンジニアだけでなく、テクノロジーに関わるすべての人にとって、基礎的な理解や活用が可能な場となり、より広範な知識と経験を提供しています。これにより、テクノロジーが社会全体でより身近になり、持続的な学びの機会が提供されています。技術を理解し、活用することで、個々の専門分野での成長だけでなく、より豊かな教育環境や生活の向上も期待できます。TechTrainは、テクノロジーの進化を支えるために、異なる分野やバックグラウンドを持つ人々が共に学び、成長するためのターミナルとして、進化していきます。

・VALUE(価値観)

価値観は議論の末、下記3つになりました。

「どうしようではなく、DOしよう」

これはCOO畑が発案したもので、すでに社内でかなり浸透しています。複数のチームからそのまま使いたい、という声がありました。

誰もが、経験したことのない業務や苦手な業務も背負って、日頃走ってくれている。組織全体でチャレンジをする中で、誰かが100点満点の正解を持っているわけでもない。そのような環境において大切なことは「1歩目を踏み出す早さ」と「ミスっても2歩目で修正すればいいという心意気」。
できない、やらない、その理由をつくるのは簡単。誰にでもできる。
さっと悩んで、相談する。まずは、動こう。そして、勇気を持って動いた仲間を、賞賛しよう。

「積み上げでなく、逆算」

ビジネス上でもよく使われる言葉ですが、非常に重要なので2つ目のValueとしました。

日々大量のものが押し寄せてくるベンチャーだからこそ、部分最適や積み上げではなく、なぜやるのか、どうなれば勝ちなのか、大局観を持ちながら目標から逆算して動こう。

「ifのおもてなし」

「もしも、あなたが相手(社内メンバー / 顧客 / 採用候補者 etc)だったらどうしてほしいのか?」を考え抜くクセをつけてほしい。みんな、考えるスピードは早いのはいいことだけど、”1分”でいいから一旦背景をしっかり考え、相手の真のニーズを汲み取れるようになってほしい。コミュニケーションのズレは、そのまま事業成長の鈍化に直撃する。といった価値観です。

5.最後に

組織をうまく作る為のテクニックの1つとして、MVVを作ったほうがいい、、会社をやってるならMVVを作らなきゃ!といった類の情報がたくさんある中で、正直いうとそこまでいるのか?(それより日々の仕事をとにかく前に進めたい…)という気持ちがありました。今回メンバー全員集まってじっくり話しあい、その場で満場一致でMVVが決め切れたのは素直に嬉しく、手応えを感じました。そして絶対にこの事業を成功させてやる、という思いが一層強くなりました。

事業と組織のシンクロ率を高め、チームテックボウルで更に良い会社・強い事業を作り上げていきたいと思います。

6.一緒に働きませんか

TechBowlではエンジニア、キャリアアドバイザー、デザイナー、ユーザー育成担当等全方位で仲間を募集しています!少しでも興味を持っていただいた方はぜひ1度ご連絡お待ちしております!!



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