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アビスパの決勝前夜 231103

明日はいよいよルヴァン杯決勝。アビスパ福岡史上初タイトル獲得にむけた大一番。明日にはきっと感情やらなんやらがグチャグチャってなって今の気持ちなんか忘れてしまいそうなので記録として残しておこう。

ここのところ仕事も家事もそこそこに、選手監督のインタビュー記事や過去の試合動画やサポーターの情報交換チケットのやり取りなんかを眺めている。はじめから自宅観戦と決めていたが、近い人に「国立行かないの?」とか「チケットあるよ?」とか言われるたびに気持ちがグラついた。さすがに家族をおいて何万円もする弾丸日帰り東京遠征は気が引ける。行ってこいと背中を押されるほどずーっと応援してきたわけでもない。福岡にきて6年。昨シーズンからしっかり試合を観はじめたにわかファンである。
でもめちゃくちゃ盛り上がっている。緊張してソワソワしている。
長年のサポーターには申し訳ないが正直、勝ったらめちゃくゃ泣きそう。キングオブコントよろしく、号泣してる動画をSNSにあげちゃいそう。「アビスパおめでとーっ🐝市役所前で祝勝会だー🐝」とかつぶやいちゃいそう。
きっとこうやって優勝がかかったりして話題になると観客がブワーっと増えて、勝てないでいると観る人が減ってきて、また何かあるとバッと増えてまた減って。を繰り返しながら根づいていくんでしょう。今までもこれからも。そう思うと、これまでアビスパを支えてきたすべての人たちにおめでとうと言いたくなる。立ち上げから現在までの選手、スタッフ、スポンサー、サポーター。そのすべてが礎になり、いよいよその頭上に、いや胸に星がひとつ輝こうとしている。

サッカー文化は素晴らしい。
カンプノウで見かけたバルサのロゴが入ったボロボロのキャップを被ったご老人。ミラノの街角、細長いデリで天井からぶら下がる小さなテレビにうつる試合の行方を真剣に見つめるおじさんたち。ブリュッセルでは集会場みたいなところでヤジを飛ばしながらサッカー中継を楽しむ男だけしかいない集団。そこではプロ野球のナイターが流れる昭和の食卓のように生活に密着していた(はい、このヨーロッパ旅行は自慢です)。福岡でもいつかそうなってほしい。

先日10月28日の横浜Fマリノス戦。4−0の大敗。スタジアム観戦2回目にして初の黒星。試合的に色々アレだったしこっちとしても「国立頑張ってきてね!」と声援を送るのが目的だったからいいんだけど、やっぱり負けるのは悔しい。サポーターはこれまで幾度となくこういう気持ちを経験してきたんだな。と思った。遠征したときなんかもっとガックリくるんだろうな。でも遠征して勝ったときは最高だろうな。とか考えた。
幼稚園の先生がアビサポだったことが判明し当初は行く気がなかった娘も、先生にベススタで会えるかもといってノリノリで空港から徒歩で向かった。娘に放った先生の「行けるのに行かない。は無いよ〜」というサポーターらしいセリフが印象的だった。他にも試合後には娘の「痛くないのに痛いフリするな」や妻の「審判だって人間なんだからマリノスファンでもしょうがない」など考えさせられる発言があった。

その前の10月24日にはWish+に佐藤凌我選手と小田逸稀選手が来てくれた。「ふたりになにか質問ある?」とスタッフに聞かれたので「東福岡の共学について」と返したけど却下された。ふたりを目の前にしてめちゃくちゃ緊張した。もっと選手に話を振って!とカンペを出されるくらい舞い上がってしまった。小学5年生でJリーグがはじまり高校までサッカー部だった自分にとってJリーガーは憧れの存在だ。そのうえふたりとも超さわやかな超イケメンだった。普段から外見で人を判断しない。とか他人の容姿をとやかく言わない。とかいっていた自分だが、超イケメンの笑顔に癒されたし話すときにしっかりこっちを見てくれるので見つめ合う視線のレーザービームにすごくドキドキした。もうこれは魔術の類いだと思った。見た目だけで人を好きになるってことは、全然ある(でも人を見た目で判断しちゃいけないよね♡)。この時ふたりに挟まれて撮ってもらった写真を幼稚園の先生とキャーキャー言いながら見ました。

ぐだぐだ書いちゃったけどとりあえずこんな感じでおしまい。あすの午後1時には運命の試合がはじまる。ホセカンテには十分に気をつけてほしい。

やばくない?

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