アビーと楽しい仲間たち
現在の私の人生における活動時間のメインを占めるのは、グループホームに住む、精神障害を持つクライアント達と過ごす時間です。
私がこの活動を始めるきっかけになったのは、自閉症作家の東田直樹氏。
ひょんなことから、ネット上で彼のビデオにでくわした2016年12月のことを、私は決して忘れることはないでしょう。
あの日私は10年分ほどの涙と共に、「自分の生き方を180度変える決心」をしたんです。
あの日以来、私はたくさんの新しい出会いと経験に恵まれ続け、私の人生は一変しました。
「精神障害を持つ人々の世界に入ってみたい」
「彼らのそばに行きたい」
何時間もあふれ続けた涙がようやく止まった後に湧き上がってきたこの衝動を抑えることなど、全く頭にありませんでした。
今でもあの日を思い出すと、うっすらと涙が滲みます。
そして「今、ここにいる私」
あの日、涙と共に湧き上がった「稲妻よりも力強い衝動」に沿って生きている私。
あの日私が流した涙は、東田直樹氏のためでもなく、精神障害を持つ人々のためでもなく
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私の「その日までの生き方」のため**
きっとあの日、私はそれまでの自分の生き方を葬り、無意識のうちに「古い自分の葬儀」を司っていたのかもしれません。
そして新しい人生をスタートさせた、「猫を飼っていない猫好きの私」のもとに舞い降りてきた、グルホのアイドルのアビー。
これから時々、そんな私の楽しい仲間たちとのひと時を、アビーの様子と共に綴っていこうと決めました。
どんな世界になっていくのかはお楽しみ!
では、アビーが誘う「グループホームの世界」へようこそ!