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ロケット打ち上げ方向とハンマー投げ

種子島宇宙センターから打ち上げるロケットは東方向へ向かって飛んでいく。なぜ??
ハンマー投げをおもい浮かべればその原理がわかる。ハンマー投げで左方向に回転しながら投げるとする。そのとき、当然、離すタイミングで左方向のまま投げる。逆に投げる人は絶対にいない。回転していて発生する遠心力を有効につかって遠くに飛ばすのだ。
ロケットは?地球は自転している。そう、東方向に向かって自転している。なので、宇宙からみたらまったくハンマー投げと同じなのだ。ロケットは地球の表面にへばりついて動いていない、と一見おもってしまうが、宇宙から見るとロケットも地球にへばりついてるがゆえに、回っているのだ。その遠心力も利用して、なるべく速度を上げて投げる。投げる方向は当然、東向きになる。
投げる速度がおそければ当然落ちてくる。ハンマー投げもおなじ。重力があるので何十メートルも飛べば落ちる。落ちないぐらい速くなげればハンマーだって落ちてこない。どれぐらいの速さか?時速約3万キロメートル。すげー速度だ。

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