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偶数の不思議(N進法)#1

個人的に偶数はあまり好きではないのだが、偶数があらわれる日にちの曜日に不思議な関係がある、とどっかのサイトに載っていたので紹介したい。

今年、2021年の4月4日は日曜だった。6月6日はどうか。日曜だ。次の偶数月の8月の8日は?おっと、これも日曜だ。10月10日も日曜、12月12日も日曜。当然、偶然そうなっているわけではない。来年も同じことが起こる(曜日は違うが)。

曜日は7日ごとに繰り返す。なので、4月4日を例にとると7日後の11日は日曜だ。次の7日後の18日も日曜。なんか「7」に関係ありそうなことは誰でも気づく。つまり、6月6日は4月4日からみて、何日後か?がわかればこの謎は簡単に説明がつく(「謎」というのはおおげさだが)。間に5月が入っていてこれは31日ある。4月4日から4月の終わりは30-4で26日ある。そして、6月は6日として計算すると、31+26+6=63となる。これは63=7×9とかけるので7の倍数になっている。さきほどの議論だと、7日後というのが9回つづいたことになる。なので、6月6日は日曜だ。

では、8月8日もそうなっているか。6月の残りは24日、7月は31日、8月の8日を足すと、24+31+8=63となり、先の説明と同じように7の倍数になっていて、8月8日も日曜だ。10月も12月も同じように63日後なので、やはり日曜だ!

わかってしまうとつまらないのだが、じゃあ、2022年の4月4日は何曜日か?が0.1秒でわかるかな。わからないなら今の議論の本質がわかっていないことに気づいてほしい。

1年は365日、365は7×52+1とかけ、7の倍数より1だけ多い。先ほどの説明を繰り返せば、7日後が52回続いた後、さらに1日後がちょうど1年後ということになる。2021年が日曜ならその1日後、つまり次の日の曜日の月曜が2022年4月4日の曜日になる。

まあ、たまたま「うるう年」など例外がないので簡単に計算できたのだが、これが本当にわかったならば、N進法という数学(算数?)のとっつきにくい概念を習得したと考えてよい。今の「7」を中心とした説明はつまるところ、7進法をしていたことになる。言葉だけみるとムズカシイ概念もこうやって具体的に理解しようとすれば自然に身につくものである。

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