『カルト・ワイン』が素晴らしかったので独り言🍷

『カルト・ワイン』を観劇して参りました。

「素晴らしかった!」

今回、事前情報ほぼゼロの状態で観劇したのですが、素晴らしい観劇体験になりました。
一度しか観れないのは間違いかもしれない…と既に感じているところではあります。(このトキメキを大切にするのも良いでしょう…)

脚本自体に驚くほどときめいているので、フラットな感情で観ることができたのもよかったかも。そんなことを言いながら、宙組さん観る度にずんちゃんは一生初恋って言ってる気がする…。

『カルト・ワイン』ですが、栗田先生作品ということでとても楽しみにしていました。
というのも同じく栗田先生の『夢千鳥』が、題材、登場人物、人間模様、作品のトーン…すべてにおいて「こ、好み〜〜〜!!!」だったのです。(劇場での観劇は叶わず、配信も仕事で断念、スカステでやっと見ることができた完全出遅れ人間です)
そのときから次回作を楽しみにしていたので、こんなに早く観ることができて嬉しい限りです。

『カルト・ワイン』面白かった〜〜〜!

幕間の私の胸の高鳴りと言ったら!栗田先生どんな結末で締めくくるんだろう!っていうトキメキがすごかった!

栗田先生の作品の感想としては、無駄の無さとテンポ感が絶妙で素晴らしいなと思いました。
客席にいる私たち、舞台から一秒たりとも目を離せなくないですか?もちろん観劇中に舞台から目は離さないのですが、集中力が高まった状態から抜け出させない…といいますか。単に私の好みの作品だから?初見だから?と言われれば反論できないのですが…。
観客に与える情報の量が常に適切、そんな感じです。これってとても難しいことなんじゃないかな〜と思うんです。適切と表現しましたが、実際のところ観客の"好み"と"受け取り力"によってその感覚はまったく異なりますよね。一概に何が正解とは言えないのが難しいところです。

今この文章を書いていて、演出家の仕事ってすごい…と改めて思いました。

そして『カルト・ワイン』、題材も登場人物も人間模様も結末も、全部ぜんぶ好きだった〜!!!

私はワイン狂ではないのですが、ワインって奥深すぎて奥深さの半端なさに興味があります。(ワイン好きの話は結構好き、人によるけど)

話が脱線しましたが、今作も登場人物たちがとっても魅力的でした。彼らの人間模様も非常に良かったです。
シエロとフリオ、そしてアマンダの関係性の描かれ方なんかも好きだな〜と感じました。"シエロとアマンダ"でも、"フリオとアマンダ"でもない。だからといって、個人的には"シエロとフリオ"に湧いているわけでもない。(ここに関しては、ある意味観客に委ねられていて、観客の受け取りたいように受け取れるのが良いなと思いました)
一人ひとりが本当に魅力的。魅力的だと感じるのは、役者のお芝居あっての話だなと心から思います。ずんちゃんともえこちゃんのお芝居、とっても素敵ですね。役として、人間性が透けて見えるところがすごいなと思いました。

「栗田先生が描くシエロを演じる桜木みなと」と 「栗田先生が描くフリオを演じる瑠風輝」があまりにも良すぎて、本当にどうにかなるかと思いました。

ずんもえ…最高…(軽率でごめんなさい)

中途半端感が否めませんが、純粋に作品が楽しすぎてこれ以上考えていると狂いそうなのでこの辺りで終わりたいと思います。楽しかった観劇に思いを馳せた独り言なので悪しからず。

栗田先生、ずんちゃんをはじめカンパニーの皆様、素敵すぎる作品をありがとうございます!

今後のご活躍も楽しみにしております。

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