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【パーマカルチャーデザイナーvol.64】Shoichi Endo

これはパーマカルチャーデザインコース(以下、PDC)を修了したパーマカルチャーデザイナーたちのリレーコラムです。

※パーマカルチャーとは
"Permaculture is a dance with nature, in which nature leads."
パーマカルチャーとは自然に導かれる自然とのダンスのようなもの。
Bill Mollison

ビル・モリソン

#64 Shoichi Endo

楽しさをみんなで分かち合うことを喜びとしている人懐っこい人。

しょうちゃんのフィールドを訪れた時のこと。
ブルーベリーを収穫しながら現れた彼は、自然食品店の廃材に馬場の堆肥や水の豊かな休息場と半径1kmの中にあるたくさんの地域資源を案内しくれた。惜しみなくその資源からの収穫をシェアしてくれて、暮らしを心から楽しんでいるのが伝わってきた。

彼の眼からは世界はたくさんの可能性に溢れて見えるんだろうな。
人と人との触れ合いやつながりが何よりも大好きな人。

Q1.あなたについておしえてください

Himalayan Material

遠藤昭一
友達からはしょうちゃんと呼ばれてます。

都内の下町出身で、小さい時から川や池で釣りをしたり遠くまで自転車で出かけたりして自然があるところが遊び場でした。

社会人になってすぐはブライダルジュエリーのアトリエでブライダルリングやアクセサリー作りの職人をしていました。

10年くらいで一区切り着いたところでカナダへ 1ヶ月くらいの旅へ。
バンクーバー島の樹齢1000年越えの木々の原生林の中と海岸線を1週間かけて歩いて縦断するトレッキングをした時に見た景色を今でも鮮明に覚えています。
保護されている区域内の木は守られているのですが区域外にある木々が切り倒されて直径1m以上ある切り株が何ヶ所もあり森が皆伐された景色にとても胸を痛めました。

その木が日本の建築現場などに使い捨てされていることやウッドチップになって安価な家具や週刊誌の原料になる事を知りショックを受け、自分自身で環境のために出来る事はないか模索している時にマクロビオティックやベジタリアンのライフスタイルとパーマカルチャーに出会いました。

その頃日本では実践しながら学べるところがみつからなかったので1996年の1月にオーストラリアのパーマカルチャーインスティチュートで2週間のデザインコースを受けました。

参加者は20名程の個性的なメンバーばかり。
そのうち何人かはいまで も連絡取り合っています。

Q2.パーマカルチャー デザインコースを通して

今回でコースを受けるのは実は3回目。

はじめはオーストラリア。
2回目はハワイのモロカイ島で日本人の友人たちがツアーをするというので付き添いで参加しました。

アースリペアネットワークというNGOの代表のMichel piralskiを含めたハワイや米国西海岸のコミュニティで森作りをしている講師から学びました。

古代原生林の保護や旅をしながら各地に種を蒔き地球とコミュニティを再生する活動をしている人たちに出会いました。

その後田舎暮らしをするようになって10年年以上が経ち、もう一度日本の里山暮らしをベースに実践している講師陣(カイル・フィル・ソーヤー海)の活動と暮らしに興味を持ち、この3人からから学びたいPDC2022を受講しました。

英語圏の講師たちから日本語で受けることが出来たのが良く、参加していた仲間たちとの出会いや毎回の愛情溢れる美味しい料理にとても癒されていました。

Q3.あなたにとってパーマカルチャー って

パーマカルチャーは食べること 。
そして人と人 大地と人を結ぶツールのようなもの。

食材を育てて自然のエネルギーと作り手の愛情を込めて作った料理を家族や仲間たちと分かち合い一緒にいただくこと。

豊かな暮らしを作り出して未来につながる暮らしや自然を守り育て伝えていくこと。

人の暮らしも生き物たちもこの地球の上で共にしあわせに暮らしていく環境を創っていくこと。

その暮らしが地球環境や地域のコミュニティの修復にもつながるように、まずは身近なところから自分の暮らしを手作りするところからやっています。
自宅をセルフビルドしたり、庭や畑で育てた野菜とハーブを採り、かまどと薪で料理をしていく。
食と焚き火があるところに仲間が集まり豊かな時間が過ぎていく暮らし。

いろいろあるけどきょうはこの辺で。

Q4.PDCの中で次にバトンをつなぎたい人

テンこと赤塚隼人。

デザインコース期間中は盛り上げ隊長としてムード作りをしてくれたテン。

自分よりずっと若いけどお米作りや古民家再生や竹林を生かす事などリスペクト出来る事をいろいろやっていて、面白い記事を書いてくれると楽しみにしています。
フィールドにも遊びに行きたいです。

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2023/11/8 立冬