見出し画像

誰もが持っている言葉にならない感情を、目に見える「ことば」にする、素敵な人。

素敵で、あたたかくて、ハラハラして、愛情たっぷりな、映画に出会った。私の人生これから先、フレンチトーストを見たらこの映画を思い出せずにはいられないと思う。『クレイマー、クレイマー』という作品。

最初のフレンチトーストを作るシーンと、最後にフレンチトーストを作るシーン。繋がっているこの2つのシーンが、「物語って、こうして丁寧に作られていくんだなあ」と思わせる。


*


この感覚に出会えたのも、この素敵な映画に出会えたのも、素敵な文章を書くあかしさんのnoteをさっきTwitterでたまたま読んだからだった。

ぜひ、あかしさんのこのnoteを読んで欲しいのだけど、この映画のフレンチトーストを作るシーンについて、こう書いてある。

”ああ、何度見ても泣ける。このシーンが、なんだかこの映画のすべてを物語っているような気がして。このシーンを思い出すだけで、この映画がとてつもなく素晴らしい映画だということがいろんな人に伝わるような、そんな気がするのだ。
”小説とか記事とかも、同じようなものなんだろうなあ、と思う。何か強烈に伝えたい一文や一節のために、それまでの物語や文章をていねいに、ていねいに紡いで作っていく。そうやって作られているからこそ、その強烈な「伝えたいこと」っていうのは、多くの人の心を動かして、共感を得るのではないだろうか。”

今までにみた自分が好きなどの作品にも、つくったひとの「伝えたいこと」がきっとあって、あの映画はあそこの場面かなあとか、この小説はきっとここだ、とか。そういうのを考えながら作品を大切にしたら、もっともっとその作品が好きになる気がした。


この感覚をすぐ感じたくて、映画をみない月も月額を悲しくも払い続けているNetflixを、ありがたく思いながら『クレイマー、クレイマー』を検索した。あかしさんがだいすきという、この映画。素敵な文章を書くあかしさんが素敵という映画は、絶対に素敵だと思った。やっぱり素敵だった。

見終わった今も、心があたたかい。


*


あかしさんの文章は、透明感があって、綺麗で、選ぶ「ことば」がとても素敵でいつも引き込まれてしまう。あかしさんの文章に引き込まれたきっかけは、確かこのnoteだった。

“誰かの目は、どうやったって経験できない。誰かの鼻も、誰かの耳も、誰かが感じている感触も、誰かが感じている温度やぬくもりも。どうやったって「誰かの感じている世界」は知りえないし、「私の感じている世界」だって誰も知りえない。
私が持つこの感覚のすべてが生きているということならば、そのすべてを自分1人で味わわなければいけないというその事実って、実はめちゃくちゃ孤独な事実だよなあ、と思うのです。
おいしいもの、きれいなもの、楽しいこと、悲しいこと。誰かと何かを共有するのはすごく素晴らしく「人はひとりじゃない」と錯覚することもあるけれど、やっぱり人はひとりで、孤独な生き物であると、ことあるごとに思ってしまう。

こういう、複雑だけど誰もが持っているような言葉にならない感情を、「ことば」にできるライターって、素敵だなあ、と思った。


もう好きな記事を全部あげたらキリがないけど、最近ぼんやりと考えていたことで、なるほどなあと思ったのがこのnote。

“「人っていうのは、1人の人にすべてを受け入れてもらわへん方がいいんやと思う。友達でも、恋愛について相談ができる友達、進路について相談できる友達、家族について相談できる友達、なんとなく、ちょっとずつ違うやん? どんなに仲良くても、どうしても話せへんことがあったりするやん。そういう風に、自分っていう100%の物体を、20%とか30%ずつ、いろんな人にいろんな部分を受け入れてもらって、合計して100%になればいいやん。100%を1人に受け入れてもらったとして、その受け入れてくれた人に裏切られたら、しんどいやん」”

私は人に頼るのがどうしても苦手なのだけれど、こうしていろんな顔を持って、少しずつ、人に頼って、頼られていくことができればなあと思った。


なんとなぁくぼんやりと考えていたことを、こんなにもまとまった、綺麗で素敵な文章に変えてしまうあかしさんは素敵すぎる。しかも私と1つしか年が違わないではないかという驚きもあった。こんなに素敵な感情を持てるあかしさんのこれまでの人生がとても気になる。


誰もが持っている言葉にならない感情を、目に見える「ことば」にする。

今までそれが自分にしかないと思っていた感情が実は他の誰かも持っていることを知って、孤独じゃなくなるような、そんな素敵な作業。ああ素敵だ。

「素敵」を乱用しすぎているので「素敵」以外にこの気持ちを表現できる言葉を知りたい。


今日は、素敵な「ことば」を書く、私の好きな方について書いてみた。


I have a favorite writer,her name is Akashi Yuka san. There are a lot of reasons that make me think so. Her articles says the feeling that usually other people can not express, the "word" her choose is extremely beautiful and her "awareness" is very accurate.It's her influence that I thought "writing" is  very nice thing as It can make invisible emotions visible.




いつも見てくださっている方、どうもありがとうございます!こうして繋がれる今の時代ってすごい