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壁は超えられる!映画『さよなら私のクラマー ファーストタッチ』の感想

お久しぶりです、もるぴーです!
前回の投稿から一年経ってしまいましたが、思わず筆を動かしたくなる映像作品に出会ったので再投稿です。

今回紹介する作品のタイトルは『さよなら私のクラマー ファーストタッチ』です。こちらの作品は女子サッカーを題材にしたアニメ『さよなら私のクラマー』のシリーズ映画作品となります。詳しい内容は下のリンクでご確認頂くとして、簡単なあらすじは次になります。

--あらすじ--
小さい頃からサッカーに打ち込む女の子、恩田希。負けず嫌いで才能溢れる恩田は男子サッカーの中でも見事なプレイで観客を魅了し、心の底からサッカーを楽しんでいた。

恩田は中学進学後に男子サッカーに入部するが、そこで男女間のフィジカル差に大きく悩まされることになる。

持ち前の負けん気と才能でフィジカルという大きな壁に立ち向かう恩田、それを見守るサッカー仲間の幼馴染たち、指導者として怪我をさせまいと厳しい決断を下す監督。

恩田がまた心の底からサッカーを楽しむことができるようになる日は来るのだろうか。
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あらすじに書いたようにこの作品では男女間の【フィジカル差】が大きな要素になります。現実の世界でもフィジカル差は色々なスポーツで問題になりますし、ここ最近で特に議論が多い事柄です。

この問題は生物学、人権、世論が常に付きまとうため非常に複雑です。世間でよく話題になっているため認知はしているが、「考えるのが面倒くさい、自分には関係ない」と多くの人が流してしまう話題かと思います。かくいう自分もその一人です。

今回紹介する『さよなら私のクラマー』はスポーツにおける男女間のフィジカル差という非常に複雑で、大きな問題の再提起と一つの回答を提示してくれる作品です。

ネタバレになるので詳細は書きませんが、この作品では【サッカーを楽しむ】ことがキーポイントになります。

恩田がフィジカル差に何度も苦しめられる中、いつも心を支えたのが「サッカーが好きだ!サッカーの魅力はフィジカルだけじゃないんだ!」という想いでした。現実を受け入れてもなお抗い、サッカーはこんなに面白いんだと見せつけようとする恩田の姿には何度も心が打たれました。

中でもサッカーを楽しむことを思い出した恩田がピッチで華麗なプレーを魅せ、観客から賞賛されるシーンは思わず涙腺が緩んでしまいました。このシーンを見ると男女間のフィジカル差なんて些末な問題であって、如何に目の前のことに打ち込み、どれだけ楽しめるかが重要なんだと感じます。

スポーツだけでなく何事も何かを始めるきっかけの多くは【楽しい】という感情だと思います。
しかし、その何かを続ける内に才能や身体差の壁にぶち当たり、自分の才能の無さに落胆する内にきっかけになった感情を忘れてしまうものです。

しかし、才能がある人、ない人も最初はただ純粋に自分が始めた【何か】が大好きだった人達。この枠において才能の有無や身体差の壁は無いはず。

『さよなら私のクラマー ファーストタッチ』を観ていると、サッカーを通じて何かを続けていく内に忘れてしまう「好きだ!楽しい!」という感情を思い出させてくれます。

上の文章で書いた【何か】に皆さんが今打ち込んでいる趣味や仕事の名前を当てはめてみると、もしかしたらあなたの人生に新たな光が差し込むかもしれません。

人生に生き苦しさを感じた週末に是非『さよなら私のクラマー ファーストタッチ』を視聴してみては如何でしょうか?

以上、もるぴーの感想でした!次回もアニメの感想を書いていきたいと思いますのでよければまたご一読頂ければ幸いです!

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