スカートめくり、みんな違ってみんないい
同じようなテーマでも、表現する人によって全然ちがうよなあ、って思うんですよね。
私、バズマザーズってバンドと、MONONOAWAREってバンドが好きなんです。
両方のバンドの歌詞に、たまたまスカートめくりに関する表現が出てきたんだけど、まあ全然ちがうのね。
それが、おもしろいなあ、って思ったの。
まずは、MONONOAWAREの「女子高生」という曲。なんだか、甘ずっぱいというか、もどかしいというか、きゅんとしちゃう感じの曲なんです。
良い!この偶然を期待してしまう感じがね。
風が吹いたとしても、多分、この曲の主人公は目をそらしてしまうんじゃないだろうか、という想像。
ああ、なんだか眩しいですね。そうなんだよね、手に入る前が一番わくわくそわそわするのよね。
そして、バズマザーズの方。
タイトルが、「スカート リフティング」
タイトルのセンスあるよなあ。痺れるよ。
こちらは、打って変わって、ちょっと生々しい感じがする。
わーお!「女子高生」の彼が、偶然を期待しているのに対して、こちらの彼は、「同意の魔の手」である。
夏でさ、蒸し暑い部屋で、まさにスカートに手をかけようとする姿が浮かぶようだよ。
なんていうかなあ。
女子高生の方は、ふんわりベールをまとっていそうな雰囲気があるんですよね。
スカートリフティングの方は、それこそ、袋とじのページを乱暴にやぶくような、生々しさがあるような感じがする。
同じスカートのことを描いているのに、ほぼ真逆の雰囲気を感じます。
いやあ、面白いなあ。やっぱり、どのように見て、どのように調理するかって、人によって全然違うんだねえ。
私も、まさかスカートめくりの話で、ひと記事書くとは思わなかったよ。
そして、ここまで書いて思ったけど、スカートめくりじゃなくて、猫のアンソロジーとか、もっとかわいい例えがあったんじゃないかな、というね。
まあ、いいか。何を例えに選ぶかも人それぞれだということにしておきます。
それではまた。
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