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初めまして

ここは、我々の配信しているコンテンツについてのページです。少し長いかもしれませんが、太字の部分だけ読んでいただいても、充分な物となるようにしています。

P-PingOZの概要

P-PingOZは「生活覗き見ドキュメンタリー」というジャンルで、第02特区というどこかの人工島都市で暮らす人間の姿を追いかける、「映像コンテンツ書き起こし配信」という形のテキストです。

現在はTwitterで不定期に配信をしています。

配信済みのエピソードはシーズン1として1~9話、シーズン1の主人公が全員出てくる中編エピソードが1話シーズン2が1~3話となっており、それぞれ、公式サイトtogetterで閲覧できる状態です(カクヨムは現在短編のみ掲載。今後、公式サイト掲載長編エピソードを収蔵予定)。

テキストのコンテンツとしては少し特殊なので、視聴いただく際の諸注意を以下に掲載しています。

お見せするのは生活です

人工島都市が舞台、というと、顔を隠したヒーローがビル街を飛び回ったり、派手なヴィランが出てきたり、超自然パワーが存在する世界か、と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。

もし我々の第02特区がそのような場所でも、我々が取材するのは、特区で暮らす人々の、普通の生活です。

副業でお小遣いを稼ぐタクシー運転手、ファッションが大好きなおばあさん、反抗期の少年少女、靴屋さん、建築現場の監督さん、などなど。この街の主人公は、この街の全員です。我々は、取材対象が各自の世界で戦っている姿を追いかけています

ドキュメンタリー番組の書き起こしとして

P-PingOZは名前の通り、観察系のドキュメンタリー番組です。インタビューなし、カメラに映る映像にナレーションが乗るだけのシンプルな形式です。

それを書き起こしているため、小説などで「地の文」と呼ばれる部分は、ナレーションの口語と画面に出るテロップ、配信先向けの注釈を、テキスト用に再構成し、人物の動作、表情等について補記を行っている部分があります。

これを踏まえていただけると、「これは何人称視点の小説ですか?」という疑問について、解消されるかと思います。ナレーションが画面を見ながら喋った言葉が地の文です。また、独特な慣用句や表示されるテロップの一部は、【カッコ書き】で出てきます。

ちなみに本記事の公開時点で地の文が四人います。優しい口調と視点で見守る女性、フランクに視聴者へ語る男性、自分の思想信条まで喋る皮肉屋の男性、リアクションが大きくて元気な女の子です。

本放送での未公開シーンがあります

テキスト配信では、映像配信時に伏せた部分を、テキスト配信時に書き起こしている場合があります。これは、映像配信当時、取材対象の安全を考慮して差し止めたものです。皆様にとってはあまり旨味のないお話(本放送をご覧いただけないので当然)ですが、我々にとっては嬉しい話なので、ここでお知らせしています。

また、映像配信プラットフォームのレーティングを考慮しているため、あからさまに不自然な編集や、これまでの経緯をナレーションで済ませている場合も存在します。これについても、我々はテキスト書き起こし担当に、多少の詳述を許可しています。もちろん、こちらも掲載プラットフォームのレーティングに配慮しています。あらゆる物語を読める年齢の方に、楽しんでいただくためです。

オムニバス短編として

地の文に自我があるタイプの小説だと思ってもらえたら、小説としても読めるように思います。

公開済みの短いエピソードは全てが独立した短編として読めますが、なんせひとつの人工島都市が舞台のため、エピソードをまたいで登場する人がいます。

初登場時には水商売やってる顔がいいお兄さんが、別のエピソードで明らかに訳アリの大怪我で出てくるとか、あるエピソードで子どもたちが起こした騒ぎが、別のエピソードでニュース画面に映っていたりとか。

通して読んで分かる事もあり、自我のある地の文をガイドに読んでいく、オムニバス短編集としても楽しんでいただけたら幸いです。

我々は感想に飢えています

小説のようで小説ではない、ドキュメンタリー番組というには本放送がご覧いただけていない、という捻じれた状況にあるため、我々はこのテキストコンテンツをひとまず「小説」として取り扱うことにしていますが、大々的にフィクションであるという事も違和感があり、ひっそり不定期でやっている次第です。

ですので、読んでくださって面白ければ、(恐らくTwitterアカウントをお持ちの方が多くいらっしゃると思いますので) #p_poz でツイートしていただけると、たまに巡回してスタッフが拾います。noteでの掲載が始まれば、スキなどで応援いただければ幸いです。

我々は、観測されている事を望んでいます。それは我々にとって非常に意味のあることだからです。

まず1話、視聴は無料です。

さて、以下に第一話をご用意いたしました。短編ですが、興味を持っていただけたら幸いです。今後のエピソードについては、月に2回程度の更新ができれば良いと考えています。

コンテンツの閲覧に金銭は不要です(Twitterではエピソードの合間に広告が流れます)。noteの更新をお待ちいただいても、勿論結構ですが、これが気に入っていただければ、次のエピソードはここにあります。

それでは、長々とご視聴いただき有難うございました。


(語り/番組プロデューサー 友安)
(テキスト書き起こし/ひたちえぼ)


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