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【随時アップデート】中國棒球員名單2021

どうしてかハマってしまい、粛々とインプットを重ねてきた中國棒球の主なプレーヤーについて、現在分かっている分をバーッと書き落とすことにした。

年内一杯は随時アップデートがされるタイプの名鑑として、自他いずれにも活用されるコンテンツを目指したい。

見たことがあり、プレーぶりも記憶に残っている人材に絞って書く
ツイートも含め、日本読者の可読性を意識して、原則繁体字で記載

肖子然シャオズーラン
MLB棒球發展中心メンバー。ニックネームは「Jerry」。18年のU-15国家隊にもメンバー入りした実力派だが、さらに体が大きくなったことで全体としてレベルアップ。ストレートは80マイル半ばをマーク。レッグキックが大きくストライドも広いデリバリーで打者を翻弄し、レパートリーにもユーザブルなチェンジアップが加わると、パワー・スキルでメキメキと力を付けている。色々と悩んだ末、個人的には發展中心でナンバーワンのPプロスペクトとして買っている。

張赫ジャンフー
MLB棒球發展中心メンバー。ニックネームは「Jimmy」。チェンジアップが無く、ストレートとカーブ主体なプレースタイルは若干淡白さが拭えない。それでも、イージーなデリバリーにストライクゾーンをミス無く攻められるコントロール、80マイル半ばのストレートと注目すべきポイントはたっぷり。彼と肖子然で發展中心ナンバーワンPプロスペクトの座は揺れていたが、チェンジアップが扱えない点でこちらを序列をワンランク下げている。

林梓強リンズーチャン
MLB棒球發展中心メンバー。RHP/SSの2刀流アスリート。スタンドインが出来る程のパワーがあるバッティングもロマンが大きいが、直近はPとしてのパフォーマンスで注目。アメリカンな技術論が主に取り上げられる環境の中で、デリバリーでは日本人に目立つ踏み出し足を内旋させるアクションをする。

孟偉強モウウェイチャン
WBCでもプレー歴がある上、バッテリーやOFもこなすユーティリティさから、マスコミから大谷翔平と比べられる一幕も。19年の中國職業棒球聯盟では廣東隊のエースを任され、80マイル後半のストレートにカーブ、チェンジアップ主体のプレースタイルでリーグトップの0.76ERAでフィニッシュ。シンカーの軌道でハードに沈むチェンジアップは左右に依らないアウトピッチ。投打で中國棒球のトップに立っている人材なイメージ。

齐鑫チーシン
中國棒球をフォローし始めてから見た人材で、一番惚れてしまった。デリバリーにプレースタイルと、どことなくZack Greinkeを彷彿させるプレーが詰まっている。ストレートは80マイル半ば〜後半のレンジで、大きいカーブとチェンジアップを交える。いずれのボールでもカウントを整えられ、19年の中國職業棒球聯盟では北京隊のエースとして優勝に貢献。ハードな変化球が無く故障歴も有と不安はあるが、個人的には未来の国家隊エースとして注目しているだけのハイスペック。

朱經昊ジュージンハオ
MLB棒球發展中心出身で、現在は中國職業棒球聯盟で江蘇隊のエース。アメリカレベルでも十分な程のサイズがあり、イージーなデリバリーでパワフルなストレートとカーブを投げ下ろす。コマンド・コントロールがアバウトで、不利なカウントに陥りがち。ストレートのパワーもあくまでも国内レベルでのズバ抜け具合なので、18年のアメリカン・アソシエーション派遣では7Gのプレーで5敗、7.90ERAと大スランプ。

唐政佳タンジェンジア
全運會の予選ラウンドでは上海隊のエースとしてプレー。スキニーなフレームからストライドの広いデリバリーで小気味良くストレートとカーブを投げ下ろす。バックスイングが大きく、デリバリーキープに悩むシーンではコントロールを失いがち。

楊燕勇ヤンヤンヨン
2年前に台湾・天母で海峡杯を見た時にマウンドへ。珍しく、生で拝んだ中國棒球員になった。この時はMAXで88マイルをマークし、カーブとフォークを投げ分けるスタイル。サイズに恵まれた人材では無いが、デリバリーもイージーな実力派。

宮海成ゴンハイチェン
17年WBCでは18歳にして国家隊メンバー入り。MLB棒球發展中心からポテンシャルの大きさは注目され、WBC後にはPITとサイン。發展中心からメジャークラブ入りした初のPプロスペクトとなった。シンプルなデリバリーから90マイルのストレートを投げ下ろし、カーブでもカウントを整えられるスキル、バランスの良いフレームとアップサイドは大きかったが、マイナーはSS止まりでリリース。直近のパフォーマンスを見ると、ストレートのパワーはズバ抜けているが、エアポケット的にストライクを投げられなくなるシーンも。

伊健イージェン
MLB棒球發展中心でのプレーを介して、MILともサイン。あえなくリリースされたが、よりユーザブルな変化球が確立されればたちまちに株を上げるだろう。ダイナミックなデリバリーから投げ下ろすストレートは80マイル半ばだがカット気味に動き、カーブも交える。コントロールもソリッドだが、ストレート依存なパフォーマンスでマイナーでは19IP/19失点。

劉國慶リウグオチン
19年棒球亞錦賽の銅メダルメンバー。大きなフレームからレッグキックにバックスイング、ストライドいずれもコンパクトなデリバリーで80マイル半ばのストレートとカーブ主体のプレースタイル。コマンドもソリッドでコントロールミスの少なさも良さだが、全体としては若干淡白なプレーぶり。80マイルで沈むチェンジアップ気味のボールが上手く交わってくると面白い。

呂建剛ルゥジェンガン
NPB・中日でもプレーしたことで有名な中國棒球のレジェンド。42歳の現在もプレーをしており、全運會では天津體育學院でリリーフとして下支え。サイドハンドのデリバリーでストレートとスライダー、カーブ、フォーク。パワーは衰えストレートは80マイル前半止まりも、コマンド良く打者を翻弄。全運會でも天津體育學院が上海隊を下す番狂わせを起こしたゲームですばらしいパフォーマンスをマークしている。

羅夏ルォシャア
13年WBCで日本とのゲームでマウンドへ上がった。当時は20歳の若さながらも、シンカー気味に沈むストレートとスライダーをテンポ良くゾーンに集めナイスパフォーマンス。現在は四川隊のエースとして存在感を示している。

甘泉ガンクァン
齐鑫と並んで個人的にはデリバリーが好きな人材。どことなく、Tim Athertonっぽさがあり、エクステンションがあるストレート主体なフライボーラーな点も似ている。ストレートは80マイル半ば止まりな上、スライダーのキレ、コマンドにバラつきがある点もネック。リリーフでストレートで押しまくるパフォーマンスならばあるいは、、

孫建增スンジェンゼン
コマンドとパワー、スライダーのキレを両立するバランスが良い本格派。国家隊メンバー入りに加え、18年にはアメリカン・アソシエーション派遣でローテーション入り。とは言え、実力の高さはあくまでも国内での話で、全体的にはオーソドックスすぎて上位国にとっては攻略は容易だろう。どことなく、Chi Chi Gonzalezと重なる。

鄭超群ジェンチャオクン
タンク型のフレームにファンキーなオーバーハンドのデリバリーはJosh Collmenterに近い。ボールレパートリーは80マイル半ばのストレートとシャープに落ちるカーブ主体。カーブはボールゾーンでのスイングを誘えるアウトピッチ。パワー型の変化球の持ち主として、貴重な存在なイメージ。

吳安俊ウーアンジュン
江蘇隊ではエースと言えるポジションでは無かったが、21年の全運會決賽で圧巻のパフォーマンス。オーバーハンドから80マイル前半のストレートとシャープなスライダー、タイミングを外すカーブを投げ下ろす。カーブはインフォメーションピッチ止まりだが、スライダーを交えることで有力なレパートリーに。

索旭迪スォシューディ
力みのあるデリバリーから80マイル前半の沈むストレートとカーブ主体にゴロを打たせるプレースタイル。

王唯一ワンウェイイー
陜西のエースにして国家隊のホープ。江蘇の下部に相当するチームでプレーも19年にU-18メンバー入りと実力は早くから注目。全運會でも88マイルオーバーのストレートにスライダー、カーブ、チェンジアップを交えるプレーぶりは国内随一のパワフル。コマンドが効かないシーンも目立ち、ソリッドさはこれからだが、少なくともポテンシャルはエースを狙える。

崔恩庭ツォイエンティン
オーソドックスなサイドハンドデリバリーからストレートとスライダー、シンカーを交える。左右でレパートリーを切り替えず、いずれに対してもバランス良く3球種を交えるプレースタイル。シンカーで緩急を付ける、リリースポイントの上下等でも打者を翻弄とテクニカル。パワーレスさと、シンカーが若干抜けがちな点がネック。

胡鋆フーユン
アンダーサイズで顔立ちもベビーフェイスだが、09年から廣東隊でプレーの古参。16年の全運會でもメンバー入り。オーバーハンドからストレートとスライダー、チェンジアップを交える本格派。コマンドのアバウトさがネックで、エアポケット的に捉えられるシーンもあるが、全体としてはトータルパッケージ型の良い人材に見える。

張賀ジャンフー
18年U-18メンバー。千葉ロッテ・二木康太の様なゆったりとしたデリバリーからストレートとスライダー、チェンジアップを交える。若い人材ながらコマンドが良く、左右に依らずチェンジアップを扱えるスキルがある。

丁于澤ディンユゼ
MLB棒球發展中心の2刀流プロスペクト。ソリッドなアスリートでパワー以外の4ツールが並ぶセンス型。Pとしてはバネの効いたオーバーハンドからストレートとカーブとシンプル。バッティングはシンプルなスイングのショートヒッター。サイズが無いため、パワーがどこまで伸びるか。フィジカルの充実でたちまちに注目株になるだろう。

華但才讓ファーダンカイラン
チベット出身プロスペクト。MLB棒球發展中心でも随一の実力派で、これまでも18年のアデレード・スーパーリーグ等でもプレーチャンスを得ている。長身からアングル大のストレートとカーブを投げ下ろし、チェンジアップもレパートリー。22年シーズンからはアメリカのCuesta CC入りしプレー予定。決してトップカンファレンスでのプレーでは無いが、アメリカでどこまで通用するかは注目。

屠佳倫トゥジアルン
テンポ良くストレートとカーブ、チェンジアップをコマンドするテクニカルタイプ。コーナーの出し入れに長け、随所でクロスファイヤーも交えるしたたかさも兼ねる。リリースポイントを隠すデリバリーも嫌らしさが溢れる。全体として淡白さが拭えないプレーぶりが目立つ中で、真にゲームメークが出来る貴重な人材。

蘇長龍スージャンロン
08年に国家隊入りの大ベテラン。17年にリタイアしたとされていたが、19年の中國職業棒球聯盟に加え、21年もプレー。全運會メンバーにも名を連ねていた。パワーで押すことは無いが、ボールの出し入れスキルが高く、打者を翻弄する。サイドハンドのデリバリーに攻めのバリエーションの豊富さと、どことなくABLを代表するベテランレフティーのFrank Gaileyと重なる。お互い、まだまだハツラツとプレーして頂きたい。

冉松ランソン
13年WBCメンバー。グローブ手を全く扱わないデリバリーながらも、ストレートとスライダー、チェンジアップでゾーンを攻めるKマシーン。シャープなスライダーが良く、左右いずれにも有効。四川隊では羅夏とWエースを形成。

米嘉弘ミージアホン
高校は兵庫・育英でプレー。大学はNCBAメンバーのIowa Stateへ進学し、18年には41.1IPで1.09ERAと圧巻のパフォーマンス。19年アジア大会にもメンバー入りをしている。バックスイングが大きいしなやかなデリバリーから80マイル前半のストレートと大きなカーブを交える。コマンドはアバウト。

李鑫リシン
13・17年とWBCで2回プレーの長身レフティー。冉松と同じくシャープなスライダーで打者を翻弄するタイプ。甘いゾーンに集まることも少なく無いが、左右に依らずスライダーが絶対的なボールとして機能している。

凡德雨ファンデユ
自作のMLB棒球發展中心プロスペクトリストではナンバーワンの人材。パワー溢れるフレームでオフェンス・ディフェンスに良いツールが並ぶ。バッティングはコンタクトに難があるがパワーがあり、ディフェンスもスローイングを含めそれなりなスキルの持ち主。長くパワー不足気味な国家隊オフェンスへのカンフル剤としても注目。

洛藏尖措ルオカンジェンクオ
チベット出身プロスペクト。長身でアスレチックな人材とロマンは大きいものの、U-15でのプレー等を見る限りは、スキルはオフェンス・ディフェンスいずれも甘い点が目立つ。国家隊入りするレベルには無いが、フィジカルの成長と技術が紐付いての成長に注目。

強巴仁增チャンバレンゼン
SSにPとしてもプレーしたアスリート。MLB棒球發展中心を介してBOS入りし、チベット出身として初のメジャークラブ入りのケースに。他の打者と同じく、マイナーではバッティングに苦しみあえなく1年でリリースされたが、本来はシャープなスイングでギャップを抜く非凡な左打者。アジリティにアームツールも良く、将来は凡德雨と国家隊のレギュラーマスクを争うだろう。現時点では、アメリカでのプレー歴も入れてこちらが1歩リードか。

王洋ワンヤン
MLB棒球發展中心からPHI入りも、こちらもあっさりとリリース。本人はBryce Harperへの憧れをコメントするも、グリップの位置が低いバッティングはどちらかと言うとDavid Ortizらしさの方が滲む。ABLやアデレード・スーパーリーグも入れてプレー歴が厚く、アジャスト力は高い。アームツールもソリッドで、3Bとしても注目された。

李寧リニン
17年WBCメンバー。当時のCメンバーは王偉がリタイア、孟偉強がエースになったため、事実上現在の国家隊レギュラーマスク。サイズやフィジカルに長けたタイプでは無いが、コンタクトスキルが高く、IF/OFも任されるユーティリティさも良し。

李一凡リイーファン
齐鑫と共に切磋琢磨する中國職業棒球聯盟・北京隊のレギュラーマスク。ブロッキング周りでいくらかイージーなミスはあるが、若さを考えるとそれなりにソリッドなディフェンダー。スローイングも良い。

欒臣臣ルァンチェンチェン
MLB棒球發展中心でプレーした後、コンスタントに国家隊メンバー入り。Cらしいフレームでアームツールも上々。バッティングのポテンシャルも高く、アメリカン・アソシエーション派遣でも18年シーズンに打率.255。21年の全運會決賽では一打同点のピンチで見事な牽制アウトをマーク。

張賽ジャンサイ
全運會ではメンバー外だが、タンク型のフレームにパワフルなスイングと、貴重なパワーバットポジション。甘いコースならばスタンドインが出来るだけのクオリティだが、国内での変化球を交えた攻めにあっさりと翻弄される一幕も。

王靖超ワンジンチャオ
06年に17歳でWBCメンバー入りすると、国内ではトップクラスのパフォーマンス。09年には天津隊が業務提携をしているコネクションからNPB・ベイスターズ入りして2年プレーした。いくらかのチャンスをもらいつつもNPBで1軍でのプレー無しのままリリース、以降は天津隊のクリーンナップを任されている。かつてはソリッドなアスリートとしてSSもプレーも、ベテランの現在は1Bに回った。

寇永康コウヨンカン
MLB棒球發展中心でのニックネームは「CoCo」。バットコントロールが良いミドルヒッターで、高いセンスを買われてMILともサイン。1Bとしてはアスレチックで、U-18やマイナーでも3Bとしてのプレー歴も。他の例に漏れずマイナーではバッティングに苦しみ、あっさりとリリース。

尚帥シャンシュアイ
天津隊メンバー。スイングはどことなくメジャーリーガーなイメージだが、ノーステップで上体のみでのバッティングなためパワーレス。バットコントロールは良さそう。

郝佳奇ハオジアチー
四川隊では鄧海軍とリードオフを形成。シャープなスイングでフィールド全体を扱えるバッティングは、21年の全運會でもなかなかにインパクトが大きかった。

陳晨チェンチェン
15年のアジア大会で20歳にして国家隊入り。コンスタントにアジア大会でプレーし、19年の中國職業棒球聯盟では得点でリーグトップに立った。猛烈なチャージでウィークコンタクトの打球からもアウトをもぎ取れるディフェンスに、バッティングもパンチ力がある。21年の全運會決賽では李鑫から豪快にスタンドイン。

羅錦駿ルォジンジュン
オフェンス・ディフェンスにバランスが良いオールラウンダータイプ。19年棒球亞錦賽では3決で決勝点となるスリーベースを放ったことでも記憶に新しい。Manny Machadoの様なスタンスからバットコントロール良く対処するミドルヒッタータイプ。過去にSSやOFもプレーの末ポジションを掴んだ3Bもそれなりにソリッド。

王立子ワンリーズ
陜西のリードオフマン。ポイントを後ろに置いたバッティングはふところが深く、流す技術も高い。

楊晉ヤンジン
22歳と若い人材だが、ディフェンス力ではダントツのナンバーワンSS。広大なレンジにハンドリング、スローイングいずれも良く、ピボットプレーもミス無くこなす。ディフェンスだけならば十分に上位のリーグでも存在感を示すだろう。バッティングも国家隊でクリーンナップを任されるレベルだが、スイングが大きくコンタクトには難。

陸毅ルーイー
WBCでのプレー歴は無いが、アジア大会でコンスタントにメンバー入り。19年シーズンの中國職業棒球聯盟ではMVPもゲットと、国内随一の実力派。クラッチでパワーも両立するバッティングに止まらず、SSディフェンスもアジリティがあり広いレンジをカバーする。イージーなミスが多い点はネックだが、オールラウンダーとして高く評価。

張文韜ジャンウェンタオ
楊晉の存在ゆえに上海隊では2Bに回っているが、ハイレベルなディフェンス力のプロスペクト。世代としても未来の国家隊の主力メンバーと目される。

李旗リチー
江蘇で主にSSをプレー。レンジ・ハンドリング等は全運會ではチェック出来ずも、ルーティーンプレーやピボットは無難。ラインナップ下位に座るバッティングはパワーレスで物足りない。

馮少杰フォンシャオジエ
MLB棒球發展中心では「Hank」と呼ばれる。どっしりとした下半身に支えられたオフェンス・ディフェンスはいずれもソリッド。特に下半身主体に粘りを生み出せるバッティングはふところが深く、アジャスト力は高い。發展中心のサマーリーグではベストヒッターとしても表彰。RHPとしても85マイルにスライダー、カーブ、チェンジアップを交えるハイスペックさに加え、大きなメガネをかけたユニークな風貌も必見。

馮強フォンチャン
タンク型のフレームのパワーバット。パワータイプに乏しい中國棒球では貴重な人材。MLB棒球發展中心を介してArizona Westernへコミットメントをゲットも、同大ではロースター入りはしていない様子。


易懷民イーファイミン
IF/OF/CをプレーのMLB棒球發展中心が誇るスーパーユーティリティ。パワーバットでは無いが、シャープなスイングでギャップを抜くバッティングは注目。

韓嘯ハンシャオ
国内アマのエリート校、北京大成學校を介して、高校カテゴリでは日本・鹿島学園へ留学。アスレチックでオフェンス・ディフェンスに良いパフォーマンスをマークした。国家隊や全運會でプレーの上海隊ではCFとしてプレー。19年のアメリカン・アソシエーション派遣ではホームランも打った。

鄧海軍デンハイジュン
四川のリードオフマン。シャープなスイングでギャップを抜けるバッティングは21年の全運會でも目立っていた。

高強ガオチャン
17年にリタイアをアナウンスも、21年の全運會ではハツラツとプレー。オフェンス・ディフェンスにバランスが良いタイプで、スキが少ないタイプか。全運會決賽ではOFでナイスプレーにSBもマーク。

楊順意ヤンシュンイー
シャープなスイングの右打者。Cとしてもプレー歴があるが、天津隊ではOFを任される。アベレージとパワーを両立した人材で、チームでもクリーンナップ。右のスラッガータイプ不在な中で、個人的に気にしていきたい人材。

齐擇チーゼ
シャープなスイングの左打者。強烈に前方へウェイトシフトをしながらも対応力が高く、内外を上手く捌くバットコントロールも。フォロースルーの具合はどことなくCody Bellingerに近い。かつてはCFもプレーしていたが、21年は1Bとしてプレー。

番外編

趙倫ジャオルン
MLB棒球發展中心でのニックネームは「Jolon」。ポテンシャル、メンタリティいずれもアメリカで高く評価されており、現在はMILでそれなりなプロスペクトとして注目。MAXで95マイルのストレートはイージーに92マイルをキープ。キレの良いカーブにファイター気質も高く買われている、未来の国家隊エース。TJもあり満足にはプレー出来ていないが、現在のところ發展中心史上最高傑作なことは言うまでも無い。

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