見出し画像

東海理化・福本綺羅 昨年の都市対抗で若獅子賞 ドラフト上位候補に浮上か? 明石商出身の“高卒3年目”外野手

昨年の度会隆輝(ENEOS→DeNA1位)のようなドラフトの目玉候補が不在と言われる今年の社会人選手だが、ポテンシャルの高い選手は確実に存在している。今回は、昨年の都市対抗でも見事な活躍を見せた高校卒3年目の外野手を紹介する。

福本綺羅(東海理化) 21歳 外野手 178cm90kg 左投左打 明石商
※年齢は2024年の満年齢

2024年3月9日 JABA東京スポニチ大会
セガサミー7-5東海理化

<打撃成績>
4打席4打数1安打
三振・セカンドゴロ・センタースリーベース・ショートゴロ

終盤までもつれた接戦をセガサミーが制した。敗れた東海理化で見事なパフォーマンスを見せたのが、高校卒3年目の福本綺羅だ。

明石商では1年秋から外野の一角に定着し、その年の近畿大会では4番を任せられて2試合連続で2安打を記録。3年時にはプロから注目される存在となった。しかし、プロ志望届を提出することなく、東海理化に進んだ。

社会人1年目は出場機会が少なかったものの、着実に力をつけると、2年目の昨年はレギュラーを獲得。都市対抗では1番、ライトで出場すると、2試合連続で3安打を放つ。3試合で14打数7安打の大活躍で、新人賞にあたる若獅子賞を受賞した。

2番、センターで出場したセガサミー戦では、高い守備力を強烈にアピールした。シートノックでは低くて強い返球を連発。高校時代は、投手として140キロを超えるスピードをマークしていただけに、肩の強さは素晴らしい。

特に、高く浮くことがなく、常に低いボールを投げようという意識の高さが感じられた。7回にセンター後方への大飛球に一直線に背走して、ボールをキャッチする見事なプレーを見せている。外野手の守備力は、間違いなく社会人で上位といえる。

◆現時点でマッチする球団はどこなのか…!?

ここから先は

829字 / 1画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?