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パチプロのなることのデメリット 3選

前回は、パチプロになることのメリットについて書きました。

では、デメリットはないのでしょうか?

もちろん、いいことばかりではありません。

パチプロになることのデメリットを以下にまとめました。

目次

  1. より大きなビジネスをする機会が失われる

  2. からだの一部が痛くなる、悪くなる

  3. ホールの意向に左右される

  4. まとめ

1.より大きなビジネスをする機会が失われる

私が最終的にパチプロを引退することに決めたのも、この理由によることが大きいです。

パチプロは労働集約型のビジネスのために、どうしても収入に上限があります。

現役時代は、週に2~4日パチンコを打って、毎月コンスタントに20万円~40万円ほど稼いでいましたが、現行のレートですとどんなに稼働時間を増やしても月に100万円程度が収入の上限になるでしょう。

私自身は、自分の好きなことをする自由な時間を確保するために、
一般的な労働よりもラクに効率よく稼げるパチプロの道を選んだにすぎませんから、毎日パチンコを打つような気はさらさらありませんでした。

ですから、もし仮にプレイ条件が1玉40円の貸し出し→1玉25円換金というように当時のレートが10倍になれば、同じ稼動時間でも毎月の収入は200万円~400万円と10倍になりますので、もしもそうした高額レートでのプレイが許されるのであれば、パチプロも引退しないでもうしばらく続けていたかもしれません。

しかし、そんな高額レートでのパチンコは現実にはあり得ません。

そうなると、打ち子を何十人と使って組織化する以外は、個人だとどうしても月100万円くらいが上限になってしまいます。

しかし、世の中には月100万円以上稼げるビジネスなんてゴロゴロとあります。

サラリーマンでも営業職の人であれば、固定給+歩合で毎月100万円以上稼いでいる人は決して珍しくありません。

プログラミングのスキルがあれば、優秀なエンジニアに対するニーズは非常に高いため、サラリーマンでも月100万円、フリーランスだと月200万円以上稼いでる人もいることでしょう。

また、今の時代はネットビジネスで個人で大きく稼いでいる人たちも沢山います。

ブロガーであったり、せどりや転売ビジネスをしていたり、You Tubeで稼いでいる人の中には月収が数千万円あったりする人もいるくらいです。

株やFXのトレードで成功しているような人ですと、普通の人が1年かかって稼ぐ金額をひと月で、場合によっては1日で稼いでしまうことさえあります。

そうした彼らも、最初から上手くいったわけではないでしょう。

最初は失敗の連続であっても、試行錯誤を繰り返していくうちに、徐々にノウハウや方法論を見つけていって、やがてはその分野で成功するようになったのでしょう。

パチプロとして生計を立てるような人には、仮説を立てて検証する力、必要なデータを収集して分析する力があります。

論理的に思考する力もあります。

ですから、仮にパチプロでなくても他の分野で成功するだけの素養は十分に持っているのです。

にもかかわらず、パチプロという小さな市場にこだわって固執していると、より大きな世界があっても視野に入らなくなり、大きく飛躍ができるチャンスを自らつぶしてしまうことにもなるのです。

2.からだの一部が痛くなる、悪くなる

これは、私自身は特にそれほど悩まされることはなかったのですが、人によってはデメリットになるかもしれません。

たとえば、パチンコを打っていると、長時間同じ姿勢でいるために肩やうでや腰が痛くなる人がいます。

痛みが慢性化してしまうと、本来なら快適な空間で座って打っているだけでいいパチンコも、つらい苦行となってしまうことでしょう。

私自身は、適度に休憩を取って、体を伸ばしたり肩や腰を回したりストレッチをすることでそうした予防をしてきました。

ただ、おそらく止め打ちをしていた影響からだと思うのですが、パチンコを打ち終わって晩ごはんを食べる際に、うでの筋が緊張してしまっているせいか、うまく箸が使えないようなことはありました。

とはいえ、しばらくほうっておくと自然に治っていますし、日常生活に支障をきたすといったレベルではありませんでしたが。

また、長時間至近距離でパチンコの画面を見続けていると、周りで色々なランプが常時点滅していることともあいまって目を悪くする人もいるでしょうし、何百台というパチンコ台の効果音や玉を流す音は相当なものですので、そうした騒音で耳を悪くする人もいるかもしれません。

とはいえ、パソコン作業の多いデスクワークをしているような人でも、肩や腰が痛くなったり目が悪くなったりすることもあるでしょうから、一概にパチプロに限ったことではないでしょうけど。

3.ホールの意向に左右される

ホールにとってお客さんとは、建前上は「パチンコを打ちに来てくれる人」ということでしょうが、より厳密に言うと「パチンコで負けてお金を落としていってくれる人」ということになりますので、毎月パチンコで稼いで生計を立てているようなパチプロは、ホールにとってお客さんでも何でもありません。

ですから、何ら違法行為などはしていなくても、ホールの意向によって出禁にされてしまうこともあります。

これはパチンコ店に限らず、ブラックジャックで生計を立てているプロのプレイヤーも、カードカウンティングをしているのをカジノ側に目をつけられると、出禁にされてしまうこともあるようです。

幸い、私の現役時代は1度も出禁にあうことなく過ごせましたが、あまりに貪欲に稼ぎたいだけ稼ぐというスタンスで打っていると、ホールから出禁にされてしまうリスクも高まります。

そうした立ち回り方が、収入に上限を作ってしまう一因にもなってしまいます。

また、出禁にまでいたらなくても、パチンコ台の釘調整をするのはホール側ですからそれまでは使えていたホールであっても、急に使えなくなることもあります。

たとえそれまではメインとして使っていたホールであっても、ホールの経営方針の転換のために釘を開ける頻度が少なくなってしまうと、それだけ打てる回数も減ってしまうために、そちらはサブにまわして、メインとして打てる新たな別のホールを開拓する必要があります。

このように、ホールの意向によって収入が左右されてしまうために、パチプロになると安泰というわけでは決してありません。

4.まとめ

いかがだったでしょうか?

パチプロになると上のようなデメリットもありますが、何も悪いことばかりではありません。

もちろん、パチプロになることのメリットもありますので、そちらは前回の記事を見ていただければと思います。

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