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涙とじいじ。

おじいちゃま通称じいじ
今日朝から
PCを貸してくれると
約束してたので
待ってた

20時には寝てしまう
じいじ

とうとう今日は
ブログが書けないかも
だんだん涙があふれて
止まらなくなっていく

「あら?どうした?」

お風呂場から出てきた
叔母がシャンプーの
あったかい香りで
覗き込む

いい匂いがふわっと
ちかよって

大きな瞳が
ボクをみつめる

「どうしたの」

話そうとした
とたんに
嗚咽して
説明がつかなくなって

ただただ泣いた

おばあちゃまが
慌てて近づいてきた

「ぱこちゃん!どしたの?」

「通りかかったら
もうすでに泣いてたのよ」

「じいじ・・ぱ・・ぱそ・・」
しゃくりあげながら
説明を試みるが
声が整わない

すると2人は声を揃えて
「あぁああ、パソコンね」

すると
激しく呼びつけられて
慌てふためくじいじが
おばあちゃまに首ねっこ引きずられ
やってきた

「ぱこちゃんお待たせ」

どうみても忘れられてた
でも文句いってる場合じゃない
サクッと書き始めないと
今日の日記が無くなってしまう

ボクは目をしょぼしょぼさせるじいじを
無視してパソコンを受け取ると
部屋に閉じこもった

きっと、じいじは部屋の廊下挟んだ
向かいのお部屋で待ってる

おばあちゃまのお説教がここまで
聞こえる

「約束したらちゃんと守って下さい」
大人がルールを守らないとダメよ

じいじ
少し待ってて

noteを広げると
メンテナンス中

もう涙が止まらない
思わず廊下に出て

「どうしよ、書けないよ」

じいじが駆け寄って
抱っこしてくれた

あぁ大丈夫
きっとスグかけるよ

しばらくパソコン前
じいじと一緒に
他のサイトを観ながら
待っていた

やっと記事を書ける時間がきた
ふりむくと
じいじはボクのベットで
いびきをかいてる

ありがとう
じいじ

ボクのわがままを
受け入れて
守ってくれる

就寝時間1時間も過ぎてる
ボクは自分の記事を書くための
パソコンを今年は入手するのが
目標だ


さぁじいじ
起きて
お部屋で寝て下さい

ありがとう



読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました