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今年初の登山に行った話(高川山)

順番としては、5回目の登山となるのだが、記憶に新しいうちに書き留めてしまおうと思う。

1.二転三転した山の選定

新年に雪をかぶった富士山をどうしても拝みたくて、新年早々5回目の登山を決行した。
できるだけ大きな富士山を眺められて、日帰りかつ初心者の私でも登頂できる山を同僚にリクエストしたところ、最初は「三つ峠」を提案してくれた。年明け前のことである。

しかし、前日になり三つ峠の登山口に向かうには富士回遊という急行に乗らねばならないが、準備が不十分だったせいで富士回遊の特急券を買うことができず、急遽行き先を変えることとなった(実際は高速バスなどの手段もあるが、今回はなぜか電車にこだわった)

同僚の頭には様々な山のデータが入っているようで、すぐさま次は「石割山」を提案してくれた。
石割山には神社もあり、開運ハイキングコースなどと言われていて新年の登山にはうってつけである。
しかし残念ながら石割山の登山口に近いところまでいく高速バスも席が残っておらず、断念することとなる。

そうして三度目の正直で決めたのが、今回登った「高川山」である。
高川山へは初狩駅から登山口に向かい、そこから登頂へ向かう山だ。
バスの時間に合わせたり、特急券を買わなくても登れるアクセスの良い山である。

2.高川山に登る

これまでメジャーで客足の多い山しか登っていないせいで、私は高川山の登山口にあまりにも人がおらず驚いた。
熊出没注意の看板を見て、友人からもらった沼鈴を忘れたことに気づいた。
熊野出没に怯えながら、「あー」だとか「つらー」などと声にならない音を発しながら登っていく。

途中分岐があり、男坂と女坂に分かれていたが、その時点で既に息が上がっていた。 私は女坂に行きたいと仲間に懇願した。
女坂はさほど急登ではないものの、道に落ち葉が積もっており、また道が狭く足を踏み外すとすぐ落下!な場所も多い。
落ち葉が積もった道は所々滑るので、今度は滑落の注意に怯えながら登っていく。

途中振り返った同僚が「あ!!」と叫んだ。
振り返るとそこには雪をかぶった神々しい富士山の姿。
(もう1人の同僚は意地でも振り返らないと宣言し、1度も富士山を見ることなく山頂まで登った)

最後のラストスパートでは、くねくねと曲がった登りやすい坂道。
しかし年末年始たらふく食べ、たらふく酒を飲んだ私の体にはその道すら厳しく、汗を大量に流しながら山頂に到着した。

3.はじめての「山ごはん」

山頂はさほど大人数が休めるような広さではなかったが、たくさんの人が岩場に座り、食事と富士山を楽しんでいた。富士山は大きく強く鎮座している。

大きく見えたんだけど小さく写るよね。富士山。



私はここで1つ今年の目標を達成することとなる。

はじめての「山ごはん」である。

自宅から持ってきたバーナーやクッカーを取り出し、水を沸かす。スープは飲みきれないので、水を少なめに入れ、沸騰したらそこにサッポロ1番(塩)を割り入れ一緒に乾燥野菜と高野豆腐を放り込む。
そして生卵(100円均一で購入した卵ケースに入れたもの)を割り入れ、体感で3分待ったらスープを少なめに入れてごまをかけ出来上がり。
夢にまで見た私のはじめての山ごはんである。

ごまがセンターに集中しすぎと友人に言われてしまった私の初山ごはん


友人からプレゼントされたモンベルのスタックイン野箸を使いラーメンをほおばる。
ラストはモンベルの蓋付マグカップにつぶれないように入れてきた。おにぎりとも言い難いラップに包まれたご飯を投入し、これまたモンベルで購入した折りたたみのスプーンを使ってスープまで全ていただく。

デザートはインスタントコーヒーとお土産でいただいたちょうど良いサイズのショコラのバームクーヘンだ。
ごちそうさまでした。

4.下山後のお楽しみ

こうして新年の富士山とはじめての山ごはんを満喫し、下山を開始する。
下山はかなり急でしゃがんでいかないと難しいような険しい岩場もあり、相変わらずとてつもない全身運動である。
途中初めてトレッキングポールも使用してみたが、なかなかうまく扱う事ができなかった。
次回は登りの時に使用してみたい。

こうして山を降り、田野倉駅に向かう。
そこから電車に乗り日帰り温泉宿泊もできる温泉施設に到着。
ゆっくりとお湯につかりレストランでほうとうを今度こそ食べようと意気込んでいたにもかかわらず、結局ホルモンラーメンに気を取られ、今日こそはほうとう食べたいと話していた3人のうち、誰1人ほうとうを食べないと言う結果となった。

ほうとうから見事に私の心を奪ったホルモンラーメン



帰りは少し贅沢をして急行特急電車かいじに乗り新宿へ向かう。

5.実は今回試していたこと

実は3回目の登山の時に筋肉痛に苦しめられたので、色々と調べて登山前と登山後にモンベルで購入したアミノ酸のサプリメントを飲んでいた。
しかし翌日、筋肉痛は予定通りやってきて私を苦しめた。
アミノ酸のせいではなく、年末年始の堕落な生活が私の筋力を落としたのだと思いたい…

次回はまた違う山に登ることが決まっているが、その前に旅行を挟んでいる。
旅行のことも触れられたら、記事を書きたい。

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