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プレゼンで気をつけていること 2

プレゼンTipsをお届けしているノートの2回目です。

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Tips2 「重複を気にしないこと」

「先ほどお話をされたXさんのスライドにもありましたが・・・・・」
 「冒頭でお話した繰り返しになりますが・・・・・」
という言葉をよく耳にします。

こういった言葉は、周りに気を使われる方や、少しプレゼンに慣れてきたころの方に多く見られる傾向と思います。

気を使われる方は「何度も何度も言ってごめんね!」という配慮として、慣れてきた方はコンテンツ自体の重複であったり、前後の講演者との関係が気になって言われるのかと思います。

どちらにせよ、これらの言葉は聞く側からするとあまり重要な言葉ではありません。聞いている人はそこまで重複していることに対して気にしません。むしろ、何度も出てきたりするのであれば、これは相当重要なのだなと思います。

複数の登壇者がいる場合、どうしても前後で話をされる内容が気になります。そして、前後関係を意識した言葉を挟みがちです。しかし、同じテーマで話していると、ある程度結論や本質的な部分は同じになることは当然です。むしろ同じであること自体に意味があります。そのため、重複への配慮をすることはあまり気にしなくてよいと思います。

自分が話をしている中でも重複を気にすることがありますが、こちらも、あまり気にしないで大丈夫です。

作成している側はスライドを何度も見ていますので、重複などが気になります。しかし、聴講される方は初見のことが多いでしょう。したがって、相当重複しない限り、覚えていないので気にする問題というほどではありません。むしろ、重複をうまく使うことで、全体に筋が通っている印象を出すことができます。

さらにお話が上手な方が陥る「常識との重複を考慮してしまう」ということもあります。

聴講者に対して高いレベルを期待してしまう登壇者にある一つの傾向として、「こんなこと常識だろうから、何度も言うのは良くないね」と考えてしまっているように見えることがあります。

常識と重複するので省く、配慮してコメントしてしまうなど、これらも重複を意識した結果として起きている現象だと思いますが、重複は配慮しなくて良いので、説明を省くことはせず、特別なコメントも入れないで粛々と進めるほうが良いと思います。

これらの言わなくてよい言葉は、比較的最後に「~~~が、」と言うことが多いです。セルフチェックをするときには、最後に「が」が付いているかを意識してみてください。また、他の方の発表を聞くときも"が"を意図的に探してみると、これ以外にも発見があるかと思います。

では、また次回!

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