ゲイと恋バナ ー恋愛観の多様性を考えるーパレットークVol. 2開催レポ

7月27日(土)、第二回目パレットークが開催された。

みなさんは、恋愛観をどうとらえているだろう?

私たちのまわりには、恋愛に関して実に強固な「王道ストーリー」で埋め尽くされている。その筆頭であり骨子となるのは、「男と女は出会い、恋に落ち、結婚する」という筋書き。

今日は、そのいわゆる「王道ストーリー」ではない恋愛をする2人によってトークが繰り広げられた。太田尚樹と合田文、2人の編集長による恋愛トークは、世の中、そして自分の「当たり前」を問い直す大切さと楽しさにあふれていた。

(文章:伊藤まり

太田尚樹さんが運営する「やる気あり美」は、「世の中とLGBTのグッとくる接点をもっと」をモットーに、面白く読みながらも何か心に残る楽しいコンテンツを発信している。

そんな太田さんを迎えて「恋愛」とは何か、トークが弾んだ。

太田さんは、恋愛観と友情観の違いを舞台を見る気持ちで例える。いわく、「友達だったら、最前列のいい席で見て応援したい!という感じだけど、恋愛の相手は舞台袖からドキドキ見守りたい」とのこと。

一方、恋愛感情のないパートナーと交際することになってから、恋愛観が大きく変わったという合田。恋愛のなかでもさらに、恋と愛は必ずしも一致していないのではないか、と語った。

さらに話題は、性的な欲求と恋愛の関わりについても広がり、2人の恋愛や性の捉え方が少しずつズレていることがわかる。

質疑応答では、最近恋人ができたという太田さんの惚気トークも炸裂し、ときめきに満たされた土曜日のオフィスだった。

2人のトークを聞いていて感じたのは、2人とも自分が恋愛や友情といった人との関わりをどのように捉えているのかをとても丁寧に考えているということ。それぞれに違った恋愛観を持ち、違ったパートナーシップを築いてはいるが、それでもお互いに納得しあえるのは、自分の恋愛観を「当たり前」で雑にくくって理解することをサボっていないからなのだろう。

恋愛は、かなり個人的な経験に限定されていて、しかもその経験が強い実感として私たちのなかに残ることが多い。だからこそ、自分にとっての「当たり前」を人に押し付けてしまいがちだ。

しかし逆に「当たり前」が当たり前ではないと気づくことは、実はワクワクするものでもある、ということをトークを通して知ることができた。そしてその経験の差から、さらに自分の経験や価値観を整理しなおすこともできるのだ。

人との関わりを持つということは、きっといつまでたっても悩みがなくなることはないだろう。ならば、その難しさに存分集中できるように、余計な「当たり前」は取っ払ってしまおう。2人のトークや、参加者の方の声を聞きながら、そんな風に感じた。


暑いなかお越し下さったみなさま、ありがとうございました。
次回のパレットークもお楽しみに!


(写真:星野晴泰

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