（前回の話/レポ5）

(続き)
前乗り〜当日までの道のり、色々あったけどそれは後ほどゆっくり書こうと思う。
先だって【試合結果】をここに記す。
ちなみに写真はここにはない！ どこにもない！

私はこのサマーソニック２０２３という怪物に勝利できたのか？　
私が出した結論は、
「負け寄りの引き分け」‼

【 試合結果内訳 】

・位置取り　
失敗
（ステージ右側、かなり前方へ行ったものの背が低い為、ほぼ誰かの後頭部&モニターは近過ぎ）

・成果　
顔が分かる位の距離で一瞬見切れること4回ほど、合計3秒、リアムの姿を肉眼で捉えることに成功、確実にリアムの実在を確認

・リアムの喉コンディション　
絶好調

・周囲の状況　
ギチギチに〝ケンドリ半地蔵〟に囲まれる

・気候　
夕暮れ、快適

・好きな曲　
やってくれた(Roll it over)

【 自分的 】

・健康管理　
良好を維持、放水によりズブ濡れ

・声出し　
全曲熱唱完走

・運動　
手を上げる、背伸び、ぴょんぴょん跳ねる

・精神　
情報量過多による若干の集中力欠如

・記録　
写真なし、動画なし、余裕なし、脳裏頼りも記憶半分なし

【 リアム以外のステージ 】

・オリジナルラブ／ピースフル平和最高
・ケンドリックラマー／アリーナ席から余裕を持って観覧、圧巻見て良かった
・Night Tempo／死際ヤケクソ踊り

翌日無事帰宅、体調に異常なし

以上！！！

　臆病者の私がリアムギャラガーを見る為に挑んだ、このサマソニという怪物に勝利したとは正直言えない。ほぼ何も見えなかった。　　
　しかし目視で実在することを確認、歌い飛び跳ね、やれるだけのことはやった。 　　

どうにかリアムを見たいという執拗な欲望、背伸び、ジャンプ、全然見えない、手を上げる、ケンドリック勢に負けないように自分も全力で歌う。情報過多、楽しむというよりもう無我夢中であっという間に時が過ぎていった…。

リアムの声は完全に仕上がっており、めちゃくちゃパワフルだった。
髪型も小ざっぱりしていた。
ARIGATO.

リアムをこの眼で見たい。

そこに合理性のある理由はない。
自分がいかに貪欲な人間であるかはよくわかった。本物のスターはやはりそう簡単に見れるものではない。それがスター。何歳だとしてもスター。また日本に来ることがあれば、リベンジしに行きたい。
今度は何とも戦わずに見たい。

今後の人生でまた音楽フェスに行くことがあるかはわからないが、もし行くことがあるならばその時は誰かと一緒に行こうと、普通に心に決めた。
今回単独で乗り込んだことに一切の悔いはないが、私以外の全員が最初から知っていたように、「フェス」とは1人で行くものではない。
もうちょっとユルいやつなら子供も連れて行ってみたい。

しかし、様々な未知の恐怖と戦いながら、熱中症で倒れることなく、圧死もせず、嘔吐もせず、おしっこも漏らさず、一瞬でもリアムをこの肉眼で見ることができた。
リアムはほぼ見えなかったが、リアムを〝やる〟ことに関しては完全燃焼、これが今回の私の最前線だ。

（続く）