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2泊3日の荷物 「サマーソニック2023リアムギャラガー見る為に1人で参戦するレポ8」

(前回7の続き)


それから、必須なのが帽子。

夫が土産に買ってきてくれたバケットハットを日頃愛用していたので、これを被っていくことにした。
しかしツバが短いので日除け効果に脆さがある。
子を公園に連れるなど日頃の生活で首の後ろに陽が当たるとマジでやばいということに私は気付いていた。
若い頃はそんなこと気にしたこともなかったが四十(しじゅう)の首後ろ日光直射は、もうダイレクトに頚椎を溶かしにかかってくる。

そこで、帽子の後ろにクリップで付け外しできるタイプの黒い日除け布を100円ショップで購入し、その弱点を補強することにした。

これは見た目がかなりダサい。
変。
メッシュ生地で異様に長い。

最初から後部の日除け布と帽子が一体となったアウトドア向きのデザイン帽子とは異なり、明らかに何かが変。
完全に農作業寄り。

農作業寄り


しかしそのバランスの悪さが誰かの視線を引き止め、頭の中で「ダサい」と唱えさせるところまで到達することなど有り得なく、つまり私のことなど千葉で気にかける者など誰1人いない訳だがこれは自分の気の持ちようである。なるべくは「自分の中でのダサくない自分」で居たい。

命を守ることを第一に、その場に応じて己のダサさに耐えきれない時は外せば良いということにして、荷物に入れる。


今回サマソニへの準備で、新たに物を買い足すことは極力避けようと決めていた。

これ以上金を掛けるわけにもいかないし、そういったものはイベント後結局使わなかったりするし、なんだかんだ使い慣れたものが一番良い。
今家にある日常アイテム個々の強度を高めると同時に、本当に必要と思われる最小限の選抜メンバーで戦いに挑む。


サマソニ会場にはクロークやロッカーがあるので大きな荷物があってもそこに預ければ良いのだが、当日何があるかわからない。
とにかくでかいカバンを持ってフェス会場に行きたくないという謎に強いこだわりを持っていたので、服はホテルのコインランドリーで洗濯することにして、その他も極限まで無駄を省いた荷造りとなった。

計2泊3日分の荷物を、20年もののナイキの小さいリュックと、10年前バイトを辞めた時に全員年下のバイト仲間達がお金を出し合って餞別にくれたグレゴリーのショルダーポーチに集約させる。

このショルダーポーチはほぼ毎日使っている。グレゴリーの定番柄で、いい加減年齢に見合ったものに買い換えたいのだが、500のペットボトルも入れようと思えば入るという収納力の高さとその気軽な使い勝手の良さが体に馴染み過ぎてなかなか別れを切り出せず、今も毎日使い続けている。
バイトの子も全員いい人だった。

夫は私の荷物を見て、その少なさに若干引いていた。


(9へ続く)

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