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今日のEUS note

「今日のEUS note」
shunによる日々のEUS指導風景です。

症例:乳頭部腫瘍疑いのEUSスクリーニング目的です。実施者はトレイニーのH先生で件数はEUSは10-20件ではじめたばかりです。

shun:
胃内操作はだいぶ良い感じですね!!!球部はバリエーションのためちょっと難しかった症例でしたね。普通は肝門部の観察は左回転ダウンで上がるのですが、この方は肝門部逆回転パターンで右回転プラスダウンが必要でした。球部はこういう、逆パターンも多いので注意が必要ですね。

また、乳頭部が少し見にくい時の対応ですが、
アップアングルだけではなく、スコープを軽くプッシュすると見やすくなります。右回転プラスプッシュで球部から下行部へとスコープが進むからです。

H先生:でも押すのもちょっと怖いですよね。赤玉ですし、十二指腸は壁が薄いですし。

shun:そうですね。球部は確かに危険です。でもエコー画面を見ればどのくらい壁に負担がかかっているかわかりますよ。
右下の図のエコー画面の左上の部分がプッシュされているところですね。あまり強く押すとここがすごくひしゃげているように見えるはずです。EUS画面でスコープの先進部はいつも見えているんです。これを見ながら押せばある程度は安心ですよ。

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