中国帰国者の歴史、今、これからを考える

昨日、長崎県庁大会議室で開かれた研修会に参加しました。

タイトルは、『中国帰国者支援のためのボランティア研修会「まなびや」<中国帰国者の歴史、今、これからを考える>』、中国残留邦人と呼ばれる人たちが生まれた背景や、帰国後の苦しい生活のお話を聴くことができました。

また、帰国者一世(ご自身が残留孤児であり、大人になって帰国)の体験談も有りました。
1945年8月9日ソ連が開拓団の村に侵攻して来た時の惨状を、当時2歳だったこの体験者は語って下さいました。

当時2歳だったと言うことは、僕の父とそう違わない年齢です。父は同じ日に長崎にいて原爆に遭いました。今も大きな病気をするでもなく生活できる父の方がまだ幸せなのかも知れませんが、そんなの比較するものではないですよね。
戦争がなければ、どちらもそんな惨状に見舞われることはなかったはずです。

僕は被爆二世です。僕と同じ世代で被爆二世と言えば、まだまだ子育て中の世代も多いと思います。
かたや、戦後生まれた父の兄弟も、被爆二世です。そろそろ介護が必要になってくる人も出てくる世代とも言えます。
同じ被爆二世でも、こんなに違います。

でも、僕はこれを、中国残留邦人に当てはめて想像したことが有りませんでした。
当時成人で残るしかなかった人の二世、孤児として育った人の二世、孤児として育ち年老いてから帰国した人とその二世。
同じ二世でも、様々なパターンが有ります。もちろん残されてしまったご本人も、様々な苦難を乗り越えて、今日が有ります。

戦争は始めちゃいけない。
でも、まだ終わってない戦争もある。
僕らの世代だって、第二次世界大戦は歴史の時間に習いました。だけど、まだ身近に体験者がいた世代です。
忘れちゃいけないし、語り続けなければならないのだと、改めて思いました。

スマホ活用コーディネーター。SE28年目・週末ときどきスマホセミナー講師10年目に突入しました。他に専門学校教員2年経験あり。ガジェット好きですが、他にも多数好きなモノあり「🌟ヒトカラ・ラジオ・鉄道番組・中国語・長崎・アニメ・特撮・読書・ 徳永ゆうき ・うさまる🌟」