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カゼの漢方の正しい使い方 〜その症状葛根湯であってますか?〜

カゼの初期に葛根湯!!!は半分間違ってて、半分合ってます。どんなカゼの初期でも葛根湯というわけではなく、鼻水が出てても、喉が痛くても、葛根湯とは違うお薬が使われます。でも皆さん、とにかく「カゼの初期には葛根湯!」を飲まれている方が多いです。また、カゼの初期以外でも、慢性的な頭痛、肩こりに、そしてカゼの予防や、乳腺炎の予防、妊婦さんのカゼなどにもよく使われる葛根湯ですが、中医学から見ると「とんでも」なことが多いです。今日は正しいカゼの漢方薬の使い方について、そしてそれらを使う際の注意点について簡単にかつ詳しくお伝えしますね。

普段私のツィートをよく読んで頂いていて、「漢方の風邪薬の使い方はバッチリ!」という人はあまり面白くないお話ですので読まなくても良いかもしれません。もし「え?だめなの?」と、少しでも思った方や、使い方が不安な方、そして妊娠中や授乳中、それに肩こりや頭痛に葛根湯がよいと思っている方はぜひ読んで見てくださいね。

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