リンゴ

超簡単!リンゴとハチミツの潤肺デザート

この時期おいしいのは梨ばかりじゃありません。リンゴも今が旬で、なおかつお安いのです。リンゴは栄養バランスに優れた健康食材です。中医学でリンゴは、潤いを生み、胃腸を元気にし、イライラもおちつけてくれる食材として紹介されています。ハチミツと合わせることでさらに潤い効果の高い薬膳デザートになります。

リンゴは、胃腸にも優しいので小さなお子さんでも食べられます。1歳の子でも食べられます。なおかつ大人が食べてもおいしいし、身体に良いデザートなので、是非お試しください。もちろん、簡単にすぐできちゃう方法をご紹介します。

【材料】

■ リンゴ   1個
■ ハチミツ 大匙1
■ レモン汁(あれば) 大匙1/2
■ シナモン(あれば) 少々

【つくり方】

①リンゴは切って芯をとり、乱切りするか、スライスします。皮は剥いても剥かなくてもいいです。
②リンゴは加熱すると汁があふれるので、ちょっと深めの、レンジに使える容器にリンゴを出来るだけ重ならないように入れます。
③ハチミツとレモン汁を回しがけます。シナモンをちょっと振り掛けます。レモン汁は酸味があるリンゴなら必要ないかもしれません。
④ラップをふんわりかけて、レンジで3分加熱。

以上です。

笑っちゃうぐらい簡単です。ラップのまま粗熱をとり、冷蔵庫で冷やすと透明感がでるそうで、見た目にもきれいです。もちろんそのままでもおいしいです。小さく切ればパンの具にもなりますし、パイで包んで焼けばアップルパイも作れます。

ハチミツとレモンを入れずにそのままレンジで加熱するだけでも十分においしいです。そうすれば1歳ぐらいの子でも食べられれます*。リンゴをするより簡単です。熱が出た時にもどうぞ。

*1歳未満のお子さんが食べるときにはハチミツは入れないでくださいね。

りんごとはちみつ。中医学から見ると?

リンゴ

【性味/帰経】
涼性、微寒(平性とも)、甘味/脾、胃、心

【働き】
1.清熱生津潤肺: 熱のこもり、口の渇き、空咳、肺を養い機能を回復する
2.清熱除煩: 熱を収めて、イライラを解消する
3.開胃醒酒: 食欲を促して、二日酔いを解消する
4.止瀉通便: 下痢、便秘、消化不良を助ける

【禁忌】
・胃腸が冷えている方は加熱してから食べましょう。
・リンゴ酸などの刺激により胃腸トラブルを起こすことも考えられますので、一度に大量に食べるのは控えましょう。

はちみつ

【性味/帰経】 
平、甘/肺、脾、大腸

【働き】 
補中:胃腸を元気にする。
潤燥:保湿作用で乾燥を防ぐ。
止痛:痛み(主に胃腸)を止める
解毒:毒を消す

【注意】
胃腸機能低下時や軟便、下痢傾向は控えてください。

梨と同じく、リンゴも9月から11月とまさにこれからが旬の食べ物です。乾燥が気になるこの季節に、潤いの果物たちは旬を迎えてくれます。リンゴは梨の寒性に比べて、平性または微寒なので、熱を加えれば冷える心配は無くなりますね。美味しいときが身体が必要としてるときです。しっかり食べましょうねー

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