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春を快適に過ごし、一年を心地よく過ごす養生法

一年の計は春にあり 

新年度が始まり、新しい職場や学校、環境での生活がスタートするので、不安と期待が入りまじ待った日々をお過ごしの方、多いと思います。

春は一年のはじめとも考えられ、この時期を良い状態で過ごすことが、この後の季節を快適に過ごすきっかけになります。

中医学で春は、「発陳(はっちん)」といって、古いものが新しくなり、万物が芽吹き、成長し始める季節と考えられています。また春は五行説では「木」に属する季節です。木には「曲直」、「易動」、「喜伸長」といった性質があり、木々が枝を伸ばすようにのびのびとし、葉が風にそよぐようによく動き変化するという特徴を表しています。

ではどんな生活をして、どんなものを食べると良いのでしょうか。

春は「五行説」によると、「肝」に属する季節で、春は肝がよく働く季節です。しかし、うまく肝が働かないと様々な不調になるよとも書かれています。

肝と聞くと肝臓を思い浮かべてしまいますが、中医学が指す「肝」は、お酒を飲みすぎると悪くする「肝臓」とはちょっと違います。どうしたらよい春を過ごせるのか、見てみましょう。


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