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10月個別カテキョ報告②

次のカテキョさんは、
完璧じゃないと絶対に嫌。っていう小5女子ちゃん。

出来ない自分が許せないという特性を持っているのです。
お母さんとしては「よくできているよ。」と思っているのだけれどね。

私から見ても出来ているのですが、
そういうお子さんのときは、
本人が「なんか出来ていないような気がする。」「気になっているんだろうな、ここ。」
というところを、少し取り上げるんですね。
そういうポイントを、持ってきてもらったテストを糸口に、私が見つけていくのです

その場で。すぐに。

本人的に、ドンピシャでそれが当たっているし、
それを教えてもらえて、痒い所に手が届く感じなんですね。

そうやって、「この人が『よく出来ている』って言ったら『本当に出来ているんだ』」というところを知ってもらう。
植え付ける

すると、その子が安心して勉強が出来るのです。
そういう性格や特性もしっかりと把握して家庭教師をしているので、
完璧じゃないと絶対に嫌という子でも、スムーズにカテキョが進みます。

それに対して
「もう勉強したくない。もういいよ、この30点で・・・」という小5女子ちゃん。
周りの友達も同じような点数ということで、危機感はなし。
それより「どうして自分だけが勉強しないとダメなの?」という不満たっぷりの姿勢で、
「勉強しなさい」というお母さんと大きく対立するのです。

これは大変ですよね。

30点でいいわけない。

テストを紐解きながら、
ぱんシックスや教科書ワークと突き合せて、
「テストってぱんシックスと同じ問題出てるんだよ。」ということを見せていきます。

そうすると、
「え、本当だ。これやっておけばいいんだ。」
と本人が思う。
それでも、今まで勉強から少し離れていたブランクがあるので、一緒に教科書を見ながら問題を解いていく。
「ほら、ここに解答の仕方が乗っているよね。自分で読んでごらん。」

わたしは全部教えないで、「勉強の仕方」を教えるんですね。

読ませて自分で理解させる。

それをしないと、単発のカテキョの場合、この後自分で勉強ができない。
前述の完璧主義の子には、「圧倒的な華麗な解き方」をみせて、
この「もうどうでもいいや。」という子には、とにかく自分で見つける方法を教える。

これが同じ小5ちゃんでも、性格と今の状況に合わせての指導になるんです。

こちらの小5女子ちゃんも、
「カテキョに来る前はやる気が0%だったけれど、カテキョ終わったら50%くらいになった!」ということで、
これから100%にもっていけるように、少し継続してカテキョをすることになりました。

大事なのは、自分で解ける力。

また次も頑張りましょう。
必ず何度も山あり谷ありですので、最初からそう見通しをもってやっていきましょうね!
ナビゲーターとしても、私頑張りますよ。

そしてもう一人の小5女子ちゃん。
最近大手の受験塾に通い始めました。

受験塾っていうのは、小4のスタート時から入っていないと、もんのすごいキツイです。

算数が。

模試を見ても、「ああ、これはここが全く分からないのだろうな」と思える解答。

なのでちょっと辛辣なアドバイスをしました。

「第1志望の中学には、小5までの進学塾のカリキュラムで十分なので、その小5までのものを、
小6にかけてやるのがベストですよ。
いってもわからないところにいっても、時間の無駄で、入試のためには、もう1分たりとも時間を無駄に出来ない状態です。
受かりたいなら、この問題集をとにかく解きまくるための時間を確保するために、塾を止めた方がいいのではないですか?
ということです。

親としては、
「受験専門の塾に通えば、中学受験の勉強ができるはず。」と思いますよね。
「出来ないのは、うちの子の努力不足だと思う。もっと頑張れば、理解できるはず。」と。

でも大手進学塾のカラクリは、そうじゃないんです。
たぶん、小5から入ったら、ずーっとこの先勉強をしたとしても理解できません。

塾からは大量の「こなしきれない」宿題が出続けるのですから。

こなしきれない宿題をさせておいて、お金を払わせた方が塾側は得なんですよね。
教材販売も大きな収入源です。

答えは出ませんでしたが、
まずは親子で考えて、またぜひ受けにきてください。

ということで、対照的な3人の小5ちゃんのお話でした。

まだまだ続くよ!

https://panda-school.jp/curriculum/tutor/

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