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個別カテキョ報告⑤

不登校の子も、個別カテキョにはいらっしゃいます。

小5の男子君、学校に行けなくなって、半年くらいだそうです。
いろいろと話を聞いていると、
診断はついてないものの、やっぱりASD(自閉スペクトラム症)っぽいとのこと。
軽いけれど、対人関係が苦手で、
休校中にYouTubeを見過ぎて、そのまま朝起きれなくなり、
なんとなく学校の勉強についていけないところが出てきたときに、
なんとなく行けなくなっちゃった。ということでした。

YouTubeやゲームって小さいうちは親が自制出来ますが、
思春期を迎えると、もう親が静止できなくなる。

だから、絶対に見せない方がいい。小さいときは特に…

辞めさせられる自信がある方はどうぞ、ご勝手に。

Mくんと話をしながら、
学校には戻りたいか?と聞いたら、
別にどっちでもいいという返答。

お母さんも、腫れ物に触るようにM君を扱っている感じだったので、

わたしは家庭教師だから、勉強を出来るようにするのが仕事なんだよね。
で、M君が学校に戻ろうと、戻るまいと、どっちでもいいのだけれど、
とにかく、今やるべきところの勉強が出来ないというのが、一番困るので、
それをどうにかするためにお母さんがここに、あなたを連れてきたんだっていうことわかってる?

と切り出しました。

YouTubeも、本当なら30分とか1時間とかで切り上げてくれたらいいけれど、
あれは中毒だから、やめるなら全部やめてください。

で、
そのうえで、学校を休むならどうぞどうぞ。

勉強をして、YouTubeをやめて、学校へ行くという構図ではなく、

やるべきことをやっててくれれば自由ですという風に切り出しました。

帰りの車の中で、
「もうあんなところには行きたくない。どうして連れて行ったんだ。」
と相当ごねたみたいですが、
お母さんも心を鬼にして、
Wi-Fi制限かけて、
観れない状況にしたそうです。

もちろん、M君のイライラはマックス。
でも、日を追うにつれて、
今までYouTubeに興味が言ってたんだけれど、
まず、お母さんの一挙手一投足が気になるようになった。
最初はうるさいとか、目障りといっていたけれど、
先回りしてお手伝いをしてくれるようになったんだそうです。
何も言わずに。

ありがとうっていうと、
不意っといなくなる。を繰り返し、

暇になったから学校に行ってみようかな。となったそうです。

まだまだ、これから。
まだまだ、ですけれど。

不登校ってなると、
フリースクールがどうとか、
どこでも行けるところがあるとか、
学校に戻す必要がないとか、
いろいろ、言われますよね。

でも圧倒的に、
歩いていける学校に、自分で通ってくれるのは親として楽なんです。
そこで、有意義じゃないにしても、時間を過ごしてくれたら、
家でずーっとタブレットで寝っ転がりながらYouTubeをみているよりは、
歩くし、座るし、姿勢を整えなきゃいけないしで、基礎体力が養われる

あとは、

勉強。

ちょうど、予習しておいた方がいいなと思ったところをちょっとだけ教えたのですが、
分数の足し引きに入ったところで、
ASD的にも、理解しやすいところだったらしく、
勉強も前より興味があるみたいだというお母さんからの報告でした。
勉強ってやらなきゃいけないところと、これは捨ててもいいやっていうところがあるから、
ぱんだ先生にまた聞きにおいでよ。と言ったら、
何にも答えてなかったけれど、
「また行こうかな」と言ってるそうです。

不登校もいろいろあるので、ですが、
来れそうなら、個別、試してみる価値はあると思います。

個別は、75分15000円+税

最近、
「先生は、どの教科を教えられますか?」と聞かれます。

3歳から18歳まで、
全部の教科、どうぞ!

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