蒙昧パスタ

 プライム会員限定だが、amazonでハトムギ化粧水がめっちゃ安い。1000ml 580円だ。

 これは、ダイコクドラッグで買うときの半分の値段に相当する。庶民の味方でおなじみのダイコクドラッグを安さで凌いでくるとは……、さすがamazonである。

 今回はこの宣伝をしたかっただけなので、他に話すことが何もない。一応、当ブログにおけるピンチヒッター、書きぞめお題メーカーさんに神託を乞うてみたところ、以下の三訓を賜った。

 『ITバブル』

 『落ちぶれてすまん』

 『お前にお父さんと呼ばれる筋合いはない』

 持て余す。

 というか前々から思っていたが、書きぞめお題メーカーというわりに、時々やたらと長いお題が出てきたりするのは何故だろう。この文字量が収まる半紙は市販されているのだろうか。


 まぁ、そんなことはいい。本当は何の話をするのか、もう決まっているのだ。つい最近、RPGの “テイルズ オブ” シリーズの10作目であるテイルズ オブ ヴェスペリアの、リマスター版(つまり、最新ハードでも遊べるようになった版)が発売されたらしい。そこで今回は “テイルズ オブ” シリーズの思い出について話そうと思う。

 “テイルズ オブ” シリーズとは、バンダイナムコエンターテイメントから発売されているRPGシリーズのことである。ドラクエやFFに比べると知名度は劣るが、1995年のテイルズ オブ ファンタジアから2016年のテイルズ オブ ベルセリアまでで合計16作品も出している超人気RPGシリーズだ。私はこの “テイルズ オブ” シリーズの中だと3作品だけプレイしたことがある。5作目のテイルズ オブ シンフォニア(以下シンフォニア)、8作目のテイルズ オブ ジ アビス(以下アビス)、そしてさっき言った10作目のテイルズ オブ ヴェスペリア(以下ヴェスペリア)だ。

 作品を古い順に並べるとシンフォニア→アビス→ヴェスペリアの順だが、私がプレイしたのはアビス→シンフォニア→ヴェスペリアの順なので、その順番で思い出を語らせてもらう。

テイルズ オブ ジ アビス公式サイトwww.tv-toa.jp

 まずアビスだが、このゲームを知らない人でも、これの主題歌は知っている人が多いんじゃないだろうか。BUMP OF CHICKENのカルマである。​

 名曲である。ただでさえ良い曲なのだが、ゲームをプレイした後だとまた歌詞が染みるのだ。

 それで、このアビスは、私がこれまでにプレイしたRPGの中で、最も心に残っている作品である。非常に印象が強く、未だに時々、ストーリーやキャラクタにについて思い返すことがある。しかし、それはこのゲームがとても素晴らしいゲームだったからというよりも、私がこのゲームをプレイしているとき、ストーリーが進むにつれてものすごく傷ついたからである。

 まずこのゲーム、RPGとしては斬新と思えるほどにパーティの仲が悪い。それも、「何かっちゃあ喧嘩してる」というような仲の悪さではなく、「アルバイトが仕事の出来ない社員に冷たく当たる」みたいな仲の悪さなのだ(この場合の社員は、王族である主人公を指す)。つまり激しい口喧嘩や殴り合いをするわけではないのだが、主人公が何か言ったり行動したりする度に、パーティのメンバーからイヤミや叱責が飛んでくるのである。そんな空気が、ストーリーの3/5くらいまで続くのだ。もう、めちゃくちゃに心が痛い。

 しかもストーリーの1/4くらいのところで、主人公は一度身体的にも精神的にもズタボロにされた上、パーティのほぼ全員から軽蔑され、見捨てられる。いや見捨てられるというか、このパーティはそもそも「共通の敵を倒すため」などの理由で集まった仲間同士ではなく、「仕事の都合で」たまたま一緒になっただけのメンツであるため、客観的には「見捨てた」というより「仕事が終わったから帰った」という方が正しいのだが、そうは言っても、ボロ雑巾みたいになっている主人公を更に罵倒しながら帰って行くメンバーたちは、プレイヤーからすると鬼畜としか言い様がなかった。

 一応、ストーリーが後半にさしかかってくるとそれなりに仲良くなってくるのだが、それでもやはり他人行儀感が拭えない。「教室ではつるむけど放課後遊んだりはしないクラスメイト」レベルだ。そして物語の最後まで、そんな感じの仲良し度を保ち続ける。

 しかし、ここまでの語り口では全く伝わっていないと思うが、テイルズ オブ ジ アビスはとても面白いゲームである。やっていて辛い気持ちにはなるが、ストーリーは何段構えにもなっていてとても深いし、伏線も随所に張り巡らされている。本筋とは少し離れたところにあるサブクエストをたくさんクリアしていくと、仲間たちや敵キャラの悲しかったり後ろ暗かったりする過去が明らかになったりもする。敵にも味方にも絶対的な悪人がいないのに、色々なことが影響し合ってどうしようもない方向へ物語が転がって行ってしまうのがこのゲームなのだ。プレイしながらアイデンティティとか生きていく理由とかについてめちゃくちゃ考えさせられるので、そういうのが好きな人にはとてもおすすめである。

 次に、シンフォニアの話をしよう。

 このシンフォニアは、テイルズシリーズの中で、最もパーティの仲が良いことで有名な作品である。主人公は仲間想いの良いやつで、アビスの主人公とは対照的と言えるほど、仲間たちに好かれている。またパーティのキャラクタの一人一人が主人公を張れそうなくらい個性的で、仲間同士の会話を見ていてもとても楽しい。

 またストーリー中盤で、主人公がとんちを利かせてヒロインの体調不良を見事に看破するところは、テイルズシリーズ内でも屈指の名シーンと言えるだろう。

 最後に、ヴェスペリアの話である。……であるが、正直言って、このヴェスペリアについて、内容に関する記憶がほとんどない。主人公が飄々としていてカッコいいことと、喋りそうで喋らない犬が出てくることと、女キャラが多いわりに恋愛要素が薄いことくらいしか覚えていない。今、この話を書くためにウィキペディアで大まかなストーリーを見返したが、それでもあまり思い出せない。

 これはヴェスペリアが印象の薄いゲームだったというより、私がこのゲームを1周しかプレイしていないからだろう。「1周やったら覚えてるだろ」と思うかもしれないが、このテイルズシリーズというのは各タイトルごとに世界観からしてめちゃめちゃ作り込まれていて、主人公たちが取り組んでいる問題も政治的問題やら環境的問題やら人種的問題やらが複雑に絡み合っていて重要なキーワードがたくさんあり、1周目はわけもわからず言われるがままにどこぞの敵を倒したりしていたのが、2周目でようやく理屈がわかってくるような感じなのだ。人にもよるのかもしれないが、少なくとも私はそんな感じだ。

 それで、どうしよう。ヴェスペリアのリマスター版はNintendo Switchにも対応していたはずだ。Switch……結構欲しいのだ。たしか近いうちに、Switchで遊べる『どうぶつの森』の新作も出ると聞く。PS4でモンハンの新作が出たときは辛くも誘惑に打ち勝ったが、今回は厳しいかもしれない。テレビモニター無しでも使えるという点が、ポイント高すぎるのだ。

 最近、本格的に話すことが無くなってきた。しかし泣き言は言っていられない。先日、なんとなく2019の目標の1つを「200記事投稿!」にしてしまったので、最悪競馬にドはまりしてブログタイトルを「馬と哀切と私」に変えてでも、記事を書き続けなければならない。

 一体自分が何と戦っているのか私自身全く分からないが、人生、目指すところがあるのは良いことであるはずだ。熱い闘志を空焚きしながら、今日も生きる。

 ↓ 字と絵の練習14日目くらいの漫画

 ↓元ネタのCM


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?