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『えんとつ町のプペル』THE STAGE

2/5(水)14:00の回の舞台を観に行った話(※舞台の感想は第8章へスキップ)

朝、静岡をバスで出発。バスの中で仕事しようと思ったのに、twitterみてたら3時間過ぎてしまった。本当に恐ろしい。他人のつぶやきをただ見ているだけなのに、まるでビジネス書を読んでいるようなインプットがたくさんあるうえに、アウトプットまでできてしまう。今までの人生、SNSを毛嫌いしていたことを最近猛省している。

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新宿について、まずは新橋に向かう。今日は舞台の他にやりたいことがもう一つ。新橋や山手線電車内にハートドリブンハックが起こっているらしい。これは是非ともカメラにおさめたい。私が本を収集し始めた最初の一冊目は何を隠そう「ハートドリブン」だった。何年振りかに読んだ本で、こんなにスラスラ読める自分にもびっくりしたし、途中何度か泣きそうになった。こんなドライな私が泣きそうになるなんて相当なんですけど!?

起業する人たちなんて、Fラン大卒の私には関わりのない、小難しいことがたくさん書いてあって、どうせ「うへぇ~!!」ってなるだけでしょって思ってたけど、いやいやそうじゃなくて、感情を大事にしないとこれからの世の中やっていけないんだって本だったから、なんだかやたらホッとして、「ちょっと、そんなことも分からずに仕事してたの?」って勝ち誇った気分でもあった。更には、本気で戦ってる人ってやっぱりかっこいいし、本気で生きないとキャッチできる感情も減ってしまうから、やっぱり私もまだまだこれからチャレンジしたいって思った。ホントいい本なのよ。これ。

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だからハックの宣伝に参加したくて、新橋でタイムラプスするって決めてたんです。でもタイムラプスって時間かかるから、一発勝負にしないといけなくて、まずはホームに降りてキョロキョロ。改札を出てキョロキョロ。どこよ。もうほんと東京の駅って改札いっぱいあるし、ホーム長いし嫌い。こんなホーム長かったら、しずてつ電車、隣の駅に着いちゃうからね!草薙駅から県立美術館前駅ぐらいの長さ余裕であるよね。もぉ。ってちょっとイライラしながらも目的の場所に到着。

さてさて、ちょうどお昼で、それほど人も多くなく、でもこれ何分撮ればいいんだろう。固定できる場所もなさそうだし。とりあえずテスト。・・・。はい!どうだ!再生0秒…( ;∀;) なるほど、これはなかなかなヤツですね。理解。もう時間もないので一発勝負。とりあえず5秒頑張ろう。ってことで撮影スタート。若干通行の妨げになっていることを気にしつつ、約2分スマホをなるべく腕で固定して撮影。季節柄マスクしている人が多くて助かった。なかなか良いのが撮れたので早速twitterにアップ!さて、急ぐぞ!!開場まであと15分!!

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新橋から浜松町へ行き、モノレールで天王洲アイルへ。いよいよ今日の本題。舞台『えんとつ町のプペル』の会場に到着。エンタメ研究所のラババンをしっかりはめて意気揚々と会場に入ったものの、みんな長袖来てて見えんのよね~。袖を凝視するのも変態だし、難しい。夏だったらよかったのに。とりあえず、パンフレットと噂のライトリングを購入して席へ。年末にチケットを買ったときは良くわからずに神戸のチケットを抽選かけてて、当たってたのに情報の追いかけ方を知らずに期限切れ。まぁ神戸はそもそも厳しかったけど、どうしても見たかったから1月中旬になって再チャレンジ。この席をゲットしたのであるが…予想的中の最後尾。こんな見事に一番後ろって。人生で初めてかも。3階の一番後ろの4列目の中央付近。座ってみると、すでに前の席の人の頭でステージの手前が見えないのです。辛い。

まぁでもしゃーない。見にこれただけでも良かったと思おうぐらいの感じでいたら、隣のお姉さんに、「私ちょっと前のめりになっちゃうかもしれないので、邪魔だったら言ってください」と声を掛けられ、そうかそうか、みんなそうだよね。って何だか暖かい気持ちになった。

そうこうしているうちに舞台がスタート。最初の映像で、もう席が最後尾なんてこと、一気に忘れてしまうぐらい、グーっと舞台の方へ視線を持っていかれた。本の中に入り込んでいく感じ。すごい演出だ。今は舞台もこんなことになってるのね。話の展開や歌やダンスについていくのが若干忙しかったけど、絵本の印象とはまた違うスピード感、焦燥感みたいなものも表現されていて、楽しめたし、何より役者さんたちの演技が素晴らしくて、熱が一番後ろの私のところまでしっかり届いていた。あとは観客の皆さんが一緒に舞台を作っている雰囲気が良かった。好きな人は何度も足を運んでいるんだろう。役者さんのファンなのか、作品のファンなのか、もうこの際なんでもいいんだけど、「好き」が隠せてない。戦う役者、応援する観客。スタジアムと似ている。そこには確かに熱があって、内容で涙が出てるのか、この雰囲気に感動しているのか、混乱しつつも、最後の挨拶では力いっぱいの拍手を送っていた。

あの感情はなんだったのか。ところどころにちりばめられた、西野さんの想いもバシバシ飛んでくるのだけど、どの登場人物にも自分自身に重なるところがあって、それは弱さだったり強さだったり優しさだったり逃げだったり。単に「夢をあきらめずに頑張る人を応援します!」っていうだけじゃない、もっと人間の奥深い感情を抉り出されるような、そんな感覚。お寺で住職さんが語る「説教」に似てるのかも。博愛の中にある叱咤激励、生命の奇跡や道徳の矛盾と世界平和、さらには歴史は繰り返すなどなど。醜い自分の前に圧倒的な正論があると、人はびっくりして涙するのかな。舞台を見終わった直後は、あまり感想が出てこなかった。とにかく心動かされた。それだけ。

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新幹線は予定の時刻に間に合わず、仕事には大遅刻。誰かと話したい気持ちはやまやまで、感情を整理したかったのだけど、サロンのメンバーにも一人もお会いできず。残念。静岡について、ふと空を見上げたら、そこには美しい星空が。おい。泣ける。やめろ。なんでだろう。私には諦めてきたたくさんの夢があった。そのことを今更思い出してどうしろと。いや、今かかえている新しい夢の実現のために動けてない私を応援してくれてるの?泣けるじゃん、まじでやめて。俄然、年末の映画が楽しみで仕方がない。その頃には、今より強い私になっていることを誓う。ハートドリブンだね。

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