見出し画像

中小企業診断士🥸口述試験レポ(2022年1月23日)

こんばんは、りほ🥖です。
ついに終わりましたね、口述試験!

2次試験の合格発表から約1週間、怒涛のような日々を過ごし当日を迎えました。

口述試験はおそらく一生に一度しか受けないと思うので、記憶しておくために体験記を書きます。

なお、こちらの記事は臨場感のある現場の雰囲気や受験生の心の動きなどを知りたい方にはおすすめですが、口述試験対策に活かしたい!どんな対策が有効か知りたい!と言う方にはおそらくほぼお役に立ちません🐻
対策を知りたい方は、同期合格のまきこちゃんのレポートをご覧ください💁‍♀️

また、3人分の口述試験の内容を(ほぼ)完全再現したYouTubeを撮りました。
こちらもぜひご覧あれ!

口述試験までの流れ

まず、2次試験合格発表から2日後あたりに、パラパラと教会から受験票が届きます。
受験票には、自分の口述試験の受験会場と、時間が記載されています。
わたしは、ホテルシーガルてんぽーざんの大宴会場、時間は14時48分からでした。

その後、2次試験を通過した受験生たちはわらわらと口述試験対策を取り始めます。
「99%合格だから、大丈夫!」
その言葉を聞いて特に口述試験対策をしてこなかった受験生たちが大半でしょう。

そして、各予備校から配られる予想問題集を見て、こう思うのです。


「は?激ムズやん。」


そう、ムズイのです。意外と。
ここで一気にみんなが焦り出し、さまざまな対策を練り始めます。
わたしは、通っていた予備校(EBA)の対策会を1回、勉強会仲間との問題の出し合いを2回、いずれもZOOMで行いました。

数回練習すると、なんだかんだ2次試験で学習した内容を思い出し、なんとなく答えられるようになります。

わたしはこの対策会で合計10回くらい質問に答える練習をしました。
おおよその問題にはなんとなく回答できたので、まあ本番も大丈夫だろうと考えのらりくらりと過ごします。

なお、この勉強会以外では、
ももちゃんのTikTok
みなさんの音読系コンテンツ(リンクは代表としてsususuさんの事例Ⅲか

を面白おかしく聞いてたくらいです。(内容は全然入ってきていない)

「わたし、営業マンやし!プレゼンも慣れてるし!大丈夫やろ!」
こんな感じで思っていました。

口述試験前日

前日。わたしは当日の寝坊が何よりも恐怖だったので、受験会場となるホテルシーガルてんぽーざんに前乗りして宿泊しました。

ホテルシーガルてんぽーざんでは、海を見渡せる素敵なお部屋に。USJに近くUSJの宣伝物いっぱい置いてるのに、なぜか壁紙はプーさん。


完全に観光客向けのエリアですが
やはりコロナ禍…土曜なのに人が少ない。
今回の試験会場は同ホテルの宴会場。
宴会場を使う人が普段より少なく、このような試験会場としての活用も行なっているのでしょう。
試験用語で言うところの相補効果ですね。(やかましい)


とりあえず前日、素敵なお部屋でゆったり過ごし、久しぶりに当日の自分の解答を見直し。がんばったなぁ…としみじみ(←いいから与件読んで)

近所のカフェで3時間ほどお仕事。(←いいから与件読んで)

余裕綽々な感じで夜の20時ごろにお部屋に戻ります。

そして、さて…と二次試験で実際に使った問題用紙をようやく読み返します。とは言えあんまり頭に入ってきません。サラッとしか読めず。

まあ大丈夫っちゃろという気持ちになってしまっていました。

そしてわたしはまたきむももちゃんのTicTokを見始めます。

最後に鬼滅の刃のアニメ最新2話を観て就寝。

異変が起きたのは翌朝でした。

当日(10:00-14:00)

目覚めてまずは暖かいお湯をお風呂に張り、少し体を温めます。
そして支度を済ませチェックアウト。
荷物を預けて、14時48分に向けて、カフェで暇潰しをしようとして動き出します。

すると、10時からの最初の回を受けるのであろうスーツの人たちがたくさん歩いてきていました。
その光景を見ているうちにふと気づきます。

え、なんかお腹痛くなってきたんだけど…!?

やばいやばい、すぐに目当てのカフェに入りトイレに駆け込み。
その後口述オツ会として受験生の皆さんと交流。
全てを終えてスッキリした顔で現れる皆さんを横目に、わたしの中でどんどん膨れ上がる不安。

え、なんかお腹痛くなってきたんだけど…!?!

この流れを複数回繰り返し、わたしは10時のチェックアウトから本番まで、5時間、ひそかに腹痛と不安と緊張と闘っていました。
その間トイレに駆け込むこと5回🚽


見た目に出ていたかはわかりませんが、たぶん大阪口述オツ会にいたわたしはすこぶる調子が悪かったです。
ランチに暖かいお蕎麦をたのんだのですが、半分も食べられず😇←かなり珍しい

思い返してみれば、2次試験の時も、わたしは朝からど緊張が止まらず、泊まっていたホテルから大阪天満宮まで1時間もほっつき歩いてから会場に向かったんでした。

自分の虫の心臓っぷりに改めて気付かされた。

一人であわあわしつつ、同じ時間帯に試験を受ける竹中さんと一緒に会場へ向かいます。

当日(14:00-14:45)

開放感たっぷりだった先程の大阪口述オツ🤞🤠🤠‼️会場から、口述試験会場まで移動。
大阪の場合は、宴会場の入り口で受付をしていました。

受験票を提出し、おでこをピッてやるタイプの体温測定を行い、無事検温クリア。
待合室となっている宴会場に入室します。

シーン…

かなりの静寂でした。
一様に漂う緊張感。

そして宴会場の中で再度受付を行い、わたしが割り当てられた8班の席まで向かいます。


この再度の受付をしてくれた方が、たなかさん🤠に似てた。



たなかさん、概念じゃなく本体があったのね…それも2人も🤠🤞

そんな気持ちになり、少し緊張が解けました。

たなかさんありがとう。あと受付のたなかさん似の方も。


待合室である宴会場内はスマホ使用禁止ということで、最後にトイレに行きTwitterやLINEをチェック。
皆さんからの激励の言葉を受け取り、戦いの覚悟を決め、スマホの電源を切りました。

宴会場で待ってる時間は、おそらく約30分くらいだったと思うのですが、めちゃくちゃ早く感じました。


ちなみに、本当に見渡すかぎりスーツでした。
わたし、スーツを持ち歩いていなかったのでこんな服装で行ったのですが

☁️正直結構浮いてた気がします☁️

そもそも明るい色の服を着てる人も、柄の入った服を着てる人もいなかった。
まあでも、これで落ちるってことはないはずなので大丈夫かとは思うのですが。気になる人はスーツが無難かな?


最後に試験問題に目を通しながら、この期に及んで事例Ⅲの設定を間違えて覚えていたことに気づき、狼狽。(なぜか自社ブランド品は受注生産、受託生産品は見込み生産と逆に認識してしまっていた)
これ以上情報を詰め込んでも、メンタルが弱くなるだけだと決め込み、最後の10分はぽけーっと座っていました。

🤠「はい、では受験番号を再度確認させてください」

さきほどのたなかさん似の受付の方が、優しげな表情で話しかけてくれる。ここでまた「たなかさんに似てるなぁ…後でTwitterに書こう」と思って落ち着く。

👨🏻「では1477番の方。」

そして呼ばれるわたしの順番。
きたーーーーーー!!!!!!
🐻「はいっ!!!!!!」ガタンッ


口述試験本番(14:48-15:00)

大阪会場では、宴会場が待合室、ホテルのそれぞれのお部屋が受験会場ということで、案内の方の誘導に従い、7階までエレベーターで上がりました。

わたしが誘導されたお部屋の前には、椅子が2つ。
片方に荷物を置いて、両手を出してくださいと言われ、手を出したところアルコール消毒をしてくれました。

手を擦り付けていると、案内の方が部屋のドアを開けてくれます。
👨🏻「では中にどうぞ」

いよいよはじまる…!と思いましたが
不思議なことにここまでくるともう、ほぼ緊張していませんでした。

中に入ると、試験官と思しき男性がふたり。
おそらくどちらも40〜50代の男性、かと思われます。
試験官おふたりの後ろは海が広がっていたかと思います。たしか。
室内はこんな感じ↓


🥸「お名前と生年月日を言ってください。生年月日は和暦でお願いします。」
🐻「ハイ!宮原里歩、平成2年7月5日生まれです!!(元気)」

この時点でウンウンと頷いてくれる試験官のおふたり。あ、よかった、優しそうや…


🥸「ではこれから、口述試験を始めます。これから事例Ⅰから事例Ⅳの企業に関する質問をします。中小企業診断士として、お答えください。」
🐻「ハィ!ヨロシクオネガイシマァス(元気)」
🥸「まだです。」
🐻「」

まだです。の衝撃でこのあとお話されてたことは忘れました。一部すっ飛ばして、質問へ。
わたしは事例Ⅱと、事例Ⅳから、2問ずつ質問されました。

ここからは実際の質問と受け答え。だいたいこんな感じでした。多分ですが、わたしは1問2分も話せていなかったと思います。

口述試験の内容

事例Ⅱ

質問①
•お菓子の人気が出てきて、かつて取引のあったスーパーマーケットから、お菓子を置きたいという取引要望があった。取引を行う際の留意点に関して答えよ。



🐻(スーパーマーケットって、たしか国産大豆での豆腐を売って、あまりうまくいかなかったんじゃなかったかな…それなら)

🐻「スーパーマーケットでは、かつて、地元産大豆から国産大豆に変えて、比較的低価格で豆腐を販売していたと思います。今回のお菓子は地元産大豆を活用した高付加価値製品であることで差別化しているはずなので、そのこだわりを曲げず、高付加価値製品として販売していくことに留意する必要があると思います。」

🥸🥸ウンウン(頷き)

質問②
•B社の商品の販売チャネルを拡大していきたいと考えています。最終消費者向けの販売は、フランチャイジーやネット通販に任せたいと思っているので、それ以外の方法を教えてください。

🐻(最終消費者向けは任せるなら、B2Bについて答えれば良いのかな)


🐻「最終消費者向け商品はフランチャイジーやネット通販に任せるということで、B2Bの販売にういて検討する必要があると思います。B社であれば、例えば高付加価値製品を扱っているスーパーマーケットに豆腐を販売したり、京都の修行時代の仲間である和菓子店や、老舗割烹料理屋に向けて、豆腐やおからを卸すという選択肢もあるかと思います。」


🥸🥸ウンウン


事例Ⅳ
質問③
•D社が移動販売をやめた場合、企業価値にどのような影響があると思いますか。

🐻(これsususuゼミでやったやつ!!)

🐻「移動販売事業は不採算事業のため、収益面では企業価値はプラスに働くと思います。一方、移動販売事業は地域の高齢者の生活を支えている側面もあるかと思います。その面では、移動販売事業をやめることは企業イメージの低下につながる可能性があります。D社は地元密着企業で、固定客に支えられてきた企業であることも考えると、慎重に検討すべきと思います。」

🥸🥸ウンウン

質問④
•それでは逆に、移動販売を続けることを前提にした場合、不採算状態を改善するにはどうしたら良いでしょうか。

🐻(…)
🐻(…やばい、思いつかない)

🐻「あ、えっと、まず現在ですが、地域の高齢者向けに事業を行なっているかと思います。」

🐻「あ、ええ〜、これをまず、ターゲットを広げていくという選択肢があると思います。地域の若者であったり…あれ、高齢化だから若者いないか…。」

🥸🥸「…」

🐻(…ヤバイ、あ!この方向性にしよう)

🐻「まず、地域を広げるという選択肢があります。また、外食やネット販売の事業もあるので、そちらの顧客に移動販売があることをお知らせし、移動販売も使ってもらえるよう、クロスセルを狙うという手段も考えられると思います。」

🥸🥸ウンウン

🐻(ほっ)

🥸「ではこれで、口述試験を終了します。お疲れ様でした。」

🐻「アリガトウゴザイマシタァッ(元気)」

退場

以上です!噂にあった「他には?」も回答の掘り下げも、わたしのターンではありませんでした。

持ちうる知識の中で、なんとか回答できたと思います。ほんと〜にほっとしました😭😭😭😭

当日(試験終了後)

帰りは、試験時間が同じだった竹中さんと再び合流し、本町まで一緒に電車に乗りホテルまで帰宅。

奇遇なことに

•竹中さんも受付の人がたなかさんに似てると思っていたこと

•質問された問題が、4問すべて全く一緒だったこと

がわかりました。
もしかすると、同じ時間帯で同じ質問がされるようになってるのかなぁ?それであれば、問題の流出は防げますもんね🤔

試験前はおなかがいたくて緊張しまくってしょうがなかったですが、始まってしまえばあっという間でした。


今年口述試験を受けた方に言いたいことは
本当に口述オツ🤞🤠🤠‼️
です。



また、今年大阪で口述試験を受けた方に言いたいことは
受付の方、たなかさんに似てましたよね?
です。



そして来年口述試験を受ける方に言いたいことは
悪いこと言わないから、早めに2次試験申し込んで、口述も早い時間に終わらせときな
です。



以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

口述オツ🤞🤠🤠‼️


りほ🥖


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?