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渋峠スキー場(早朝営業)のレビュー。

今日は、志賀高原の渋峠スキー場に行ってきました。言わずと知れた、日本で一番標高の高い(2307m)スキー場です。みい太が好きな映画「私をスキーに連れてって」の舞台でもあります。

いやあ、行って来られてよかった。過去数年、子どもの体調不良や自分の体調不良で何度スキーの予定がキャンセルになったことか。
一昨年、正月にスキー場の近くの宿まで取っていたのに、家族からコロナが出てキャンセルした時の絶望感は一生忘れないと思います…。
4人の子ども達がみんな健康でいるというのは、奇跡的なことだと感じます。

GWというと、行楽地に出かけるという人は多いと思いますが、スキーヤーにとってはまだまだスキーの時期。ただ、みい太的には、暖かくなると雪面が緩んできてあまり楽しくないので、渋峠スキー場の早朝営業の時間(AM6:00~8:00)をねらいます。

朝が早いので、この日は子連れではなく一人で行きました。というか、子どもたちも、「パパまだスキーやるの…?」という雰囲気。この時期にまだスキーをしている父親に若干引いています(笑)。でも、今シーズン買った板を試したいんだもん!スキーは、おじさんをも童心に帰らせる魅力をもっているのです…。

1か月以上前から、「GWはスキー行きたいんだよね~」と念仏のように唱えていたので、家族も呆れて何も言わなくなりました。戻ったら家事を頑張るので許してね。

例年渋峠スキー場はこの時期に早朝営業を行っています。みい太は群馬県在住なので、毎年志賀・草津道路が開通(冬季は通行止めです)してから行くのがルーティン。ちなみに今年は4月24日に開通しました。

午前3時半起床で3時45分に自宅を出発。草津温泉スキー場(今シーズンは営業終了)一帯の、火山地帯の風景を眺めながら、愛車アルトワークス(別ブログ「アルト・ワークス」参照)で約2時間30分の道のりでした。

10年くらい前に最初に訪れた時は火山地帯の風景に「うわあ…。」と感動しましたが、何度も来る内に何も感じなくなってしまいました。人間の「慣れ」というものは恐ろしい。

かなり早起きしたつもりでしたが、滑り出しはAM6:15と、15分のロス。早朝の15分は雪面も刻刻と変化するので、少しもったいなかった…。次はもっと早起きしなければ!

朝の気温は5℃。もう少し冷えてほしいところですが、時期が時期ですから、文句は言いません。雪面は比較的硬くて、さすが標高2307m!という感じ。まあ薬剤(「硫安(りゅうあん)」ってやつです)を撒いて固めているんでしょうけど。

この渋峠スキー場の早朝営業は、この時期としてはとてもよいバーンを楽しめるのでおススメしたいのですが、一つ問題があって、早朝の時間に使えるトイレがないんですね。車で少し行った長野県側には硯川ホテルというところがあって、ここのトイレは使えるようなのですが、渋峠側(群馬側)からだと遠いので、みい太は腹痛などの緊急時以外は使いたくありません。

渋峠スキー場の近くには渋峠ホテルというところがあって、トイレもあるのですが、AM6:30からしか使えません。キャンピングカーで来ている人などは用を足してから滑れると思いますが、それ以外の人は6:00から滑る場合、尿意や便意を我慢しながら滑ることになります。

早朝の時間に来られる方でスムーズに用を足して滑り始めたい!という人は、トイレ付のキャンピングカーか、携帯トイレが必要です。もし腹痛に見舞われるようなことがあれば、かなり面倒なことになります。
バイオトイレという水で流さない簡易トイレのような物が駐車場には設置されてはいるのですが、使えない時の方が多いようです。この日も鍵がかかっていて使えませんでした。
早朝の時間帯に小さい子連れで滑るのは現実的ではないかもしれません。みい太は、なるべく草津温泉スキー場の手前のセブンイレブンで用を足すようにしているのですが、生理現象はタイミングもあるので難しい…。

滑り出した時点でかなりトイレに行きたかったのですが、15分我慢して渋峠ホテルのトイレに行くよりも、雪面が硬い内に滑りたい!ということで、トイレを我慢して滑ることにしました。
排泄の欲求よりもスキーへの欲求が勝るという、スキーヤーならではの現象に我ながら感心してしまいました。…単に馬鹿なだけか(笑)。

この時期、渋峠スキー場で滑ることができるのは、ウェーバーコースとゲミュートコースという2コースのみ。一般の方は「そんなの楽しいの?」と思われるかもしれませんが、スキーヤーは一つのコースにシングルリフトがあるだけでもうれしいものです。

以前、山頂の展望台のトイレが早い時間から使えた記憶があって行ってみたのですが、鍵がかかっていました。後からリフトのお兄さんに聞いたら8時半からしか開かないとのこと。結局トイレを我慢しながら11本滑って終了。早朝券は3000円なので、リフト一本300円を切る計算。この計算無意味かもしれないけど、1回300円なら許せるかなあ。

まだ営業前の展望台。何度か行ったことがありますが、晴れていれば絶景を拝むことができます。カフェも併設されています。


展望台の右側には、有名な「日本一標高の高いパン屋さん」があります(黄色い車両の奥の建物)。早朝の時間帯は営業していないので、家族と来るなら通常の時間帯(9:30~)がよいかも。夏場も営業しているので涼しさを求めて来るのもおすすめです。

滑り終わった後にようやく渋峠ホテルのトイレで用を足すことができました。ここのトイレは募金制。2000mを超える山の上で水を確保することは大変なことなのですね。お札もちらほら見えますが、みい太は100円入れさせていただきました。

トイレにはこんな張り紙が。

AM3:30に起きて、2時間半かけて到着、1時間半程度滑って、また2時間半かけて帰宅。帰りはAM11:00近く。スキーに全く興味のない人からしたら苦行ですよね。でもみい太にとってはその価値がある。価値があると思ったものには人はお金を払うんだなあ…。

この時期に来るんだから、滑っている人はみんなめちゃくちゃ上手くてプロ級の人ばかりか、というとそんなことはありません。純粋にスキーを楽しんでいる、という感じの年配の方も、ゆっくりゆっくり滑っていて、スキーの生涯スポーツとしての可能性を示してくれています。でも、ほんと、ゆっくり滑るだけなら、何歳でもいけるような気がします。スキーって素敵!

渋峠スキー場からは、天気がいいと富士山が見えるのですが、この日はガスっていて見えませんでした。残念!
みい太の使っているスキーアプリ「スノーウェイ」では、この日の最高速度は77.0㎞と記録されていました。この時期に雪山で生身で車と同じくらいのスピードが出せる体験というのは、なかなかの非日常感。爽快です!

リフト降り場からの朝一の景色。幻想的です!

今回は以上になります。スキーは昔してたけど、最近していないなあ、という方は、GWの少し変わった過ごし方としてスキーなんてどうでしょう。AM8:30~の通常営業の時間に来れば、山頂の展望台やカフェ、9:30~は有名なパン屋さんのパンも楽しめます。おすすめです!

※雪面硬化剤の硫安(りゅうあん)はスキーのエッジが錆びてしまうので、滑り終わったら、車に積み込む前にしっかりとタオル等で水分をふき取りましょう。今回みい太はタオルを忘れて、持っていたハンカチで拭いたのですが、拭ききれずに新品のスキーのエッジが錆びてしまいました(泣)。

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