2021はじめての逮捕

これは私が2021年に逮捕された事実(ノンフィクション)です。
もしあなたの人生において逮捕された時にぜひ役立ててくれれば幸いです。
逮捕、留置、検察、逮捕された後の事をなぜか学校などでは教えない。教えないから当然知識がない。いつここから出られるのか、恐怖と不安で腹が熱くなり、冷や汗が止まらない。
リアルな状況と心境をあますところなく書き残したいと思います。
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2021年コロナで静まった正月
今日も家の周りに吸い殻が落ちている。
いつものように、吸い殻をトングで拾い、
ビニール袋に投げ込む。投げ込む。
東京に引っ越してきて、数年道にゴミが多いのが嫌で、区に掃除して欲しいと連絡を入れたのは半年前だったか、ゴミ箱も喫煙所も撤去すれば街が綺麗になるなんてのは、性善説を堂々と言うのは公務員らしいといえばらしい。
しかし、現実はどっちの説か分からないが、今日も街にはタバコの吸い殻が落ちている。

それを人知れずポツポツを拾う。
正月の初売りの影響なのか、公園にも、道にもゴミはたくさんあった。
区役所は正月休みに入っているのか、街はゴミだらけで、当然ながらゴミ袋がいっぱいになった。
困ったことに、このゴミ袋を捨てるゴミ箱さえこの近くには存在しない。
そんな時に機動隊施設が見えた。
正月でも警察官は忙しい。
木の棒を持った警察官が、仁王立ちで門のど真ん中で死んだ目で遠くを見ていた。
そんな彼に近寄って声をかける。
「こんにちは、すいません。ゴミの拾いしていたんですが、捨てるところがないので、こちらで引き取ってもらえませんか?」
すると、彼はめんどくさそうに「うちはそういうのやってないから」
僕「いいじゃないですか、機動隊の周りのゴミも拾ったんですから

そんなこんなで話していたら、他の警察官も何よ何よとどんどん集まってきた。すると一人の警察官が「その手にもっているのはなんだ?凶器になるから離せ!」と何やらご機嫌斜めのようだった。

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