ミッションビジョンバリュー

世の中を明るくするってどういうこと?鳥貴族歴12年の田中がダンクのミッションを語ります。

大阪を本社に構える僕たちダンクは現在25店舗の鳥貴族を運営している中小零細企業です。そんな僕たちのミッションは「世の中を明るくする」こと。世の中を明るくするってどういうこと?

明るい、暗いは物理的に電気で出来ますが、結論から言うと、世の中を明るくすることに、正解はずっと見つけられていません。それは「世の中」を定義できないからです。ただ、それぞれの世の中を仮に「一人ひとりが見ているもの」だと定義して、今回は話しを進めていきます。

ダンクと鳥貴族は別会社です。が、ダンクは鳥貴族ブランドのみを展開しているため、鳥貴族の理念が現場にしっかりと落ちています。そんなダンク大好きな僕も鳥貴族愛を貫いて12年。「鳥貴族のうぬぼれ」という鳥貴族の理念が大好きで、心底共感しています。そのうぬぼれを紐解いていきます。

ミッションを分解する

「世の中を明るくする」を理解するために、まず言葉の意味を考えましょう。明るいってどういう状態?世の中って具体的に誰で、いったいどこの話?

世の中を明るくしたい!と、情熱だけでひた走っていた頃が長くありました。それこそ、お客様を笑顔にすることだ!と信じていましたし、アルバイトスタッフの皆に語っていました。それも全く間違いではありませんでしたし、過去の自分にとって誇らしい青春時代でもあります。

ですが、今の答えは「僕にとっての世の中とは、父、母、祖母、姉の4人です」と答えています。妻、子供が入っていない理由は、飲食業界で働くという決意したその当時があるからこその今だからです。

「アルバイト先のダンクで働きたい」

両親二人を目の前にし「焼き鳥屋で働きたい」と涙ながらに打ち明けました。それを涙ながらに聞いてくれた父、母が居ました。水商売という括りからは離れられないと正直に伝えてくれた祖父も、なんだかんだ支えてくれた姉も居ました。両親に話した後は一人で、車の中で声を上げて泣きました。「自分で決めたこの道で、この家族をずっと笑顔にしていくんだ」そんな決意をした21歳の9月14日でした。実現したい世の中とは、大切な人たちを悲しませず、その人達の世の中を明るくすることです。飲食店という手段で、間接的ではあるけれど、目の前のお客様を笑顔にすることが、結果として、大切な人の笑顔に繋がっていくと信じています。

そう考えられるようになってから「世の中を明るくする」という大きなミッションが、すごく自分事に思えてきました。「身近な人の笑顔のために、一生懸命頑張ることは、世の中を明るくするかもしれない」と気づけたんです。ようやく僕もスタートラインに立てました。12年かかりました。

すごいことを実現することは目的ではない

大きな夢や志があることは素晴らしいことです。たくさんの人を巻き込むような壮大な夢が実現できれば、すごいかもしれません。でも、夢や目標が今なくてもいいんです。応援したい、なんか力になりたい。そう思えるだけでも本質的には同じなんです。僕はそんな人の力になりたい。

世間的に立派なことに憧れを抱くことも悪くないでしょう。でも、あなたの暮らしている世界と、その憧れはどれだけ繋がっていますか?本当に大切な暮らしは、憧れで動いていません。家族が居て、友達が居て、生活があります。今の時代に求められていることは、自分が、自分のミッションに生きていくことだと思います。

周りと比較するのではなく、自分にとって大切なことを、大切だと言える大切に出来ることが、自分のミッションに生きるということではないでしょうか。あなたにとって大切なものは何ですか?その大切なものに気づけた時、僕たちダンクは「世の中を明るくする」ことが出来たと胸を張れます

あなたの世の中を明るくしたい。僕はミッションに向かいます。

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