papanda

白と黒の誘惑 https://ichitani.com/
固定されたノート

平成の終わりと令和の始めの境目で本を書きました。

「正しいものを正しくつくる ―プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について」というタイトルにて。2018年の年末年始からゴールデンウィークを費やし、5月いっぱいまでかかった。制作期間は5ヶ月。328ページの厚みを書き上げるには必要十分な期間だった。平成と令和の境目でつくるのにふさわしく、プロダクト開発において現れる境界、それをどう乗り越えていくのかについて書いた。

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違和感の先を、覗きに行く。

「違和感がある」という言葉の手前と、その先では、その感覚への向き合い方に大きな差が生まれると思う。

 違和感、つまり、何らかの対象について、嫌悪感あるいは何かひっかかりが感じられる。そうした感覚は、意思決定の際一つの要因として働く。時に、自身が思っている以上に、大きく。自分の信念とか嫌悪感は、無意識で選択肢の絞り込みに働いている。そのこと自体に気づくのが難しい。自分が気づけていないのでは?という

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人の相談になんてのるな。

講師をつとめる研修の終わりに、参加者からの質問というか相談に答えるようにしている。先日の研修で、ある受講者から「職場の開発をアジャイルにしていきたいがどうしたら良いか」というよくある相談が寄せられた。実はこの手の相談はやりとりに手間がかかる。相手の置いている前提、置かれている状況を的確に把握しなければならない。

私「なぜ、アジャイルに取り組みたいのですか」

 まず、狙いを聞かねばならない。St

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「正しさ」とは、何か?

大阪で劇場のような場所をお借りして「正しいものを正しくつくる」を上映してきた。100%人力による、映像のお届け。ちなみに大阪は私の故郷にあたり、「カイゼン・ジャーニー」に続き、この地にこうして凱旋できたのは嬉しい限り。

 この1ヶ月、話してきた青い本にまつわる内容をリミックスしたもの。いつも時間がなくて追い立てられるように話をしてしまうのだが、今回は十分に時間があった。1時間、話したいことを話さ

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プロダクトをつくるとはどういうことなのか。

青い本を発刊してから立て続けにイベントで話をしてきた。どんな話をしてきたのか少しふりかえり。

 まず最初に「正しいものを正しくつくる」とはどういう本なのかの紹介。お馴染みのインセプションデッキに乗せて。カイゼン・ジャーニーのときも、リーン開発の現場のときもつくった。

 日本の現場で磨いたアジャイルの言語化。どうつくるかだけではなく、何をつくるかへの踏み込み。こうした内容がまとまった形でなかなか

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正しいものを正しくつくれているか?

先日のコミュニティイベントを終えた後は、鳥取・船橋・静岡というジャーニーだった。鳥取で1泊、静岡で1泊。何処に行っても、正解も何も誰にも分からない模索の状況下で、それでも前に進みたい、進まざるを得ない人たちがいる。そうした人たちの想いに触れると、自分もまだまだやることがあると新たになる。あと10年どうするかなんて考えるのではなく、出し惜しみせずいきたい。

 こうした模索の中では、「正しいものを正

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