わかりやすいVBAコーディング

VBAを使うときの大きな問題処理速度が遅いことと、コードを理解できる人が職場に少ないことです。前者は配列を使えば解決できますが、後者はやっかいです。せっかく作ったシステムも自分が転出するとお蔵入りになってしまいます。だからできる限り単純で分かりやすいコードを書く必要があります。完全ではありませんが、以下の点に気を付けると初めての人にも構造を説明し、理解してもらえると思います。

VBAコードをできる限りわかりやすくするために

  1. 使うのはプロジェクトエクスプローラとコードウインドウだけ

  2. サブプログラム(サブルーチン・サブプロシージャ)に分割する

  3. 変数は日本語のローマ字表記がベスト

  4. 変数をサブプログラム間で共通化して、流しそうめんのように流す

  5. 動作確認はメッセージボックスを使う

  6. 繰り返しはFor Next、条件分岐はIF~ Then~End IFで統一する

  7. 変数宣言は Dimのみ書く

  8. イベントプロシージャは使わない

基本的な流れ

  1. 変数を宣言

  2. 出力領域の初期化

  3. ワークシートから変数へデータを読み込む

  4. サブプログラムにデータを流して処理

  5. ワークシートへ出力

文字ではわかりにくいので例を動画にしました。