ヨーロッパでiPhoneのeSIMを使ってみた。

コロナ下ですが、成田発のエールフランス便で、パリ経由でオーストリア(ウィーン)に来ています。今回の旅では、iPhoneのeSIMを使ってみたかったので、以前も紹介したフランスのOrangeという会社のパッケージプランを使いました。

1月有効で8GBとありますが、期限付きで15GBに増量されています。他社や、同じ会社の他のプランもありますが、以前Orangeを使ったことがあったこと、容量がこのくらいあった方がいいと思ったのでこのプランにしました。また、Top upといって、追加容量を買うことも可能です。(実際には、ホテルや日中過ごしているウィーン大学では、Wi-Fiが使えるので、ほとんどデータ容量が減っていません😅)

私の場合、最終目的地はウィーンなのですが、ウィーンについた時に、スマホで電話やネットが使えるといいなと思っていたので、フランスでアクティベートできるOrangeにしました。もちろん、Amazonなどで売られているSIMで、同じように使えるもの、もっと安価なものもあるとは思います。

iPhoneにeSIMをインストールしたのは、成田空港です。フライトの待ち時間で5分くらいあれば出来てしまいました。ただ、一番困ったのは、eSIMの詳細がPDFで届くことでした。このPDFにQRコードが載っており、iPhoneでこれを読むことでインストールや設定が行われるようです。iPhoneでQRコードの画像を(カメラを使わないで)読ませるやり方がすぐに分からなかったので、持っていたノートPCでPDFを表示させて、なんとかインストール出来ました。

申し込みに必要なのは、個人情報とクレジットカードです。クレジットカードが決済されると、メールで上に書いたPDFが届きます。QRコードを読まさればインストールされます。

この状態で飛行機に乗り、パリに着いて、まだ滑走路を走っている時に、iPhoneの機内モードをオフにすると、すぐにOrangeからSMSが届きました。これで開通、アクティベート成功です。ただ、これは電話が使えるようになっただけで、まだデータ通信(インターネット)は使えません。

iPhoneでインターネットを使うためには、
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で、eSIMの回線(適当な名前を付けられます)を選択します。これで行けるはずです。具体的には、4G(3G)の文字が出ます。

同じようにウィーンで使うためには、「データローミング」を許可しないといけません。
「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」でeSIMの回線を選び、「データローミング」をオンにします。

私は日本の電話番号にかかってきた通話も受けたいので、日本の回線もオンにしてあります。一度かかってきたようですが、その時には取れませんでした😅

以上のような感じで、ウィーンに着いた時には、自分のiPhoneでインターネットが使える状態だったので、空港でBolt(配車アプリ)を使うことが出来ました。空港のロビーならWi-Fiが使えたでしょうが、空港の建物を離れるとどうにもならなかったと思います。

と、こんな感じで快適にeSIMが使えています。数年前であれば、キオスクでSIMカードを買ったりして手間がかかったことを考えると、格段に便利になりました。

iPhone(iPad)でeSIMの利用を考えると、Apple SIMを使うことも可能ですが、そちらは今回は検証していません。

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