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〜PAPAのレース回顧〜◆重賞回顧・結果(中山牝馬S・金鯱賞・Fレビュー)◆次走の軸馬候補・次走の狙い馬


お疲れ様です。先週の競馬お疲れ様でした。
勝った人も、負けた人も今週もまた同じスタートラインで競馬は始まります。その時他の人より少しでも、優位な場所からスタートを切る為に必要なのがレース回顧かなと思いますので今日もやっていきましょう。
競馬は外すことの方が多く、また運の要素も深く絡んでくる(ハナ差、詰まる、出遅れる、接触…)ので良くも悪くもそれに慣れることが重要です。変わらないのは理論はブレない。という事です。連敗をするとついつい人気どころから当たりそうな馬券で置きにいってしまったり、悔しさのあまり自暴自棄になったり…と更なる悪夢へ突入するハメになるのでいつでもどんな時でも冷静に毎週同じメンタルでスタートしていきましょう。

さて先週はというと、
土曜日にそれなりに当てて、日曜日に惨敗。
前哨戦・トライアルの難しさを改めて痛感した日曜日でした。

こんな経験ありませんか?
レストランに行ってメニューを開いて食べたいものが複数あったとします。これも食べたい、あっこれも美味そうだな。やっぱこっちにしようかな……でも注文するのは1つな訳です。結果的に選んだメニューを食して『やっぱあっちだったかも…』という経験が。

今、自分の体が欲しているものはわかりますからある程度は絞られます。ただそれが複数あると最後はどれか一つに腹を括って決めなければなりません。
ハンバーグかパスタで悩み、ハンバーグを注文するも、やっぱりパスタにすればよかったなぁ…。の場合別にパスタでもよかったけど決めなければならないのでハンバーグにしただけで反省してもしょうがない事でしょう。

→感覚的にそれに近いことが競馬でも多々起こっている、そんなレースがあるというお話です。

今年のフィリーズレビューも勝ち馬エドヴプレが弱いなんて思ってませんし、むしろ二桁人気で穴を空ける馬は例年前走1200mだったりします。
実際に予想記事でも 
『例年追って味ある千二組の好走があり、今年ならそれに該当するのはエトヴプレ』と記載していましたし、1200mで差し損ねるだけで必ず伸びてきたように1400mへの延長はプラスに働く可能性も重々承知していました。エドヴプレを本命にする人がいてもまるで驚くこともない。

ですが、コラソンビートの様なすでに世代上位の力を示している馬をはじめ、エドヴプレの様に1400mがプラスに働く馬は他にも数頭いました。『買える馬』というグループ分けをしたらエドヴプレは当然そのグループに入っていましたが他にも『買える馬』がいたというのが難しいレースだったという事です。

結果的にどこに落とし所を作るか。
私は最終的に『距離短縮組』が有利になると見てマイル組から決め打ちをしましたが、結果的には1〜6着まででマイルからの短縮馬はコラソンビートのみ。1200m〜1400mを使ってきた馬が上位独占する内枠有利の軽い決着になりました。

競馬において1番難しいシチュエーションは、
レースレベル、強い馬の有無ではなく『買いたい馬・買える馬』が複数いることです。

世間の皆さんも同じ気持ちだったんだなと思います。
このオッズを見ればわかります。
11番人気、12番人気が絡んだのに3連複が290倍なんてことはそうそうありません。弥生賞なんか3-6-9番人気決着で3連複330倍でしたからいかに、フィリーズレビューは拮抗し、皆悩んでいたのかがわかるオッズでした。

こういうレースは正直申し上げると、なぜ当てられなかったのかを反省しても効果としては薄いかなと。10回やれば10回違う結果になる様なレースですからあまり深く考えず、切り替えて行くのがベストです。競馬には来るとわかっていても…なんてことはよくありますし、結果的に馬券に落とし込む時に腹を括って決め打ちをしなければいけないので、今回のレースを反省するならば、そういうシチュエーションの時はリラックスして楽しむ。を心がける事です笑
買いグループの中にいる1番人気薄から楽しむ。くらいが良いかもしれません。つまりは『レース選び』の重要性も同時に試されるという事です。

競馬でハズレを繰り返すと嫌になってしまうでしょう。もちろん基本は本人の競馬力の問題ですが、仕方ないレースというのもある。と思う事も競馬を長くやって行く上で重要かもしれませんね。

次走の軸馬候補』…
今走を見て次走出走時には【馬券の軸】として狙える可能性の高い馬をピックアップしました。次回に向けて頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

『新馬戦&芝未勝利勝馬評価』…
ここは対クラシックというより、クラシックに向けて行われる難解な2〜3歳重賞トライアルをスムーズに予想を行なう為のもの。クラシック本番にまできてしまえばある程度の情報は出揃いますが、情報の少ないそれまでの参考になればというものです。

その他】記載通りの内容で評価…

重賞短評』…
短評が必要な馬だけ簡単に記載あります。

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◆重賞回顧・予想結果

【 中山牝馬S(GⅢ) 】
1着△コンクシェル
2着◎ククナ
3着△シンリョクカ
結果→『的中』  

雨の影響残る馬場、小回り適性、10着までが0.5秒差の大混戦。特殊な環境下での1戦となりこれがそのまま能力順という訳にはいかなそう。ここはここ。と切り離して考えたい。

1着コンクシェル
ハナを選択したのは正解。元々切れない・バテないの馬で悠長に控えると脚を使いきれないことも。積極的かつ自分のリズムを崩さなければとにかくしぶとい。
岩田望来騎手も良く理解しており距離は千八ベスト。
軽ハンデにも恵まれたが馬自身も力はつけてきている。

2着ククナ
ラストランで初重賞制覇にはならなかったが、続けていれば牝馬限定なら重賞は勝てていた馬。お疲れ様でした。

3着シンリョクカ
内枠の方がやはり良い。馬群苦にせず、抜け出して来れる馬。距離はイマイチ掴めないが1800〜2000mくらいが良さそう。現状だと持ち場はこれくらいかも。牝馬限定G2〜3まで。

4着フィールシンパシー
外から先行してしぶとく粘る。距離はマイルの方がいいと思うが今の調子の良さも示した。内枠なら違った結果になったかも。今後もマイル〜1800mあたりで逃げ〜番手がベスト。

5着コスタボニータ
やれることはやったけどやはり典型的な内枠巧者。
位置取りもいつもより後ろすぎた。一列前なら違ってたか。

フィアスプライド…内枠マイルの軽い馬場向き。

ラヴェル…見直し。インに突っ込む不可解な内容。結果的に横山武史のミス。結果的に。見直し可 。

【 金鯱賞(GⅡ) 】
1着△プログノーシス
2着◎ドゥレッツァ
3着△ヨーホーレイク
結果→『ハズレ』  

エアサージュの単騎逃げかと思われたがシーズンリッチが絡んだことで隊列はすぐに収まらず、先団全滅。
上位二頭はG1に向けて好発進。

1着プログノーシス
川田騎手『あまりいい状態ではないと思っていました。今日の返し馬からも状態はきついと思っていましたし、道中もストレスを感じる走りでしたが、何とか我慢して走ってくれました。向正面からどうしようかと思っていました…』1年間で見違える様な器用さを身につけており今回は地力勝ち。大阪杯なら勝ち負けに持ち込める。

2着ドゥレッツァ
直線の進路取りでもたついた。流れに乗せてずっと長く脚を使えるタイプなので広いコース向き。今回は休み明け、59キロで踏み遅れるなどの悪条件と考えればG1に向けて上出来。大阪杯という感じではないので天皇賞春、宝塚記念あたりはかなり合うはず。

3着ヨーホーレイク
2年以上の休み明けも、ステラヴェローチェに先着し、かつてのクラシックトップクラスに君臨していた馬らしく地力があった。ここから順調ならばG1でも見応えのあるレースができる。

4着ハヤヤッコ
例年通り終いにしっかり脚使う。展開一つでG3あたりならまだチャンスがありそう。

5着アラタ
近走の不振から抜け出しそうな光差し込んだ1戦。
能力的には重賞級。ここから再度復調してくれれば。距離はもう少し長くても良い。

【 フィリーズレビュー(GⅡ) 】
1着△エドヴプレ
2着○コラソンビート
3着△セシリエプラージュ
結果→『ハズレ』  

このレースはきたる桜花賞(阪神1600m外)とはまるで条件が異なり、トライアルとしてはいわば支流のレース。本番に向けて…というよりこのレースはこのレース。先々ではスプリント転向馬が多いレースでもあり今年もあまり桜花賞でどうこうという感じはない。

1着エドヴプレ
数字的にはハイペースだが、即隊列が決まった先行隊列でのハイペースでスピード、内枠がキッチリハマった会心の勝利。これ以上のチャンスは今後訪れないと思うので、葵Sの方が現実的。今回逃げた事で千二でも以前より位置を取れる様になると思うので。今後は千四を中心に活躍できるだろうが、マイルとなるとかなり厳しい。

2着コラソンビート
条件、体調共に良くないとはいえこの相手ならばちぎるくらいをしないといけなかった。ドゥレッツァの2着とはまるで異なり、桜花賞が一気に見えなくなった内容でもあった。そもそもマイルはベストではないというのも前提。

3着セシリエプラージュ
ロスなく運んで器用に差してきた。今回はM・デムーロ騎手の手腕によるものが大きい。

4着バウンシーステップ
よく伸びて健闘したが能力通り、まぁこれくらいかなという印象も。力は出せた。

5着オメガウインク
大外枠から差して5着は今メンバーの中でどの馬よりも今後の成長と活躍が期待できる。岩田騎手も上手く乗ったがそれ以上に馬自身の強さも光った。

レディマリオン…やはり距離不足・延長見直し
シカゴスティング…1200mベスト。夏に直線出てきても良いくらいのスピード型。
ドナベティ…能力あるがここのところスタートがうまくいかない。それさえクリアすれば上位と差はない。

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◆次走の軸馬候補
今回のレース内容が素晴らしく、昇級&現級の次走も『軸』で買える可能性のある期待馬。

A…次走(昇級)も能力上位で軸不動
B…次走(昇級)も馬券内なら信頼、条件向けば軸不動
C…次走は条件次第なら馬券内も
D…次走は少し壁があるかもしれない

🔵3/9(土)

中山競馬場

4Rクインズポラリス(C)
まだまだ成長途上で背腰の甘さが残りスタート後にふらつく面が課題。そのため内枠だと怪しさ残るがスタートさえ決まれば昇級しても問題ない。今回はスタート決まり、地力で楽に余力残しての完勝。まだまだ成長する。

6R グラウンドビート(A)
半兄ダノンファストもダート転向で成功。ダート替わりで楽勝。この産駒は総じて中山巧者。中山コースならば昇級しても即通用する。3歳ダート3冠路線に食い込めて良い素質あり。

7Rへデントール(A)
母コルコバードらしい長距離馬で本来2000mは短いがC・ルメール騎手の手腕で勝利。騎手変わると取りこぼすかも。秘める能力高いがここから更に良くなる馬なので長い目で見つつ追っていきたい。距離延長なら上のクラスでもまだまだ通用する。気は早いが菊花賞路線に間に合えば。

10Rスピードオブライト(現級上位)
とにかくセンス溢れる馬で、スタートも速い。その為する形にどうしてもなってしまうが、溜めた方がゴールまで伸びるタイプ。先行しても控えても問題ない。このクラスはいつでも勝てる。石川裕紀人◎

12Rサウザンサニー(B)
イン不利の馬場を終始ラチ沿いを通って、ラチ沿いから力強く伸びてきた。着差以上に完勝と言っていい。
馬群、狭いところ苦にせず走れる。昇級してもまず問題ない。

 
阪神競馬場

3Rメイショウミシガン(C)
サトノアラジン産駒はダートでも実績がある様にこのダート替わりは大きなポイントになりそう。芝スタートもあったのでダートスタートコースは鍵になりそうだが素晴らしい行きっぷりから追っての良さも見せて完勝。1200mでもこなせそうな印象。

7Rサラサハウプリティ(B)
元々素質は高かった馬。血統通りダート転向後は安定しており、まだ成長もありそう。緩急に弱いドレフォン産駒なので先行して抜け出すこの形はベスト。外枠の方が良さそう。内枠でやや疑う。

8Rマイネルグロン(S)
もはや敵なし。オジュウチョウサンの全盛期を彷彿とさせる現在障害界に太刀打ちできる馬は不在。普通に回ってきただけで楽勝の内容でまだまだマイネルグロンの天下は続きそう。

9Rショウナンラプンタ(C)
新馬戦でサトノシュトラーセをちぎった得意の阪神。距離延長歓迎、阪神特注のキズナ産駒。あまり器用さがないので阪神2400mという舞台もよかった。低空飛行の大型馬らしい大きなストライドとパワフルな走り。まだまだ成長途上。ここからよくなりそう。

中京競馬場

7Rティムール(C)
新馬戦はグランヴィノスの2着、青葉賞ではスキルヴィングと0.4秒差…ここまでの戦績は(1.4.5.3)で馬券内率77%を誇る実力馬かつ堅実型。距離を変え、コースを変え…だが勝ちきれない。理由はわからない。ただ2000m以上なら常に現級は堅い。横山典さんあたりにまわってくればかなり面白い一頭。

10Rエイカイマッケンロ(B)
得意の中京(2.3.1.1)で勝利。出遅れたが功を奏した形。引き続き左回り2000m以上なら安定。

ウインオーディン(現級上位)
リズム重視の結果逃げ。差し届く展開でも地力で粘る。折り合い一つだが現級なら上位。

🔴3/10(日)

中山競馬場

1Rグランルチャドール(D)
ダート替わり&短縮で一変。大外枠・芝スタート・脚抜きのいい馬場という好条件は揃ったとはいえ外から先行して楽に抜け出し追って伸びた。次走が資金石。

6Rピュアキアン(現級上位)
中山ダート1800mはこれで(1.1.2.0)砂被り弱く、ハナか外枠が必須条件だがこの舞台現級なら安定。控えても結果が出たのは収穫。

9Rアグラシアド(B)
先行競馬をここの所繰り返してきたが、津村騎手乗り替わり、溜める競馬で爆発した。津村騎手とはよく手が合っており『2.0.1.1』敗戦は内枠先行有利の重賞ラジオNIKKEIで外枠から追い込んだ時のもの。勝ちっぷり、余力共に優秀、上のクラスでもこのコンビならやれる。

ラファドゥラ・ミヤビ(現級上位)

10R東風S(粒揃い)★
ディオ(重賞級)
デビューから(5.7.3.3)馬券内83%を誇る超安定センス型。敗戦は新馬戦と重賞の5着のみ。リオンディーズ産駒らしくここにきて晩成型の血が爆発。このメンバーに楽に抜け出して追い出しを待つ余裕すらあり。重賞級。

ノースザワールド
昨年の荒れ馬場のスピカS勝ち以来、得意の中山で好走。タフな荒れ馬場もうまい。今後も中山1600〜1800mくらいが良い。スタートが課題。

ホウオウビスケッツ
前半掛かった分、ラスト伸びきれず。今後も折り合い一つ。内枠向き。荒れ馬場・急坂全く苦にしないパワー型。

シルトホルン
血統面はいかにも中山巧者という感じだが、成績は東京の方が…。元々マイルで勝ってきた馬らしくスピードあり特に近走はマイラーっぽくなりつつある。今後もマイルくらいが走りやすそう。どこかですぐに出番はある。

メイショウシンタケ…綺麗な馬場で見直し
ラインベック…不利な内枠&馬場合わず見直し

中山11Rキャットファイト(本番厳しく)
芝のいいところを選択し最内枠からロスなく運び、最短距離で抜け出す。完璧な立ち回りとは裏腹に内容は特に成長なく。

ラヴスコール(巻き返しあり)
勝ち馬の真逆で外を回す致命的な距離ロス、持ち前の器用さを生かしきれずも脚力のみで迫った。勝ち馬よりも内容は優秀で見直し可 。内枠ベスト。

メイショウヨゾラ
単騎逃げならとにかくしぶとい。今後もこのパターンは度々起こりそうなので注意が必要。

 
阪神競馬場

5Rディスペランツァ(A)
2F短縮で最後方からになるも慌てずじっと脚を溜めて差し切り勝利。追い出してからの反応鋭く、一瞬で抜き去り余力も残した。M・デムーロスタイルと相当合うのでこのコンビならまだまだ上のクラスでもやれるはず。

アルトゥーム
1400mくらいの方が良さそう。短縮見直し

6Rベルウェザー
距離縮めて内容良化。昇級初戦からメド立つ内容も1.2.3番手がそのまま入線した展開を唯一12番手から差してきており、着差通りの能力ではない。引き続きダート短距離路線ならば現級上位。武豊◎

中京競馬場

10R昇竜ステークス(OP)
チカッパ
ダート転向後距離長かった1600mを除けば全馬券内。逃げ馬を上手くマークする形でわずか差し切った。好位抜けだし安定。

ジョージテソーロ
逃げても控えても問題ないセンスと成長力に今後期待。国内ダート3冠路線で活躍できると思うが、UAEダービー(1900m)に参戦するのは意外だった。

ナスティウェザー
追ってしっかりしており終い堅実。距離は1400mがギリギリだと思うので1200〜1400m路線で。

回顧はここまで。
今週もいい予想ができるように心がけて集中して1レース1レース臨んで参ります。お疲れ様でした。

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帯獲った人にはねだります。それはねだらせてください。